なぜ私はここにいるのか | 私も一緒に連れて行って

私も一緒に連れて行って

夫と死別。ふたり家族でした

実家から自宅までの長い距離を

重たーい気持ちで運転することになった。

夫がいなくなって1年、2年は

帰省からの帰り道に泣いて泣いて危なかったけど

最近は安全運転が出来るようになった。

だけど今回は実家で色々あり

気持ちが沈んでいたせいか

運転中に夫の事がどんどん思い出されて

涙があふれてきた。

眼鏡をずらしてティッシュで拭って・・・

これは本当に危ないわ。

渋滞の合図のハザードランプを見逃しそうになった。

いけない。いけない。気を付けなくては。


少し落ち着いてから帰宅したら良かった。

母が心配、3週間もあけた自宅も心配・・・

 

今回の様な不安な状態の運転は危ない。

 

実家の事があってよけいに


なぜ私はひとりで高速に乗って

 

遠くに帰るんだ?という事もモヤモヤ考えてしまった。


帰り道、忘れ物に気づいても

「おっといけない」と引きかえせない距離。

夫がいなくなってどんどん月日が経っていく。

このまま地元とは言えない場所にひとりで住むって

私にとってどうなんだろう。

夫が終の棲家として買った家。

結婚して私もここに住み、

ここで年老いていくものだと思っていた。

 

だからといって引っ越す?

 

そんな簡単じゃないなぁ。


夫がいないのに自宅に帰る時は

夫のそばに帰る気がするので不思議だ。

遺影を見ない日は会えない様な気になってくる。

日が浅い頃は遺影なんて見るのも辛く

寂しくなるだけだったのに。

家に入って3週間ぶりに夫の顔を見る。

遺影だっていうのに自分の家に帰ってきたと思えて

安心できるのよね。

 

犬娘も安心しているように見える。

またひとり暮らしに慣れるまで数日かかるなー

慣れたところでまた帰省するの繰り返し。

この繰り返しも母がいて、

出来るうちは幸せなんですよね
 

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