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熊本から気ままに山と自転車のブログ

中無田閘門・六間堰

六間堰・中無田閘門
2021/10/5(火) 晴

今日の最高気温予報32°今週も真夏日の予報が続く。ならば午前中で帰宅する予定で午前9時からポタリングに出る。目的地は、川尻の六間堰と中無田閘門とする。

西回りバイパスからアクアドームの横を通り川尻を目指す。橋を二つ三つ渡り、加勢川沿いの少し高くなった外城橋(とじょうばし)の所に日和見山の案内標識(写真1参照)を見る。


説明文(写真2参照)には、「日和(天気)や出入りの船を観測した所で、盛土した山の上にやぐらを建て旗や瓶を使って測定した。川尻が肥後最大の港で物資の集散地として栄えた頃の重要な史跡の一つである。」とある。


堤防道路を下って両側にキバナコスモス(写真3参照)が植えてある所を見る。


更に下ると閘門(写真4参照)が見える。重機が作業をしている。流量増加のための工事か。


六間堰(写真5参照)が見えてきた。農地に取水するための堰である。「昔は上げ潮で押し返されて来る水の淡水のみを取水し、塩分濃度が濃くなると樋門を閉めるという方法を人力でやっていた。」ということを何かで読んだような気がする。


六間堰を渡り、緑川と加勢川の背割り堤を遡り「中無田閘門」(写真6参照)に到着する。


閘門上流側土手の景観(写真7参照)。


緑川側の閘門景観(写真8参照)。


「加勢川水族館」(写真9参照)と名付けた水槽。鯉?が10ぴき程泳いでいた。


国土交通省熊本河川国道事務所の説明板(写真10参照)がある。


説明板(写真11参照)には、「熊本市南区川尻は、中世以来の貿易港で、加藤家・細川家の領国経営を支え、明治以降も物流の拠点となった川湊(港)です。
それまで、有明海から緑川を経て往来してきましたが、昭和初期の河川改修で、緑川と加勢川の合流点が下流の六県堰地点まで延ばされたため、川尻までの航路のために、中無田閘門が造られました。
六間堰は、加勢川の水位を高くして農地に水を供給するかんがい用水の確保を目的としているため、通常は加勢川の方が緑川より水位が高い状態です。
中無田閘門は、2つのゲートによって、緑川と加勢川の水位を調整する。(左記の1~4(写真10参照)の手順一連で約30分かかる)ことで、「天明のミニパナマ運河」の愛称で親しまれています。
造られた当時は、天草から木炭や薪、石材などを川尻まで運搬することなど、ピーク時は、川漁船を含め1日に約20隻の利用がされていましたが、天草五橋の架橋など道路交通網の発展により水運はすたれました。しかし、現在も漁をする船等の利用のほか、地域の伝統的な漁法等の継承の場や、環境体験学習の場として利用されている現役の閘門で、全国でも数少ない施設でもあり、平成19年、熊本水遺産にも登録されている地域の宝です。
この閘門は、昭和17年に当時の最高技術を駆使して造られましたが、老朽化が著しかったため、歴史と景観に配慮した従来通りの木製扉の外観で改築を平成23年に行い、現在に至っています。」とある。


サングラスが壊れたので、買い替えの為販売店の在りそうな通りに迂回して帰宅した。
今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)18km→六間堰22km→熊本(自宅)
所要時間4時間(実3.5時間) 総計40km 走行累計43,099km


中無田閘門
2015/11/20(金) 曇

3連休は自転車に乗れないようなので、昨日に続きポタリングに出る。
目的地は、くまもと工芸会館と川尻町界隈。
ルートは、祗園橋から白川堤防道路を南下し、平田町から国道3を南下する。

工芸館を後にして、加勢川沿いの昔の荷上場を通り西進する。
一度は見ておきたいと思っていた「中無田閘門」を思い出した。
六間堰(写真3参照)を渡る。


緑川と加勢川の背割り堤(写真4参照)を東進する。
写真右手は緑川、左手は加勢川。


「中無田閘門」(写真5参照)は、六間堰から1.6km遡ったところにある。
この閘門は、昭和16年に出来たとのこと。


加藤清正の頃からの「緑川下流部の河川事業の変遷」(写真6・7参照)が詳しく書かれた解説板がある。


直横の河川敷内の広場では、地元の年配の方々(写真8参照)が魚を捌いておられた。
大きな肝が置いてあるのでお訊ねしたところ、「エイ」の肝とのこと。
見ると、刺身になっているのも「エイ」のようだ。
気のおけない仲間と「これから一杯?」ですかとお訊ねしたところ、笑顔が返ってきた。
まさに、垂涎の光景である。


いい景色を眺めたところで、帰路に就く。今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)22km→中央区・南区・東区18km→熊本(自宅)
所要時間4時間(実3,5時間) 総計40km 走行累計13,803km

自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。

コメント一覧

白神仙人
今晩は、此方は暗くなって居間の電気をつけながらパソコンをしている。毎日時間は有り余っているように思えるが、仙人は色々と趣味が多いのでなかなか自由にならない日があります。今日はその日でした。起床は5時前には起きるが、昨日にパソコンをセットアップした関係で色々と消えたから頭を悩ましながら挑戦中・・・bluetoothを使ってユーチュブ好きな音楽をダウンロードしてスマホへ送り散歩時に聞いています。でも今日の所は操作が出来なかった。
午前・午後と2時間ほど畑仕事をしてからパソコンをしていた。
妻は温泉に日帰りに行ったのでお昼は一人でした。
また明日挑戦です。まぁ~こんな感じの一日です。
asotakadakedake1592
Re:白神仙人さんへ いいね!コメントありがとうございます。
仙人さんの山仕事や畑仕事や日々の暮らし工夫の話もなかなか魅力的ですよ。
堰や水門や井手には、昔の人の工夫と命がけの建設過程の跡がみてとれることに感動します。その数百年の歴史があって今日の我々の命があることを思うと、先人に感謝です。
私のブログ記事を参考にして頂けるとのこと、有難うございます。仙人さんの記事を楽しみにしています。自転車くま
白神仙人
貴方のブログを見て題材は身近にあることを知りました。仙人は過疎に住んでいるから温泉旅行を主に取り上げているがこんど自転車で取材をしてみます。確かに堰や水門も沢山あるのでそれぞれに歴史があるのと思うので取材して掲載をするので見てください。これで少しは仙人暮らしが忙しくなりそうです。
asotakadakedake1592
@romajin-da Re:romajin-daさんへ いいね!コメントありがとうございます。
こんにちは
珍しい光景を見るのは、楽しいですね。閘門を船が通っていれば、なお楽しいのですが・・・
下関漁港閘門は大きいですね、中無田閘門の4・5倍あるようですね、今google地図で見ました。
気候が良くなりますので、自転車での小旅行?が楽しくなりますね。自転車くま
romajin-da
こんにちは
熊本に閘門(こうもん)がある事を初めて知りました。中無田閘門は珍しい光景で、見るのは楽しいですね。
私が知っているのは、下関漁港の閘門(こうもん)で、パナマ運河式の閘門です。自転車で見に行きましたが、日本海と瀬戸内海の干満差を抑制するために造られました。
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