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脅威の固定スプレッド!!

2022年5月13日金曜日

5月2週目 天然ガスまとめ

こんにちわ

今週の天然ガスだが,結局のところウクライナ情勢による影響が強いことをはっきりさせられたような気がする。先週の流れに引き続き,材料出尽くしでの大きな下げから,ウクライナがパイプラインを停止させるという流れで,上昇した。

結局のところホットライン相場が今後も継続していくことを改めて確認させられた。しかしながら,昨日の在庫統計の値が予測値よりも小さく,五年平均の純増量よりも低いにもかかわらず,大きな上げとはならなかった。

まれにタイムラグが発生し,ゆっくり上げていくこともあるのだが,なんとも言えない。現状も,7.6後半をうろうろしており,方向感無くヨコに進んでいる状況である。

さて,データはどうか。

・The Deskが行った天然ガスアナリストの調査によると,週明けの天然ガス在庫の純増減の予想は,64Bcfから86Bcfの範囲で,中央値は80Bcfとされた。5月6日に終わる週の貯蔵所への純注入量は76Bcfで,5年(2017-2021年)平均の純注入量82Bcf,昨年の同週純注入量70Bcfと。稼働中の天然ガス在庫は1,643Bcfで、この時点では5年平均より312Bcf、昨年より376Bcf少なくなっている。

・Bloomberg Finance, L.P.の海運データによると,月5日から5月11日の間に,LNG船21隻(合計76BcfのLNG運搬能力が米国から出荷された。

・米国の天然ガス消費量は,中西部と北東部の気温が平年より低く、前週比3.2%減(2.2Bcf/d)の結果となった。PointLogic のデータによれば,家庭用および商業用セクターの天然ガス消費量は 15.8% (2.7 Bcf/d)減少。南部の大部分では,気温は平年より高かった。

・発電部門の天然ガス消費量は 3.3% (0.9 Bcf/d)増加した。産業部門の消費量は 1.8% (0.4Bcf/d) 減少した。

・ポイントロジックのデータによると,天然ガスの平均総供給量は,前報道週と比較して0.3Bcf/dの増加となった。乾式天然ガス生産量は前週比 1.0%(1.0Bcf/d) 増加した。

・ベーカーヒューズ社によると,5月3日(火)までの1週間の天然ガスリグ数は,前週比2基増の146基となった。

以上だ。

ぎんいろはというと,暇を持て余して,中途半端な値での取引と適当な損キリを繰り返したため,手痛い罰を受けた。休むも相場,やはり自分のタイミングで入るのが一番だなぁとあらためて実感した。

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