●バイオリン本体とメンテナンスが好きらしい

小6の息子は、小3の時からバイオリン教室に通い始めて今も通っています。息子はバイオリンの演奏も好きらしいのですが、どうも、バイオリンのメンテナンスと修理が一番好きらしい。

彼は、バイオリン本体へのこだわりがすさまじい。家での演奏練習の始まりと最後には、丹念にバイオリンを磨いています。そこまでやらなくてもよいのではと思うくらいです。そのため、なかなか練習がスタートしません。

練習の合間にも、ポリッシュ(磨くための液体)がどうの、ニスがどうのと喋っているので、あまり練習が進みません。とにかく、バイオリンにこだわりがあって、それを喋るのが好きらしい。

バイオリンの演奏が好きな子供はけっこういると思いますが、バイオリン本体がこんなに好きな子供はめずらしい気がします。

彼はバイオリン本体が好きすぎて、弦の張替えなどでお世話になっていたバイオリン屋さんに行くたびに、店長さんにいろいろと質問したり、話をしてもらっていたそうです。

そこまでバイオリンに興味を持つ子供がめずらしいためかもしれませんが、いつのまにか店長さんに仲良くしてもらえるようになりました。親がお願いしたわけではないのですが、工房でバイオリンの修理やメンテを教えてもらえるようになりました。息子が店長さんにお願いして教えてもらえるようになったのか、成り行きでそうなったのか私もよくわかりません。通わしてもらうようになってから、かれこれ2年ぐらいになります。

バイオリン屋さんの店長が信じられないくらい親切な方で、そのような方に出会えた息子はとてもラッキーだと思いますが、息子はバイオリン屋さんに、とてもうきうきで出かけてゆきます。バイオリンの修理や構造を教えてもらっているせいもあり、最近はさらにバイオリンについて詳しくなっています。

●久しぶりに息子が紙バイオリンを作ったら、進化していた

小6の息子は、小さい頃から工作が好きで厚紙でいろんなものを作っていました。バイオリン好きなので、小3から厚紙で紙バイオリンを作り始めました。

先日、息子が何か作っていると思ったら、久しぶりに紙バイオリンを作っていました。
本人の話だと、以前作ったものより進化しているらしい。進化したのは、バイオリンの修理を通じて詳しくなったせいもあるようです。
紙バイオリン1 (2)
(今回できた紙バイオリン)

息子の説明による進化したポイント
・ネックの裏側の曲線が自然になった
・ペグ上のスクロール(うずまき)の仕上がりがよくなった
・側板の厚みがリアルになった
・F字孔の形が整った
・ニスの感じがよりリアルになった

そう説明されると確かにそう見える。好きでバイオリンをいじくりまわしていると、人が気づかないこだわりのポイントに気が付く様になり、上手になるものだと感心する。
紙バイオリン2
(今回できた紙バイオリン)ネックの裏側の湾曲が自然。

紙バイオリン3 (2)
(今回できた紙バイオリン)ニスの感じもよりリアルになった。

●以前に息子が作った紙バイオリンを振り返る

これは小学校4年生の時に作った紙バイオリン。これもよくできているが今回作ったものは
さらに進化していると思う。
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(小4の時に作った紙バイオリン)
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(小4の時に作った紙バイオリン)

小学校3年生の時にプロのオーケストラの演奏会を聞いて帰ってから、紙でバイオリンを作って弾くマネを始めたのがバイオリンへのこだわりの始まりです。
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(小3の時に作った紙バイオリン)

こうやって過去の写真を見てみると、親としては、息子にバイオリンを習ってほしいと思ってプロの演奏会に連れて行ったわけでは無いのですが、演奏会がきっかけとなってバイオリンに興味をもったのだなーと振り返ってみると思います。

親としては、興味を持つきっかけを作れたことは良かったと思いますが、まさか紙バイオリンを作ったり、バイオリン本体や修理にこれほど興味を持つとは想像すらしていませんでした。

親はきっかけを作ることはできるのですが、そのきっかけがどう広がったり、変化進化していくかまでは予想できないものだと思いました。

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