Sh 2 - 3 Ys
試合前、両先発の戦績からすると得点の取り合いの乱打戦になりそうだと見ていた。
実際、スアレスがいきなり山田に3ベースヒット、すでに1点は仕方のない状況が来てしまった。
普通はこれで収るものなのだが、バレンティンに喰らった2ランは効いた。外角変化球を振らせようとした意図も分かるし、失投ではなかったが、打ったバッターが上手すぎた。泳ぎながら片手でスタンドまで運ばれた。
デスパイネなら確実に空振りのコースである。さすがに百戦錬磨の打者である。
それでもホークスも相手の守備の乱れから直ぐさま2点を返し、予想通りの試合展開になった。
ここから予想をしなかった流れになったのが誤算であった。
両投手ともなんとか立ち直ってしまったのである。お互いチャンスは来るが決定打が出ないのである。
ホークスも5回に一死2,3塁に明石、今宮が凡退である。
さらに8回には一死フルベース、打者は現在ホークスで最も信頼のおけるグラシアル、一気に逆転も期待したがなんと最悪の遊ゴロ併殺、普段は見られないようなゴロがこんな時に出てしまって併殺である。
ここで勝利の期待は完全に切れてしまった。
相も変わらずここ一番のチャンスはほとんどこのケース、外野フライでサヨナラのチャンスさえものに出来ず、一発でしか得点できないと言う泥沼から逃れられないでいる。
スアレス以降の投手陣が踏ん張っているだけに勿体ないゲームであった。
明日は大竹だけに落とせない一戦になった。
相手先発は山田大樹という。五十嵐も山中も落ちてしまったが、まさかの山田である。
10年前当時は育成上がりの投手として一時期脚光を浴びた第1号であり、育成上がり新旧の対決という事になる。ただ当時の山田はボール球が多く、テンポも悪くのらりくらりで打者を打ち取っていくので、見ているこちらがイライラしてしまったのを思い出す。今ならミランダと同様であった。
最近は見る機会がなかったが、大竹とはレベルが違うのだが、何せ今の打線はどうにもならない状況なので、松田やキューバ勢が何発放り込めるかにかかっている。