本日もケンズ鉄道にご乗車いただき
ありがとうございます。
巡り来る4つの季節を折々の祭事で
愛でる日本の慣習はとても素晴らし
いことだと感じます。
目に見える風景や肌で感じる空気
の変化に意識を向けることは、ともす
れば退屈なルーティーンになりがちな
日々の暮らしに、気持ちの抑揚をも
たらしてくれますし、時間に区切りを
つける上でも重要なことであるように
思います。
「ぼくらこどもにとっては、りゆうは
よーわからへんけど、とにかく
いろんなお祭りはめちゃたのしい
わー (^o^)/ 」
子供や若い世代がお祭りを楽しん
でくれることはとても喜ばしいことでね、
それはみんなが大人になってもお祭
りを引き継いでいってくれることにつな
がるから (^-^)
「ほな、次にやってくるたのしい
お祭りはなんやろか?」
ずばりそれは、ハロウィーンだよ!
毎年10月31日で今年は月曜日
になるね (^^
もちろん、ハロウィーンは日本古来
の祭事ではありませんが、季節の
変化と大きな関りがあります。
起源と言われるアイルランドでは、
かつて秋の終わりと冬の始まりとし
て1年を締めくくる日本でいう大
晦日に当たる日が10月31日で
あったそうです。
「冬のはじまりにしては
ちょいはやない?」
アイルランドは北海道の北にある
樺太の北端ぐらいの緯度にあるから
冬の到来がずっと早いんだよ。
この日には、死者が悪魔や化け物
に姿を変えてこの世にやって来ると
言われていたため、子供たちは同じ
ような格好をして、それらに気づか
れないように工夫していたそうです。
そうのような風習が、現在のハロウィ
ン仮装の始まりなのだそうです。
「ほな、ハロウィーンでは、鉄道もけいも
”仮そう”したらええねんな (^^ 」
そう、毎年一部の鉄道模型メーカー
では、ハロウィーンにちなんだ製品を
発売しているんだよ (^^
Oスケール(ゲージ)では、ライオネル
社やMTH社が楽しいハロウィーン
車両を出しています。
我らがNゲージでも、マイクロトレイン
ズ社とアトラス社が毎年違ったデザ
インでファンを楽しませてくれます。
マイクロトレインズ社が今年2022
年に発売しているのは、おどろおど
ろしい絵の描かれた「ウィックド・
ナイト・フライヤー (Wicked
Night Flyer)」と称するトレインセッ
トです。
「なんていういみなん? 」
「ウィックド」は「邪悪な」って意味で、
「ナイトフライヤー」は「夜に飛ぶよう
に速いもの」、さしずめ「夜間特急」
のような意味かな (^^
FTディーゼルの後ろに連結される
不気味な大きな壺の中には、LED
が内蔵されていて、怪しい光を発す
る凝った仕様になっています。
こちらはアトラス社から発売されてい
る2022年版のNゲージハロウィーン
ボックスカーです。
「これにも右すみに、あやしい
つぼがかいたーるなぁ (>_<) 」
きっと、悪魔か魔法使いが不気味
なものをたくさん煮込んで作っている
毒の壺なんだと思うよ。
あー、こわいこわい (>_<)
「ルーフとかのむらさき色は
めちゃきれいなんやけどなぁ... (^^ 」
同社では毎年、Oスケール(ゲージ)
とHOスケール(ゲージ)でも同じデ
ザインで異なる種類のボックスカーを
発売しています。
マイクロトレインズ製品にしろ、アト
ラス製品にしろ、アメリカでは毎年
の新しいデザインをコレクションする
ファンもいて、この時期にはいつも
完売している人気商品となってい
ます。
鉄道模型だけではなく、アメリカや
カナダの各地では、特別装飾が施
されたハロウィーン列車が運行され、
季節の風物詩として子供たちや家
族連れを楽しませています。
昨今、商業ベースとは言え、日本
でも盛大に催しものなどが行われる
ハロウィーンです。 異国起源のお
祭りですが、寒い季節の始まりを告
げる区切りとして、小さなオレンジ色
のかぼちゃランタン(ジャック・オー・
ランタン)などをこっそり飾ってみるなど、
気持ちにちょっぴりアクセントをつけて
みてはいかがでしょうか (^_^)
それでは皆様、
また次回まで、さようなら (^0^)/