「漢委奴國王」の"奴"なる字義を問ふ | 奇妙なクソブログ 第二部 -その誇り高き血統-

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バカバカしさに辟易(○゚ε゚○)

「奴」は「匈奴」の語に用ゐられたる字なり。邦語「奴」を「ヤツコ(yakko)」と云ひ、邦語賤しきことを「ヤツ(yatsu)」と云ふ。然れば「奴」の語「賤(シヅ、セツシヤ)」と同義なり。

 

「匈奴」は古韓語にて「hun-no(フン-ノ)」と發音したり。古蒙古語にては「hun-nu(フン-ヌ)」と云ひ、古支那漢語にては「qyo-nā(キヨ-ナ)」發音したり。

古韓語・古蒙古語「匈」を「hun(フン)」と云ひ、然れば匈奴は「Huns(フン族)」と同義なり。畢竟、「匈奴」の義は「フン賤」なり。

 

我古代の「賤」の舊稱「奴」なり。古蒙古語にて奴を「nu」と云ひければ、「奴婢」の奴は明らかに「nu」と發音したりと解すべし。

 

漢語にて匈奴を「qyo-nā(キヨ-ナ)」と云ひければ、漢帝國期に於ては「奴」を「nā」と發音したること明らかなり。「漢委奴國王」͡此中の「奴」の發音「na」であると云ふ。「奴(na)」と「奴(nā)」の相違母音の伸張已なりて、漢語に於て「奴」は疑ひもなく「nā」と發音したりと解すべし。

 

 

 

 

 

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