仕事の関係で必要になったので読んだのだけど。
しろあです。
老人ホームって、本当にいろいろあるんですよね。
「特養」とか「ケアハウス」とか「ナーシングホーム」とか。
また、同じ宿泊の施設の隣に、似た名前でデイサービスの施設が設けられてたりして。
なんで? どうせ移動するなら同じ施設内に作っときゃいいんじゃないの??
わざわざ施設を別に建設する意味は?
などなど。老人ホームに触れるとよくわからないことがあったんですよね。
そこで何か参考になる本は無いかと図書館で探したんだけど、意外と無くて。
どちらかというとこれから介護の勉強をする、老人ホームを経営しようとする、
そういう人向けの参考書が多い中、一般向けの読み物として見つけたのがこの本です。
大体私が知りたかったことは網羅されていました。
老人ホームの類型と、そこに働く人たちの心理、苦労、老人ホームのスケジュール。
その辺だけ分かればいいんだけど、せっかくなので全部読んだよ。
またそれが、すごく勉強になりました。
普通、老人ホームって必要になってから調べるじゃないですか。
可能な限り、本人だって、自分だって利用しようとは思わないはず。
でも、誰でも利用する可能性がある施設なんですよね。
今、施設が足りない。介護スタッフが足りないって聞きません?
郊外に、広い土地に新しい建物ができたと思ったら、
ドラッグストアか、老人ホーム系の施設(デイサービス含む)じゃありませんか?
みんな健康に気を使って生きてるし(本人は間違った知識で実践してるってこと多いけど)、
老人ホームなどは絶対利用しないで生涯若い時のように元気に自活して生きていこう。
そう思ってるんだけど、
意に反して施設を利用することになる人がどれだけ多い事か!!
他人事じゃないんですよ。若くても、いつ要介護状態になりお世話になるかもわからない。
しかも老人ホームをいざ必要となった時、完全に無知だと成すすべがありません。
あれよあれよとなんか施設に入り、廃人のような生活になるとも限りません。
本によると、別に悪いホームがあるわけじゃない。
ただ、本人に合う施設と、合わない施設がある、ということ。
これ、凄い大事ですよね。
合わない施設だと、ほんと苦痛で生活が嫌だろうけど、
合う施設ならば毎日楽しく、なんなら家で介護受けながら生活するより
元気に、快活に生きていける。
これは普段仕事で施設を訪れた際、利用者の方を見て感じることです。
決して老人ホームにお世話になることは悪い事じゃない。
人生終盤を迎えるにあたり、より充実した生活を送るための
ひとつの賢い選択肢である。
これは間違いありません。
ただ、無知なゆえに自分に合わない施設に入ることになると地獄。
だからこそ、はやめに勉強し、老人ホーム関する知識を持っておいた方がいざという時に役に立つわけです。
そのポイントが大きく2つ。
・多様に存在する施設の選び方
~どんな施設が自分に合うか? 見定める必要アリですから。
・お金の問題
~決して高額ではありません。ただどんな施設を自分が選べるか?
選択肢を知るためにも考えておくべき。
このあたりも本を読んで学べます。
特にお金に関しては、若い頃から計画的に考えていった方がよいことで、
それこそ老後の備えにいくら実際には必要で、それをどのように貯めていくか?!
とても重要です。
そう考えるとこの本は、
自分の人生設計を考える上でもとても大切な知識が詰まった本。
と言えます。
別にこの本じゃなくてもいいけど。
私は本屋にはいかないので、本屋にはどんな本がどれくらいの量置いてるか知らないけど、
是非勉強しておくに越したことは無いので、早めに読んでおいてみてはいかがでしょうか。
〇おまけ
資産運用、お金の関係でいえば私の本がお役に立てると思います。
良かったら読んでみて下さいね。