#一票の格差 に関する名古屋高裁金沢支部の判決が出た。
もう何年も前から思っていたことをパチパチ打ってみた。

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年々、地方と都市部との格差が大きくなるに伴って、都市部から選出される国会議員が多くなることは仕方のないことだけど、地方選出の国会議員が少なくなり過ぎてはいないだろうか。

先の「ガソリンの走行距離課税案」のように地方の実態を理解できず、軽視する結果となり、都市部中心の行政が行われる傾向にあると感じている。

 

石川県の一票の価値が、福井に比べて0.68票であろうが、富山に比べて0.72票であろうが、何か問題があるのだろうか?鳥取と島根のような合区の方が、より不自然であり一部の国民の声が国に届きにくくなりはしないのだろうか。

そもそも左巻きの市民団体が、選挙区割りの定数を違憲だと訴え、現状に合わない選挙制度の根拠をなす憲法改正を言い出さないのだから、筋金入りの護憲派なのだろ。

日本国憲法の第43条第1項には、「両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する。」とある。
つまり、「選出された選挙区の代表」とはどこにも書かれていないし、どこから選出されようが比例区であろうが全国民の代表なのである。

地方が過疎化していようとも、そこには人々の暮らしがあり、都会の何倍もの豊かで広大な山や海があり、素晴らしい伝統や文化が育まれている。
なのに、それを知る代表者が永田町に少なくなり過ぎてはいないだろうか。

大幅に選挙制度を改正するには、どうしても憲法改正が必要となるが、「憲法改正=9条改正」のみを意識する国民が多く、難しいのが現状であるが、ようやく改正の積極派&容認派の国民が半数を超えたのだから、「両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する。」の「全国民」の部分について上手に改正して頂けないものかと思う。