先発大関の内容は前回に比べると明らかに調子が上がってきたという印象である。
6回 80球 3安打 0四球 4K 1失点
上々の内容に見える。
まずこれまで今ひとつだったコントロールが素晴らしく、ほとんどの打者をストライク先行で追い込む投球が出来ていた。
前回までもたついていた投球間隔も今日はテンポ良くなったのも好投の要因かも知れない。
ボール先行の投手が多いホークス先発陣、やはりこのカウントを有利にするという点が今日の大関では一番目についた。
ゾーン内で勝負せよという倉野コーチの指導をどれだけ実行出来るかが、今シーズンの先発陣に課せられた命題である。
女房役の問題もあるのだが、規定投球回数を達成する人が誰もいないという状況が、今シーズンはどれだけ改善できるかということにも繋がってくる。
これで大関も先発ローテ入りは確実になったように感じる。
有原と和田に続いて、モイネロ、東浜、大関、残るのが板東、石川、大津、スチュワートだが、8人枠とすれば一人が脱落することになる。
打撃陣では山川の荒っぽさが目立ち始める中、ウォーカーがまた放り込んだ。
凡打も多いが、ここ一番でこういう一撃が出るのは嬉しい。
たとえ打率が0.240位でも20本以上打ってくれればDHとしてベンチに控える存在は大きい。
昨年のホーキンスにはこんな姿を見せて欲しかったのだが・・・。
今日のファーム戦でスチュワートが試されたが、ここでほぼこの人の不合格が確実になった様に思われる。
前回もそうだったが、課題の制球難がまたまた発症してきた。
抜け球が目立ち、6回途中、死球で降板である。
5回1/3 99球 4安打(1HR) 5四死球
という酷さである。
ファーム打者相手にでこれではとても上では任せられないだろう。
これでベンチもファーム行きを決断しただろう。
このゲーム、昨日に続いてゼロ封の敗戦、相手が今日もベテランの涌井に軽くひねられたが、2試合未だ無得点だ。
先発の顔ぶれを見ると、上で見たいと思われるような打者が並んではいるのだが、こんな状態では仲田や緒方が降りてきても、代って上がれそうな人が見当たらない。
そんな中で、かろうじて廣瀬が右フェン直、育ドラ1位の大泉がプロ公式初安打を放った事くらいしか目立たない内容の惨敗であった。