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ビーシュリンプを大きく美しく育てるコツ!飼育環境と餌等詳しく解説

こんにちは!かつやんです!

レッドビーシュリンプは元々2cm前後の白と赤の小さくかわいいシュリンプです!

大きく育つ個体は2.5〜3cmになり美しく迫力を感じる大きさに成長します。

しか2.5〜3cmの大きさ迄成長するのは稀です。飼育環境・血統・餌等の条件が一致していないと中々この大きさにはなりません。

この記事ではビーシュリンプ飼育歴10年の私がを大きく美しく育てる方法やコツを紹介します!
内容は自身の経験や基礎知識からまとめさせていただきました!
ビーシュリンプがなかなか大きくならない等、お悩みの解決になればと思います。



飼育環境 ①水質


ビーシュリンプ含め甲殻類全般は脱皮を繰り返して大きく成長します。
ビーシュリンプは環境が合わないと脱皮頻度が少なくなります。
これは大きく成長できないという事です。

水質が悪いのであれば換水ペースを上げる、濾過の増設等が有効な改善手段です。 餌食いも良くなり成長速度も上がります。

あまり頻度が多すぎても良くありませんが、私は1ヵ月に2回、2割程換水をしている時が一番調子が良く感じます。



飼育環境 ②水温


ビーシュリンプの適正飼育水温は20~27℃位です。

おおよそこの間では活発に活動します。
水温は低いより、高い方が比較的餌食いも良くなる傾向があります。

逆に18℃以下、28℃以上の環境では活性が落ち餌を食べなくなります。
水温は常に一定が好ましいです。

よく自然界の魚類が一年のうち春夏に急激に大きくなるのもこの水温にによる活性と似ています。

▼レッドビーシュリンプの飼育についてはコチラをどうぞ!▼
www.tanagogo.work




飼育環境 ③ソイル

ビーシュリンプの飼育にソイルは欠かせません。
ソイルは大きく分け『吸着系ソイル』『栄養系ソイル』の2種です。

両方とも一長一短ありますが、成長・大きくさせたいなら個人的に『栄養系ソイル』一択です。

ただ『吸着系ソイル』の方が管理し易く初心者向けです。



栄養系ソイルとは?


栄養系ソイルは水草やシュリンプの成長に必要な栄養豊富なソイルのことです。吸着系に比べ、成長速度に大きな差を実感する事ができます。

栄養系ソイルは成長だけでなく、繁殖も盛んになり良い環境を作る等メリットが豊富です。

デメリットとしては、水槽が立ち上がる迄に3ヵ月程時間がかかる事です。
立ち上げ初期に亜硝酸などをソイルが放出する為、水質が安定して水槽内にバクテリアが定着してくれるまで時間がかかります。

しかし一度立ち上がると、ビーシュリンプの飼育は凄く順調です。
特に繁殖に於いてはかなり効果が見込めます。エビをたくさん繁殖させたい方、大きくしたい方は栄養系のソイルがおすすめです。

栄養系イチオシはこの二つ!

マスターソイルネクスト

私の家の近所ではアマゾニアが手に入らないので、代わりに使用していますバランスよく重宝します!

アマゾニアソイル
他より少しコストが高い物の、水草・シュリンプ何に於いても成長に差が出ます!ADA認定ショップでしか購入できません。



吸着系ソイルとは?


吸着系ソイルは、水中のアンモニアなどを吸着する効果を持ったソイルの事です。

水質の維持がし易く、初心者の方にも取り扱いのしやすいのが特徴です。
小型水槽や底面式フィルターとの相性も良く水質の維持に効果的です。

吸着系ソイルのデメリットは寿命が短く一年以上維持している場合、ソイルの部分交換や足しソイルが必要になる事です。

吸着系ソイルを使用している場合エビが抱卵しなくなったり、ポツポツと☆がでる等の予兆がでたらソイルの劣化・交換を考えると良いです。

万能で使い易いです。初心者にもおすすめです。

吸着系イチオシはコレ!

↑プラチナソイルは初心者でも簡単に使えます。
立ち上げもそこ迄難しくありません。





餌は動物性の方が大きく育ちやすい

植物性の餌よりも動物性の餌の方が成長は早くなります。

元々ビーシュリンプは植物食性の強い雑食です。
植物系の餌と動物系の餌の流通量は半々位です。
赤虫やミジンコ・ゾウリムシ等の動物性タンパク質豊富なエサの方が大きく育ちます。

ただし動物性の餌は植物性に比べ水を汚しやすくなります。
エビの活性に合わせてうまくバランスを取って与えると良いでしょう。
オススメは植物→動物→植物→MIXの様に交互に与えるのが個人的に良い印象があります。

大きくしたいからと言って与えすぎは良くありません、エビがたくさん排泄するので同じく水が悪化し☆が出る事もあります。
くれぐれも餌の与えすぎには注意が必要です。

オススメはコレ!
紅蜂シュリンプフード

動物性と植物性のMIXです。
植物性の餌と交互に与えると良いです。


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※注意!個体差・遺伝もあります


ビーシュリンプをこの記事で書いてある通りに育てても必ず大きいサイズになる訳ではありません。

これは遺伝や個体差も関係する為です。

遺伝で言うと、発色の綺麗な親同士を掛け合わせる事で綺麗な子が出易くなる様に。比較的大きく育つ血統を組み合わせる事で大きな個体は出やすくなります。

更に、同じ水槽で同じ親から産まれた個体でも大きくなる個体とあまり大きくならない個体がいるように『個体差』の問題もあります。




飼育匹数 多数飼育は大きくならない


多数飼育ではサイズが上がりにくい?
正直これの原理は不明ですが、経験上水槽である一定の数を超えた辺りから不思議と大きくならなくなり、同時に増えなくなる様に感じます。

私は常にビーシュリンプは30㎝水槽を使いますが、100匹以上増えると成長が遅くなるのを感じます。不思議と繁殖も100匹位迄は増えるんですけど、それ以降が増えにくくなります。

稚海老が増えない・大きくならず、120〜100を行き来する様に感じます。
選別で半分程間引くと時間をかけ50匹→100匹には増え易い印象があります。

環境もあると思いますが、45㎝水槽ではもっと増える印象があり大きく育った印象があります。


まとめ


ビーシュリンプは元が小さい事もあり、大きく育てるのは以外と難しいです。

ビーシュリンプを大きく育てるには単純に餌だけでなく、飼育環境【水質・水温・ソイル・飼育水槽のサイズ等】様々な要因が起因します。
3cmを超えるビーシュリンプは見応えがありますし、産まれてくる子供も楽しみです!
私は10年程趣味でビーシュリンプを飼育していますが、こちらに記した内容が一番大きく育つ印象があります!
是非大きなビーシュリンプの飼育を目指してみてはいかがでしょうか??