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いろいろ

藝人春秋Diaryの感想※水道橋博士の芸人論。とても不愉快だけど、なぜか感動

藝人春秋Diaryの感想

水道橋博士の芸人を題材にした本が藝人春秋Diaryです。

この本、書籍で買ったのですが、辞書みたいな分厚さで、とても読みづらく、本を読むのに不愉快な装丁の本です。

伊集院さんの朝のラジオに博士が出ていたのですが、人を殴るのに丁度よい形って言ってた気がします。

実際、ちゃんと机の上に置いたり、態勢を整えないと読みにくい本で、ページ数も554ページと超長い。

でも、読み終わると、結構、感動しました。

そんな、藝人春秋Diaryの感想を書きます。

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藝人春秋Diaryの基本情報

藝人春秋Diaryの表紙
本名 藝人春秋Diary
発売日 2021/10/18
著者 水道橋博士
出版社 スモール出版
掲載誌 週刊文春

藝人春秋Diaryのあらすじ

藝人春秋Diaryの裏

芸能者が書き記す
疾風怒濤の芸能界日記

『週刊文春』の連載「週刊 藝人春秋Diary」全60作を完全収録した決定版! 水道橋博士が紡ぐ、芸能界から政界までの渾身のルポルタージュ
※amazonより引用

登場する人物

西野亮廣/尾崎世界観/三又又三/竹下景子/小泉今日子/石原伸晃/那須川天心/北野武/安住紳一郎/春風亭昇太/石坂浩二/加賀まりこ/ウディ・アレン/新しい地図/BIG BANG/BTS/みうらじゅん/麻生太郎/日野皓正/やくみつる /太田光/ユーミン/安倍晋三/松本人志/萩本欽一/遠藤賢司/和田アキ子/江口寿史/吉岡里帆/村本大輔/島田洋七/荒俣宏/春風亭小朝/太川陽介/ぶっちゃあ/たけし軍団/蛭子能収/浅野忠信/野中広務/大竹まこと/ビートたけし/岡村隆史/片山さつき/大仁田厚/笑福亭鶴瓶/剛力彩芽/前野朋哉/MEGUMI/高田文夫/内田裕也/樹木希林/古舘伊知郎 ほか

藝人春秋Diaryの感想

辞書みたいな太さで読みづらい

藝人春秋Diaryの本の厚み
多分、amazonで買ったのですが、手に取ったときの印象は太い!です。

全部で554ページあって、辞書みたい。

なので、ちゃんと両手で持たないと読めないとても不自由な本。

伊集院さんがラジオで、「読み応えも殴り応えも相当ある」と言ってましたが、まさにそんな感じですね。

読み応えがありすぎる

週刊文春に連載していたものを再編集したものらしいのですが、並び順も変え、加筆もし、かなり修正した内容のようです。

以前の連載の話なので、「その後のはなし」という形で、後日談も書かれています。

ちなみに、文藝春秋から出版する方針もあったようなのですが、博士がこの太さで出したいと言ったため、出版できなかったそうです。

そこらへんについては、水道橋博士のyoutubeで紹介されています。

水道橋博士の異常な対談 〜Dr.Strangetalk〜

【町山智浩Part1】水道橋博士『藝人春秋Diary』が出来るまで/本作りで最も大事なコト/江口寿史&澤井健の魅力/日本人が知らないトランプの今/所得税と福祉の関係

古舘伊知郎さんの回が秀逸

読み応えはどの回もあるのですが、ラストの古舘伊知郎さんの回が秀逸です。

古舘伊知郎さんのことも書いているのですが、それ以上に博士と奥さんの奇妙な縁について書かれています。

奥さんには婚約者がいたけれど、ひょんなことから出会うことになり結婚。

そして、奥さんの祖母がビートたけしとまさかのつながりがあったという話です。

そして、最終回「藝人の墓」です。

ここを読むと、藝人春秋でなく、藝人春秋Diaryと、この本が日記である理由が分かります。

単なる芸人ルポじゃなく、博士の芸人の終わりに向けての・・・

まとめ:生涯を芸能に捧げた人の記録

水道橋博士は、コンプラ重視の令和にはマッチしていない芸人さんだと思います。

テレビがコンプラ重視なのは分かりますが、自由だったはずのネットもコンプラよりになっているように思います。

水道橋博士は、職業的な芸人じゃなく、笑いのためにやっちゃいけないこともやっちゃう生涯を捧げるタイプの芸人のように思います。

この本の登場人物もそんな人ばかり。

おかしいからこそ魅力的で、おかしいからこそ嫌われるんだと思います。

博士もなんか変なことやろうとしてます。

世間的には炎上案件だと思います。

マジでやってるのかもしれません。

でも、博士には、芸人として進んでもらいたいものですね。

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