もうすぐ発売の新弾「POWER OF THE ELEMENTS」で強化される「エクソシスター」。
その新規がえらい強く、かなり私好みのデッキになりそうなので勉強しようという記事です。
今まであった様々な型や、新規でどう強くなるかなど書いていきたいと思います。
前回の記事
yamachi-9rakura.hatenablog.com
エクソシスターのここが強い
とりあえず「エクソシスター」の強みって何？というところから。各種カードについての紹介はすでにされ尽くされていると思うので割愛します。
墓地に触るデッキにめっぽう強い
「墓地からカードが離れると重ねてエクシーズできる」共通効果と、蘇生を封じる《エクソシスター・カスピテル》、エクソシスター版《深淵に潜む者》である《エクソシスター・アソフィール》の存在から、墓地へ触ることが多いデッキにかなり強いです。
シャドールで戦うと死にます。
除去の質が高い
フリーチェーンで打てる《エクソシスター・ミカエリス》の除外から始まり、起動効果の《エクソシスター・アソフィール》のバウンス、《エクソシスターズ・マニフィカ》の対象を取らない除外とかなり質の高い除去が揃っています。
新規罠の《エクソシスター・リタニア》で1枚除外しつつもう1枚対象の取らない除外を飛ばすことができる点も良いですね。後ろと前、どちらにも妨害を構えることができるのは非常に好みです。
《エクソシスターズ・マニフィカ》がやたら強い
「エクソシスター」Xモンスター2体で出せるエースモンスターです。
重いカードですが、
- 2回殴れて
- フリチェで対象を取らない除外を打てて
- 相手の効果に反応にして他のエクソシスターエクシーズに変身できる
という、消費に見合った非常に強い効果を持ち合わせています。とりあえずこいつを出すのが目標になりますね。
棒立ちがそんなに弱くない
妨害を受けてエクソシスターモンスターが棒立ちになってしまったとしても、変身できるのでそこまで弱くないです。まあ強くもないですが……。たまになんとかなるって感じですね。
「エクソシスター」登場時の評価
「エクソシスター」は「デッキビルドパック グランド・クリエイターズ」で登場したカテゴリです。同期の「P.U.N.K」「勇者」がかなり強めのテーマだったこともあり、弱いという印象がかなり付いていたと思います。実際私もそういう認識で、この時点では興味もそこまでなかったです。
こういう認識になっているのは、
- エクソシスターの共通効果が受動的であること
- カテゴリ内でモンスターを並べるギミックが弱め
というのがありました。これらが同時に解決するのが今回の新規というわけです。
ただ、今までは様々な出張パーツにより、上記の弱点を補填していたわけですね。
エクソシスターの様々なデッキタイプ
今まであった「エクソシスター」のデッキタイプを紹介します。
マギストスエクソシスター
マギストスによる後続確保とモンスターの供給が強みです。シンクロもできますがほぼしません。
ゾロアのおかげでエクシーズしやすく、アルテミスで後続が確保できる反面、エクストラの枠を使うのがネック。マニフィカを出しやすいのが良いですね。
烙印エクソシスター
烙印要素を入れたタイプです。純構築より《同胞の絆》からの択が多いため強く打て、柔軟な動きができるのが強みです。
個人的にこれが一番気に入ってました。女の子ばっかりでなんか華やかですよね。相手ターンに動くことが多く、使っていて楽しかったです。
同胞から2体のエクレシアを並べると、フルルドリスお姉ちゃんを2体出せたりとかできるので盤面が女の子で溢れます。
「エクソシスター」で墓地を触るのも咎め、《妖眼の相剣士》でそのほかを咎められるのもいやらしいですね。
絵札エクソシスター
自分では試してないのでレシピはないですが、《ジョーカーズ・ストレート》で召喚権を使わず毎ターンレベル4モンスターを2体出力でき、《オーバーレイ・ネットワーク》との噛み合いも良いです。
戦士族光属性しか出せなくなる縛りも「エクソシスター」Xモンスターが戦士族なので気にならないです。
ワールドプレミアパックが再販されないので、絵札パーツが意外と高いのがネック。
新規で何が変わるか
上記を踏まえて、新規がどう強く、何が変わるのか見ていきます。どちらも非常に強いです。
攻め手として優秀な《エクソシスター・マルファ》
場が空かエクシーズのみの場合特殊召喚でき、加えてデッキから《エクソシスター・エリス》を特殊召喚できるため、召喚権を使わずレベル4を2体揃えられます。この時点で相当強いですね。
加えて、「エクソシスター」共通効果である「重ねてエクシーズできる効果」のトリガーが「相手依存」でなくなっています。そのため、《墓穴の使命者》や《D.Dクロウ》などの汎用カードと併用することで効果を起動できます。
相手依存だった点が心許なかったので、相手ターンに任意のタイミングで変身できるのであれば頼もしいですよね。もちろん、《エクソシスター・ミカエリス》で墓地のカードも除外できるので、それをトリガーにしても良いです。
《マルファ》が偉いのは、初動としても使えるのに、サーチしてきても同様の動きができる点です。
召喚権を使い、《マルファ》を絡めず《エクソシスター・カスピテル》から《マルファ》を直接サーチするか、《エクソシスター・ミカエリス》から《エクソシスター・パークス》を経由してサーチすれば、もう1体エクシーズを出すことができ、《エクソシスターズ・マニフィカ》を非常に出しやすくなっています。
問題なのは《エクソシスター・エリス》の消費が激しいこと。《エリス》は自身の効果で手札から特殊召喚もできる上、《エクソシスター・ステラ》に名指しされているため、《エクソシスター・バディス》から特殊召喚することが多いです。
エクソシスター・バディス：デッキからエクソシスター1体とそれに名前が記されたエクソシスターを特殊召喚
《マルファ》初動だと他のカードを絡めにくいですが、そこで活躍するのが《オーバーレイ・ネットワーク》です。単純にレベル4を2体並べる手段としても使える他、素材となっている《エリス》を回収して更なる攻め手とすることもできます。
新たな除去手段《エクソシスター・リタニア》
《エクソシスター・ミカエリス》からサーチできる除去札として優秀です。
まず対象とって1枚除外しつつ、
- 「エクソシスター」エクシーズをエクシーズ召喚するか
- 対象とらず相手の場のカードを除外
できます。
前述した《マルファ》の展開では、《マニフィカ》まで行く過程で「エクソシスター魔法罠」をサーチできるので、無駄なく構えられます。
採用枚数
上記のマギストス出張のものを下記のように変更するのが一番無難かなと思います。
- ゾロアをマルファ
- 強制脱出装置をリタニア
マルファが絡む展開は増殖するGが重いので、抹殺を入れ、アーメントの枚数を減らす感じになるかと思います。
未来へ
《マルファ》のおかげで攻め手が多く、《リタニア》によって後ろにも妨害が構えられるようになり、良いテーマになったなと感じます。かなり好みです。
《エクソシスター・マルファ》の効果を見たときから「来期はエクソシスター」とずっと言っていたのですが、「斬機」の方がやばめの新規が出てしまい、ちょっと印象が薄くなってしまったかなという感じですね。アソフィールとジブリールのタッグカードも出るでしょうし、まだ強化が望めて伸び代があるとすれば使うのは悪くないと思います。《イレーヌ》の居場所がさらになくなってしまったので、《イレーヌ》指定のお姉さまも欲しいところ。
ちなみに「エクソシスター」で一番好みなのは《カスピテル》、時点で《ソフィア》です。《マルファ》も結構すきかも。遊戯王絵師のみなさん、ファンアートよろしくお願いします。
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