スマホ購入奮闘記 オンラインショップか、地元のドコモショップで買うか、それが問題だ!

青空に白い花が映える



 

30年来利用しているスマホショップから、私の利用してきたスマホの修理受付終了の通知が来た。

携帯を利用し始めてから確か、6代目。

最初ガラ系が3代、それからスマホが2代、今回購入すると3代目になる。

スマホで探していたら、ドコモのオンラインショップの画面がいたるところに出てくるので、ちょっと覗いてみた。

でも、やはりオンラインは難しい。

電話やチャット、ビデオ相談などいろいろ相談の手段はそろえてある。

 

先ずは機種変更では、iPhone、Xperia、Galaxyとメーカーが並ぶが、私は現在使っているギャラクシーが気に入っていて、今よりも容量の大きくて、カメラの性能が少し良くなればいい。

後は、手ごろな価格であればということで探してみた。

ギャラクシーA54 5G SC-53Dが49,830円と出ていて、即座にこれがいいと思った。

ということでオンラインショップにいざ出陣した。

三羽の鴨が仲良く



インターネットでドコモオンラインショップを検索すると「よくあるご質問(FAQ)」、お問い合わせ窓口、チャットで質問するや安心遠隔サポート、ビデオ電話相談、ラインでスマホ診断等々いろんなメニューが並べられている。

私も試しにチャットで質問したり、ビデオ相談もしてみたが、いずれも中途半端、消化不良で終わった。

結局、物は試しにと、気に入ったギャラクシーA54 5G SC-53Dの49,830円を購入しようとカートに入れて、手続きをしていたら、これまで使っていたカミさんと一緒のシェアパックは使えなくなるという表示が出て、そうするとカミさんはどういう手続きをとるのか、と76歳翁は混乱して前に進めなくなった。

 

やはり、後期高齢者には、オンラインショップなど大それたことだと挑戦して3日目で、オンラインショップでの購入をあきらめて、いつも購入してきたドコモ販売店に購入相談の予約を入れたのだった。

山桜も満開



後日、午後1時30分の予約にカミさんと一緒にドコモショップを訪ねた。

平日の午後、20名くらい掛けられるカウンターのテーブルには、数組の相談者が購入相談をしていた。

店内はこれまで、見たことのないがらんとした、静かな店内。

以前のようなお茶や、コーヒーなど飲料のサービスもなくなっていた。

多分、客の多くがオンラインショップに流れているのだろうなあと思い、客層を確かめるとやはり高齢者が多かった。

平日の午後、暇にしているのは高齢者ばかりなりだから、これは至極当然の光景かもしれないと思った。

 

予約した午後1時30分を少し過ぎて相談を始めた。

機種はもう決めていたので、それを伝えると、店員はその機種を取りに行って持ってきた。

店頭で9万円くらいするといいながら、直近の価格を調べてみますと調べながら「今はだいぶ安くなっています。6万円くらいです。」と言った。

オンラインよりも1万円ちょっと高いけれど、それは仕方がないなと思った。

やっぱり、チャットで質問できるといっても、まどろこしいし、ビデオ相談もAIを相手にしているようで、イマイチ本気になれない。

電話も隔靴掻痒の類いで、やっぱり、人間の顔を見て、表情を見て、進めていくのが安心できると思ったのだった。

 

それから、私はオンラインで見た「いつでもカエドキプログラム」のことを尋ねると、店頭でもできるという。

「いつでもカエドキプログラム」とはあらかじめ設定された残価額を差し引いた額を1回目から23回目までに分割し、24回目に新たな機種に買い替え、使っていた機種を返却することによって、当初設定した24回目以降の残価金の支払いを不要にするものというような説明を受け、まあ早期買い替えにより割引が受けられるのだろうと、そのコースを選択したのだった。

ただ、高齢者なので、途中死んでしまったらどうなるのか、疑問が頭に浮かんだけれど、まあその時はその時、なるようになるさ、ケセラセラだと決めたのだった。

こうして4時間近くかかって、やっと購入手続きが完了した。

 

散り始めたソメイヨシノ


購入したギャラクシーA54 5G SC-53Dは契約申込書などから、商品価格は60300円で、最新式ではないが、発売後1年弱の商品であり、まあリーズナブルと思えた。

容量もストレージは32ギガバイトから128ギガバイト、メモリは4ギガバイトから6ギガバイトと大きくなった。

画面もこれまでよりも一回り大きくなり見やすい。

ただ、重さはもずっしりと重量を感じる。

カメラは4K映像を見るように鮮明だ。

退職老人が使うには十分だと満足した。

 

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NHK朝ドラ「ブギウギ」が終わった 後期高齢者の平和なひとときは朝ドラです

桜はようやく満開




 

もう10年以上になるが、第二の常勤職場を退職してから、ほぼ毎日、NHKの朝の連続ドラマを録画して3時のおやつに鑑賞している。

それも、過去の作品なども逐次放映しているので、1時間程度は見る。

3月で終了した連ドラは2018年10月1日から放映された「まんぷく」だった。

主人公は安藤サクラ演じる立花(今井)福子と、長谷川博己演じる夫の立花萬平の成功物語。

この夫婦の前向きな生き方で、山あり谷ありの人生を切り開く姿は茶の間でお茶をしながら見るのに心地よかった。

 

同時進行でスカパーでは、2020年の連ドラ・カムカムエブリデイの放映をしている。この作品の舞台は岡山から始まり京都から岡山で終わるので、身びいきもあるかもしれないけれど、大変面白い作品で再放送を楽しんでいる。

いつもは桜を追いかけて咲く桃もほとんど同時に満開となっている



この4月から始まったのが、「虎に翼」。

ヒロイン猪爪寅子を演じるのは伊藤沙莉。

といっても私は知らない女優だった。

でも、見ていて、なかなか惹きつけるところがあるように感じた。

初回視聴率は16.4%で「ブギウギ」の初回16.5%をわずかに下回ったとあった。

昭和の初期、女性が弁護士を目指してどのように努力していくのか期待している。

 

そして、再放送は2000年10月から2001年3月に放映された「オードリー」。

私は初めて見る連ドラだった。

ただ、わき役陣が大竹しのぶや賀来千香子、段田安則など達者な役者が多く、面白そうな予感がしている。

大竹しのぶや賀来千香子は1986年の男女7人夏物語シリーズに出ていたけれど、「オードリー」では、大竹しのぶが血はつながっていないが、旅館の女将役、そこに同居するのが、段田安則の若妻役の賀来千香子。

大竹はだいぶ年を取った顔をしていたけれど、調べて見たら大竹しのぶは1957年生まれ、賀来千香子は1961年生まれと実年齢は4歳違いだった。

役者なんてどうにでも化けるものだと思った。

 

さて、「ブギウギ」だ。

「ブギウギ」は戦前、戦後(太平洋戦争)の和製ジャズ歌手、笠置シズ子の出世物語だ。

戦後生まれの私なので、戦前の活躍は知らないが、1947年の東京ブギウギや1950年の買い物ブギは私が物心ついた頃にもまだ歌われ、笠置シズ子も映画やテレビにも出ていたので覚えている。

また、茨田りつ子(菊地凛子)として登場した淡谷のり子も「窓を開ければ港が見える‥‥」と歌う「別れのブルース」は生意気にもよく口ずさんだ。

チューリップも満開



そして、今回の主演をした趣里だ。

父は水谷豊、母は伊藤蘭だ。

父も母も当然知っていたが、趣里という女優は、後期高齢者の私は、まったく知らなかった。

調べてみるとNHK朝ドラへの挑戦は4度目で、今回のオーデションの年齢制限32歳という最後のチャンスを獲得したとあった。

芸能人の世界とは言え、親の七光りは通用しないのかと改めて、趣里の体当たりの芸人根性を見た気がした。

実際に、ドラマの中でも、趣里の芸人根性は他を圧倒していたとも言えた。

特に、ブギウギのわき役陣は作曲家羽鳥善一役を演じた草彅剛や、家政婦役の木野花を除いて、パッとした役者はいなかった。

趣里の歌とダンスと大阪弁に彼女の努力と根性を見た。

とにかく、ブギウギは趣里の作品だったと私は思った。

 

でも、私が見て来たNHK朝の連ドラベストスリーは

1位あまちゃん、

2位カーネーション、

3位カムカムエブリデイです。

 

後期高齢者の、こんな他愛のない日々が過ぎていきます。

 

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セクハラ、パワハラ、マタハラなど いろいろ経験しました 

ハラスメントもいろいろ

辞書によればハラスメントの定義とは、ひとに対する「嫌がらせ」や「いじめ」などの迷惑行為を指しますと明快だった。

私が働き始めた昭和40年代後半には、まだそのような言葉はなかったと思う。

調べてみると日本で初めてセクハラによる民事裁判が起こされたのは1989年というからちょうど、昭和から平成に移る頃で、時代の転換を予感させる言葉だったのかと今更思う。

 

当時私が異動した職場には、30歳前後の魅力的な女性がいた。

てきぱきとした仕事ぶりやきれいな言葉遣い、ひときわ目立つ目鼻立ちで際立っていた。上司はそばを通るときに、彼女の肩を揉んで会話を交わすのが日常のひとコマだった。初老の男が若い、30歳を少し回った女性の肩に手をかけて「凝っているね」などと会話している姿は、ちょっと慣れ慣れすぎる姿ではあると思ってはいた。

彼女は面と向かって嫌がっているそぶりは見せなかったが、私や主任が揃ったところでは不満を漏らしたことがあった。

 

私などは、その時代、まあ年寄りの元気回復行為かという程度の認識しかなかった。

彼女も肉感的なプロポーションでさりげなく胸の谷間を意識した服装もしていて、他の職場の職員の中には用もないのに私のところにやってきて、時間をつぶす者もいた。

その意味では、私の立場も羨望されていたし、そんな彼女を見るだけでも役得だった。

鮮やかなオキザリスの花



昭和時代のセクハラの多くは、その程度の類ではなかったかと思う。

確かにセクハラが進んで、二人だけの関係になり、それが不倫関係から刃傷沙汰に及ぶというという事件はいずこの時代でも変わりはない。

変わったのは倫理観の壁が一段も二段も高くなっていることに気づかずに、やってはいけなくなったことを繰り返してしまって、処分を受ける羽目に至ったケースもかなりあった。

 

ただし、ジャニーズの喜多川の行為などはセクハラという範疇を超えた犯罪的行為で論外だ。

また松本人志のホテル事件は、著名なお笑い芸人とのホテルでの小さな集まりに参加し、身近なお笑い芸を鑑賞したかったのか、それとも何かを期待したり、予感しながら参加したのか、いずれにしても純粋に寄席を見るような気持ちだけではなかったのではないかと、ゲスの勘繰りを働かせてしまう。

 

黄色いペチコート水仙


次にパワハラである。

パワハラという言葉が認知されるようになったのは、セクハラよりも遅く、2001年(平成13年)に登場した和製英語だとあった。

私が身近に見聞きするようになったのは、もう少し早く1990年代半ばだったように記憶している。

パワハラはどこにでも目にする事象だが、誰も彼もがパワハラをしているかというとそうではない。

というよりも、もともといじめや嫌がらせをするというパワハラ的体質を持っている人たちがいるのだ。

私が出会った、パワハラ被害者は、顔を正面に向けることができなくなった。

斜頸という診断書を提出して、数年間病休をとった。

パワハラを受けた部下たちの中には中途退職に至った者もいた。

今なら、労災認定になるのかもしれない。

 

それでも、そばにいて、なかなかかばうことはできないものだ。

当時は人事管理が徹底されておらず、むしろパワハラを発揮するものが出世したりしていた。

ただ、私が退職する頃には、そうしたパワハラ職員は干されるようになり、関連団体に転出させられて、ついには定年を待たずに退職したケースも見た。

今、組織でのパワハラ問題は職員管理の重要課題となっており、少なくなりつつあるが、旧態依然とした宝塚歌劇団や大相撲の世界、プロ野球でも楽天の安楽投手がパワハラが原因で自由契約となった。

今やパワハラは個人の問題はもとより、組織の問題として責任を問われる重大問題となっている。

ハナニラも咲いた



さて、最近私は、マタハラ、マリハラに類するような経験をした。

マタハラは職場での妊娠・出産・育児に関する嫌がらせと定義されており、ここでの話は正確な意味のマタハラではない。

それは親戚のお食事会だった。

私の姉と弟と連れ合いの6人と姉の娘夫婦4人、そして姪の息子夫婦2人の12人の会だった。

身近な気の置けない人たちの集まりで、和気あいあいと楽しい会だった。

そして、それぞれが近況報告などした。

 

私は、思い出話とともに、姪の若い夫婦に次の会には、「子供を連れてね」と言った。途端に、姉や二人の姪から大声で「もうやめて!それは言わないで!」と口々に怒鳴るように押しとどめられた。

いまでも、あれは何なんだったのだろうと思う。

想像するに、そもそも今の時代に「子供のいない夫婦に発してはいけない言葉なのよ」というのはわからないではないけれど、二人はまだ20代半ばだ。

親戚の爺さんが昭和時代よろしく、普通の挨拶言葉を発したつもりだったが、そういう言葉自体、タブーの言葉となっていたのだった。

石垣の下に咲くスノードロップ

もう一つは春のお彼岸の日に、妻の姪がお墓参りにやってきた。

彼女は30代の後半になっていて、親のすねをかじりながら、独身を謳歌している。

ざっくばらんな彼女に私は「○○ちゃんは結婚しないのか」とまた叱られるかもと思いながら単刀直入に問うた。

すると彼女は「結婚願望はあるよ」と素直に答えた。

とはいえ、私にあてがあるわけではなく、マッチングアプリのことなど話しながら我が家の、霊験あらたかな毎朝の仏前勤行に姪の良縁祈願をお願いすることを約束したのだった。「30代後半の○○ちゃんは結婚を希望しております。○○ちゃんに良縁が訪れますように」と毎日唱えている。

 

しかし、セクハラもパワハラもマタハラも、時代の変化とともに進行しており、時代の変化を見誤ってはとんでもないことにもなりかねないことはわかる。

こうした中で、判断の基準にすべきは、発した言葉が善意からなるものか、悪意からなるものかを見極めることではないかと思うのでした。

 

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面会交流って何?両親が離婚しても父母はそばにいてほしいと望む子供は多いと思う。その現実を垣間見た

ため池の一羽のシラサギ 何を考えているのだろう

60代の後半、家庭裁判所の家事調停委員を経験した。

家事調停は離婚調停が多いが、相続問題等もあった。

離婚にあたっては、協議離婚と調停離婚の2つの方法がある。

協議離婚は夫婦間で離婚の条件を決めて、双方が離婚届に判を押して、役所に提出すれば成立する。

調停離婚は家庭裁判所で決められた諸条件について、つまり親権(子供の養育に関する権限)や養育費、面会交流、慰謝料、財産分与や離婚成立までの生活費である婚姻費用分担などを裁判官や調停委員が当事者双方から話を聞きながら、問題解決を図る制度です。離婚する場合、当事者双方の合意による協議離婚以外では、必ず離婚調停を申し立て、調停の手続きを踏まないと離婚裁判を直接提訴することはできません。これを調停前置主義と言います。

 

私は調停の実務に携わって、この制度が素晴らしいと実感できた。

シレネの花が咲いた



面会交流は、離婚後又は別居中に子供を養育・看護していない方の親が子供と面会等を行うことについて、面会交流の回数、日時、場所など具体的な内容や方法などを話し合いで決める。大体月一回程度、子供を別れた父、又は母に会わせることをルール化するのだけれど、すんなり決まることは少なかった。

面会交流に関しては、昨年7月、卓球の福原愛さんが、前夫が養育している息子との台湾での面会交流の際に、勝手に息子を日本に連れ帰った事件があった。

福原さんの行動はまったくとんでもない行為であり、民事、刑事の法に基づく判断も福原さんに味方するはずもなく、結局、長男を前夫(江氏)に引き渡し

「これからは、江さんと協力して子供を育てて行きたいと思います」

と和解して決着した。

 

今、「共同親権」をめぐっての取り組みが進んでいる。

離婚後も父母双方が子供の親権を持つ「共同親権」の導入を柱とした民法の改正案が3月8日、国会に提出されたという記事を読んだ。

法施行前に離婚した夫婦も共同親権を選べるようにする。

成立すれば公布から2年以内に施行され、一方の親に限ってきた単独親権制度から転換されるとあった。

 

改正案は、協議離婚の場合、父母間の協議で共同親権とするか、どちらか一方の単独親権とするかを決める。

協議がまとまらない場合は、裁判所が親子の関係などを踏まえて判断する。

一方の親による虐待やDV(家庭内暴力)の恐れがあるなど、「子の利益」を害する場合には単独親権とする。

共同親権のもとでは、子供のことは父母が話し合って決める。

父母間の意見が折り合わない場合に限り、裁判所が判断するとあった。

 

フキノトウは食べる時を逃して、開いてしまった


さて、私が、久しぶりに面会交流のことを思い出したのは、過日、デパートで遭遇した異様な光景だった。

デパート6階の休憩広場を歩いていた。

4,5歳くらいの女の子が、金切り声をあげていた。

それも、何度も何度も繰り返していた。

欲しいものを買ってくれない母親に対しての不満だと思ったが、あまりにもしつこい母親への抗議に、はた迷惑も甚だしいとこちらも怒りを覚えた。

 

それにしても母親が大きな声を張り上げるでもなく、静かに対応していることが異様に感じられた。

少し落ち着いたら、「あなたも、よく我慢できるねえ」と声をかけようかとも思ったくらいだった。

母親と娘の周りでは小学1年生くらいの男児が行ったり来たりしていたが、妹と母親の間に入るでもなく、一人遊びのように歩き回っていた。

この男児の行動も少しちぐはぐ感を覚えた。

白いビオラ、寄せ植えに使う予定



私は用事があったので、その場から別会場に移動した。

それから買い物をして15分くらいたって再び広場に戻った。

その女児と母親はおなじ場所に立って、女児は前と同じように金切り声を繰り返していた。

カミさんがまだ用事をしていたので、私はその場所に立って眺め続けた。

しばらくすると祖母のような人が戻ってきたが、割って入るでもなく、そばの椅子に座った。

 

金切り声に耳を傾けると女児はどうも「お母さん、行かないで!」と言っているように聞こえた。

でも、その言葉の意味はまだ私にはわからなかったし、確実にそのように言っているのか、はっきりとは聞き取れなかった。

しばらくすると母親が少し離れたところの席に移動して、母子ともに向かい合って座った。

その席の隣のテーブル席で、カミさんがメモをとっていたので、私もその周辺に移動した。

金切り声は頻度が少なくなった。

近くで見ると、顔立ちの整った賢そうな女児だった。

母の顔をまっすぐに食い入るよう見つめて、母の言葉を聞いていた。

気に入ったおもちゃなどを買ってと駄々をこねていたのではないと確信した。

でも、時々、「お母さん行かないで!」と声をあげた。

 

母親が何を話しているのかは聞き取れなかった。

祖母と思われる人が席を移動してそばに座った。

代わりに母親が席を立った。

女児が「行かないでお母さん!」と声を上げて追うように立った時、祖母と思われる人が女児を抱きかかえた。

白い水仙



私たちはもう見ていられなくなってその場を離れた。

男児が広場の入り口のところにいた。

多分、母親と男児が一緒に帰るのだと思った。

私は胸が詰まった。

でも、どうしてあげようもない。

 

カミさんが「あれがあなたが言っていた面会交流じゃあないの」と言った。

多分、今日の母子の様子も面会交流の一形態なのだろうけれども、とても残酷な場面に遭遇した思いが残った。

今回の共同親権が機能して、すこしでも子供にとってよい方向に向かって欲しいと願わざるを得ない。

 

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自民党のこの体たらくはどうしたことか、国民は怒るべし!国民に与えられた参政権をしっかりと行使しなければロシアの独裁体制のような国家体制になってしまう!

ネモフィラプラチナスノー 銀色の葉が美しい。




特権に胡坐をかいて、やめる決断ができぬまま事件化して大慌てする事例は後を絶たない。

 

今、最大の焦点となっている自民党の裏金問題は、安倍派の際立って厚かましい裏金作りに対して、国民の神経を逆なでして、自民党を大慌てさせているのだ。

しかし、衆参の政倫審を見ていて、国会議員となる人の何と面の皮の厚いことかと今更ながらに驚くのは私一人ではないだろう。

 

安倍元首相・安倍派会長が2022年4月に裏金のキックバックをやめることを提案して、それを安倍派幹部は了承していた。

そのことを、自民党世耕前参議院幹事長は故安倍会長から2022年4月上旬にキックバックはやめるとの「ご指示」があったと説明した。

従って、安倍会長が生存していれば、廃止され、適法な形でのキックバックになされたかもしれないし、さらに巧妙な裏金化に変わっていたのかもしれない。

ただ、安倍さんは統一教会問題に絡んで射殺されたことから、運がいいというか、運が尽きたというか、死人に口なしで闇の中に消えたのだった。

花盛りのパンジーたち



 

ところで残った馬鹿な幹部たちは、結局、ご指示のあった遺言を守らず、火の手の中に進んでいったのだった。

こうした経緯を聞くと、何と言っても安倍元首相のリスク嗅覚の優れていたことは人後に落ちないことが分かるというものだ。

とは言え、最期となったのが、統一教会の仕打ちを恨む青年の凶弾だったのだから、まさに「蟻の一穴、天下の破れ」となった。

それにしても、世耕氏が殿の「ご指示」と表現した遺言を殿が亡くなったとたんに反故にするのだから何とも政治の世界は義理も人情もない、昔から言われているヤクザな世界なのだとも思った。

こんなダンスもあったのだろうか。

また、昨年11月に行われた自民党青年局近畿ブロック会議後の懇親会に露出度の高いセクシー衣装を着た複数の女性ダンサーショーの鑑賞問題が発覚した。

和歌山県自民党県連青年局の企画した過激ダンスショーの中で、口移しでチップを渡したり、女性ダンサーの体を触るなどの行為が動画に撮られ拡散したのだ。

自民党和歌山県連青年局長の川畑県議は離党し、衆議院議員自民党藤原青年局長と中曽根局長代理は役職を辞任した。

30年前ならいざ知らず、パワハラ、モラハラ、セクハラ、マタハラなどなど相手を傷つけたり不快にさせたりするハラスメント行為が含まれているとなるとどのような弁解もできないと言えるだろう。

今回の場合のお札の口移しも、ダンサーの身体に触れることもだ。

 

私の40年前の職場旅行での宴会でお座敷ストリップーショーがあった。

踊り子の身体に手を触れないでください、カメラに撮らないでくださいというアナウンスがあったにもかかわらず、馬鹿なやつがフラッシュで撮った。

カメラは取り上げられショーは打ち切られてしまった。

40年前でもルール破りには厳しかった。

 

もちろん我々のような職員旅行とは違い、自民党の国会議員や県会議員の懇親会のショーでの対応はダンサーの方も嫌な顔一つせずに相手をしたのかもしれないが、心のうちはわからない。

あくまでダンスショーなのだ。手を出してはダメでしょう。

やはり自民党の青年局議員のおごりが見える。

エッフェル塔の前で記念撮影したくなる気持ちはわからなくもないが、、、、。



昨年8月にあった自民党松川女性局長たちのフランス研修視察の際のエッフェル塔前の写真撮影の投稿写真だって全くの気のゆるみだ。

こうしたことはもはや時代錯誤の禁じ手なのだということを理解していないと言わざるを得ない。

ダンスを鑑賞するだけでいたのなら、まだ多様性云々の屁理屈で、厳重注意で逃げおおせたかもしれないが、一線を超えてしまったということだ。

 

裏金問題もダンスショーも同じ穴の狢なのだ。

ここは参政権という投票行動で国民が判断を下さなければならない。

 

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大横綱白鵬親方の二階級降格、転落の予兆はあった でも、再び戻って強い弟子を育ててほしいと願う

清楚な水仙の花

元横綱白鵬、モンゴル出身の第69代横綱は生涯成績1187勝247敗(122場所)、

幕内成績は1093勝199敗、(103場所)優勝45回、

横綱通算勝ち星は899勝と見事な成績を残した。

連勝記録こそ横綱双葉山の69連勝に及ばなかったものの、第2位の63連勝に迫った。本当に無敵の横綱だった。

 

色白の男前の横綱、横綱在位記録も84場所、14年間横綱として君臨した大横綱だった。

その大横綱が!


去る2月23日、新聞を開いてびっくりした。

報道によれば、日本相撲協会は、23日(2月)、弟子の暴力行為を知りながら報告を怠ったなどとして宮城野親方(元横綱白鵬)を委員から最下位の年寄りへ2階級降格と減俸処分とした。

処分は7段階に分かれ、降格は解雇、引退(退職)勧告に次いで3番目に重い。

 

協会によると、幕内北青鵬が同部屋の2力士に対し、顔への平手打ちや、殺虫剤のガスに引火させ炎を体に近づけるなどの暴行を2022年7月ごろから1年以上していた。

宮城野親方はこうした行為を知りながら、事情確認や協会への報告をしなかった。‥‥理事会後、報道陣の取材に応じた宮城野親方は

「弟子を守ることができなかった、その責任を重く受け止めております」と謝罪したとあった。

そして、北青鵬は引退勧告相当の懲戒処分とみなされたが、理事会前に引退届が出され、受理され引退となった。

リュウキンカが花盛り




私はこのニュースを読んで、あの鳥取事件を思い出した。

2017年10月25日鳥取市内の飲食店で、巡業中のモンゴル出身力士が集まって飲食中の出来事だった。

集まっていたのは横綱白鵬、横綱日馬富士、鶴竜、照ノ富士、貴ノ岩、石浦(鳥取市出身)と地元の高校の教師など10人ほどいたという。

ちょうど、横綱白鵬が話をしているときに、貴ノ岩が携帯を見ていて、それを注意した日馬富士の言葉に、貴ノ岩が反応せず、日馬富士が暴力に及んだという。

事件は、10月29日に貴乃花親方と貴ノ岩が鳥取県警に被害届を提出したが、相撲協会に事件の報告がなく、事件が公表されたのは九州場所3日目11月14日のことだった。貴ノ岩は初日から、日馬富士はこの日から休場した。

九州場所は横綱白鵬が優勝し、土俵下の優勝インタビューの時、万歳三唱をした白鵬の姿を私もしっかりと覚えている。

日馬富士は11月29日、事件の責任をとって引退を表明した。

 

さて、この事件で日馬富士の暴力に止めに入ったのは、当時の関脇照ノ富士で、照ノ富士も数回殴られ、最後に白鵬が割って入って止めたのだということを知った。

 

この二つの事件から見て取れる類似性について考えてみた。

まず、白鵬の相撲だ。

相撲道は品格を重視するというけれど、といっても勝負の世界である。

勝つことへの執念と品格を調和させるという禅問答のような課題をモンゴル出身の白鵬に求めるのはなかなか難しいような気がする。

ただ、白鵬が大横綱であればあるほどことほど、関係者やファンの勝手な思い込みをしてしまう。

横綱としてふさわしい対応、品格など当然ではないかと思ってしまうのだ。

クリスマスローズも春を告げる



白鵬自身は相撲界で尊敬する人物として69連勝の双葉山や32回優勝の大鵬を挙げているが、自身の相撲はかち上げや張り手、猫だましなどおよそ横綱が使う戦法でない取り口を多用し、特に晩年は勝利第一主義の相撲道を歩んで批判されることも多く見られた。

そういうところは、日本人とは違う血脈を感じてしまうのだ。

 

日馬富士の暴行事件でも、とっさに止めに入る気持ちがあり行動を起こせば、日馬富士の引退劇ということにはならなかったのだろうが、白鵬という人は、じっくり観察をして、最上の手や技を探そうとするのだ。

だから、彼の解説は面白い。

対戦する力士の実力を測り、技のキレ味を測り、展開を予想して見せる解説には説得力がある。

 

ただ、現実のとっさの行動は、展開を予想する前に事件が進んでしまい、結局傍観してしまうことになってしまうのだ。

少なくとも、照ノ富士の見せた行動が正しかったのだろうが、照ノ富士はまだ関脇である。

激高した横綱を抑えることができなかった。

そして、ようやく展開が見えたところで、白鵬が止めに入ったのだろうと思った。

 

北青鵬のやりたい放題について、ロールスロイスで場所入りした時には親方白鵬から厳しく注意されたという記事を読んだが、ただ幕内力士に育った北青鵬を甘やかせてしまった結果というほかない。

当初、北青鵬のいじめ問題について知らなかっと言ってしまったことについて、とかく協会首脳陣からは良く思われていなかった白鵬の日頃の言動に対して、この際とばかりに、弟子たちへの管理監督責任を強く問われた結果なのだと思う。

ただ、相撲協会も、モンゴル出身力士をスカウトすることに執心して来たのだ。

 

相撲道についてどれほどの教育をして、土俵上の真剣勝負や真面目に生きることの大切さを説いてきたのかと思う。

 

実際は大相撲はこれまで多くの関取衆の事件やスキャンダルを生んできたのだ。

そして、ほとんどすべての親方や執行部の役員たちは、そうした同時代のスキャンダルから首の皮一枚で切り抜けて来たのではないのかと言っても過言ではないと思う。

もっと抜本的な組織体制の見直しや、相談体制の在り方など検討する時期に来ているのではないかと相撲を愛する老人は思いを深くするのだ。

毎度おなじみ 乙女椿



いずれにしても、モンゴルから来た大横綱白鵬には、尊敬する双葉山、大鵬のような心技体を習得し、慢心することのない本当に立派な親方として戻ってきてほしいと願うのだ。

 

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自民党存亡の危機 岸田首相の退路を断った決断は吉とでるか凶と出るか、政倫審を見た

リュウキンカが咲いた。春が近い。



今回の自民党の裏金問題は、これまでの様々な不祥事と比べて、自民党にとって最大の危機満載の不祥事だと思う。

衆議院政治倫理審査委員会(政倫審)の開催は決まったが、出席者、公開・非公開などをめぐって自民党内の姿勢が決まらず、結局、岸田首相が自ら出席して、テレビ中継などすべてオープンにして説明することを表明したことから、一挙に、予定されていた二階派事務総長武田良太元総務相、安倍派座長の塩谷立元文部科学相、安倍派の事務総長経験者の西村康稔前経済産業相、松野博一前官房長官、高木毅前国会対策委員長の5人の出席者もすぐに右に倣えとなった。

 

流石に自民党総裁、現職の首相の力は強いと思った。

もちろん、岸田首相は乾坤一擲、ここが力の見せ所と踏んでの登場だったに違いない。

このニュースの一報を聞いて、岸田さんは自分の出番をうかがっていたのだな、究極のタイミングだなとちょっと見直した。

従って、政倫審は期待しながら録画も準備して待った。

寒あやめ



2024年2月29日午後2時政倫審が開会した。

岸田首相は現職首相として史上初めての出席だという。

冒頭、岸田首相はいつものように、言葉を慎重に選びながら、政治への信頼を回復するため私自身先頭に立って前例や慣習にとらわれることなく改めるべきは改めていく。

先ずは今自浄作用が求められている自民党が抜本的な出直しをしていかなければなりませんと述べ、派閥パーティーの禁止や会計責任者が逮捕起訴等の事態になった場合、その団体の代表を務める議員も事案の内容に応じて処分できるようにするなど、3月17日の党大会に向けて党規など改定作業を進めると具体的な取り組みを説明した。

 

また、あるべき政治資金規正法の改正についても、一定の悪質な場合に会計責任者のみならず政治家本人も責任を負う法律改正を行うこと、政治団体に対する監査について対象範囲を拡大する法改正を行うことなどの取り組み強化を説明した。

ただ、今回の裏金問題については、一言も触れなかった。

 

あせび


野党の一番バッターは立憲民主党の野田元首相が立った。

野田元首相は、岸田総理自身の政治パーティーについて「在任中は、政治パーティーをやらないと明言できますか」と問うた。

岸田首相は「今後については、ご指摘等も踏まえて適切に判断します」といつもの一見誠実そうな答弁をした。

ところが野田元首相は重ねて「明確に言ってください。もう内閣総理大臣としては政治パーティをやらないと言ってください」と切り込んだ。

すると岸田首相は「内閣総理大臣として、パーティを開催すること、これは今は考えていません」と答弁したが、

野田元首相はさらに「今は考えていませんというのは、ほとぼりが冷めたらやるということじゃあないですか。在任中はやらないと明言してください」と手を緩めなかった。

とうとう岸田首相は「結果的に在任中にやることはないと考えている」と明言せざるを得ない状況に追い込まれたのだった。

 

2012年11月14日当時の民主党野田首相と自民党安倍総裁との党首討論の中で、必敗覚悟の解散宣言を思い出した。

私は野田さんの発言や生き方の中に真っ当な政治家を見る。

口先だけでない数少ない政治家だと評価している。

今回のこの二人の討論は、どう見ても岸田首相が位負けしていた。

ただ、今日の最大の目的である裏金問題とは遠く離れた討論となり、岸田首相の目論見通りという点では作戦勝ちとも言えた。

 

それから、自民党二階派事務総長の武田良太元総務相がたった。

彼は二階会長は派閥の象徴としての存在で、事務的事項については何ら関与していない。

私も経理関係には全く関与しておらず、すべて20年来の事務局長が担当していたという弁明に終始していた。

まったく軸をブラさずに同じことを繰り返す才能は確かに鍛え上げられている。

こうした人が政治の世界で生き残っていくのだろうと思った。

 

3月1日午前9時から西村康稔前経済産業相の説明が始まった。

清和会の会計については一切かかわっていない。

収支報告書は事務局長において行われてきたと知らぬ存ぜぬで通し続けていたが、政治にお金がかかることは子供でも知っている。

それなのに派閥の事務総長が会計については一切知らないと言い張るほうことのほうが疑念を抱かざるを得ないではないかと思ってしまった。

乙女椿



もともと、政治資金規正法には支出についてほぼ規制がなく、政治活動とはまったく関係のない使われ方(私的流用・不正蓄財)も多く見受けられるという。

そして、問題が起こると、私はまったく知らなかったといい、秘書が秘書がで逃げられるようになっているのだ。

そのことを官僚からレクチャーされていたのだと思わざるを得ない。

官僚を使うすべは一段も二段も旧民主党政権とは違い長けているのだ。

 

それから松野博一前官房長官、安倍派座長の塩谷立元文部科学相、高木毅前国会対策委員長が続いたが、同じ派閥の幹部の話は口裏合わせが徹底しており、裏金疑惑の解明などほど遠いと感じた。

思えば、東京地検特捜部の取り調べや事情聴取をくぐり抜けた、猛者ぞろいのみなさんに対して、野党のみなさんの追及などとてもとてもできないことだと感じる以外になかった。

そうした光景を見ながら、同じことを顔色一つ変えることなくしゃあしゃあと繰り返す政治家なんてまったく悪党ぞろいだなという感想しか私には浮かんでこなかった。

 

確かに前回、政権を託した旧民主党政権は、理想ばかりが高く、自民党政権下の事業など、無駄ばかりだと言わんばかりに事業仕分けを行ったが、結果は大山鳴動して鼠一匹だったし、沖縄辺野古基地移転問題にしても、沖縄県民を迷路に誘い込んでしまった。

また、官僚を徹底して追いやったがために、官僚を使いこなすことができずに自らが追い込まれる結果になった。

東日本大震災や原発事故の不運にも見舞われたが、結局は力不足が際立ち、政権交代可能な野党の地位から転落してしまったのだ。

ただ、安倍政権から引き続く、やりたい放題の自民党政権に今回はお灸をすえないといけないのではないかと私などは考える。

 

主権在民、その選択は国民の一票にあることを示さなければならない。

 

 

 

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