神奈川東京精子提供ボランティア

東京都~神奈川県を中心にシリンジ法で精子提供をしています。

提供件数の制限と最終的な出生人数の調整について

2019-06-05 21:25:31 | 日記
私は提供依頼をお受けする件数を3件としたいと思います。



理由は主に3つ




①近親婚対策


実は、私はこのブログを立ち上げる前に提供経験があり、実際に妊娠出産された方がおられます。
活動拠点こそ変わりましたが、すでに私の遺伝子を持って産まれたお子さんがいる以上、
近親婚のリスクは非常に低いながらも存在しますし、提供件数、出生人数も奇数とすることで、
不安をできるだけ取り除いておきたいと思います。情報の管理、交換をするご用意もあります。


②将来的に弟さん妹さんを望まれる家族への対応


提供前に2人目についてすでに考えておられる方もいる事と思います。シリンジ法は簡単で便利な
方法ではありますが、病院での人工授精よりも確率は低く、ドナーが根気よく提供する必要があります。
それに、何年か経ってからさあ再び提供!となったとき、私も産む女性も年をとるので、
難易度はさらに上がります。

もちろん1人いれば充分と考えるご家族もおられるでしょうが、私自身二人っ子家庭で
育ちましたので、兄弟姉妹のいない生活の想像が難しく、たとえ今はその気がなくとも、
将来ご家族を増やしたくなったとき、対応したいと思うからです。


③出自を知る権利の尊重


私は匿名ではありますが、お子さんが自分の遺伝子の半分がどこからきたのか?それを知りたいと思った時、
その気持ちに応えてあげたいと考えています。国内海外のAIDや精子バンクでの当事者の声の記事、
関連書籍を読んでいて思うのは、やはり自分のルーツがどこからきたのか分からないと
子どもは不安に思うということです。そしてそれは、一度該当する人物に会ったら満足するものであったり、
なんらかの節目に機会を調整して何度か会いたいと思ったり、人それぞれであり、
その子たちの希望に沿った形で実現したいと思います。

もちろんあえて会いたくないという意思を示す子もいるかもしれないので、その時は気持ちを尊重してあげたい
と思いますが、①のように万が一の近親婚という可能性もあるので、お子さんのより詳細な情報を
ご両親か本人からお預かりをさせて頂きたいと思います。ご了承ください。


私はドナーとして子どもを望む方に精子を提供する以上に、
将来お子さんに「きみはご両親(お母さん)に心から望まれて産まれてきたんだよ」
とお伝えする、“幸せのための証人”でありたいと考えています。
そして、その言葉に重みを持たせるためには、提供件数は少ない方が良いでしょう。

以上で制限を設ける理由の説明を終わります。出自を知る権利関連については、
折を見て書きくわえたい、書きなおしたいこともあるので、また別記事を作ると思います。











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