これで5回目。今年は東系の風が吹く日が多く、風向がなかなか安定しない。日本海側では対馬暖流の影響を受ける西からの潮が本命であるため、この風が吹くと当然アンカー潮気味になって、釣り辛くなる。逆に言うと、この風が順風になる日は東系の潮になるため、魚の喰いが落ちる。当日は北北東~北東の強風が吹く中、東~南東の潮が差しており、バッド・コンディションでのスタートだった。
●東から100mあたり約5分50秒の潮流●
今回は内容が薄いので結果から言うと、最初の3時間はほぼアタリなし。アンカー位置を修正後、ようやく取ったアタリの正体は、
●毎度おなじみの…●
今年白石グリを訪れる釣り人にはお馴染みのブリ。
後は、マダイが1枚混じっただけだった。
●この後ブリは1本追加したが…●
途中からは舳先を叩く波と更に強まって吹き付ける強風の影響で、アンカーはズレるわ波しぶきは被るわで、散々な目にあってしまった。
悲劇は釣果と気候コンディションだけではなかった。後半に差し掛かり、ブリとは違う位置=180mで「らしき魚」を掛けたのだが、電動リールの巻切れが起こって高切れでアウト。その後タックル・バッグから取り出した予備のシーボーグ600MJに至っては、ブリとのやり取りの最中に「ボンッ!」という大きな音と共に壊れてしまった。以降は手動ですら巻き取り不能になり、スプールフリーにもならない状態に陥って手釣りで取り込む羽目になった。そしてそのままThe Endとなった。
「こんな日もあるさ…。」と、自分を言い聞かせつつ、トボトボと帰路についた。