5分で理解する!!!「工業簿記・原価計算」その2 | 社会人の簿記・会計系資格取得のためのブログ

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今日の内容

 

こんばんは。

 

年が明けて、早くも1月半ばと

なりました。

 

まだまだ九州地方も鬼のように

寒い日が続いておりますが、

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

さて、

 

前回の記事は、「工業簿記・原価計算

を5分で学ぶ」その1を書きましたが、

 

今回はその続きを書きたいと思います。

 

 

前回の記事では、原価計算の

根本の考え方は、

 

直接費は「直課」

間接費は「配賦」

 

だとお伝えしました。

 

これが根本の計算方法となります。

 

そして、この原価計算方法を

「個別原価計算」として

「工業簿記・原価計算」において

勉強していきます、と書きました。

 

なお、これを読んで、

 

「総合原価計算はなんか計算方法

が違うけど?」

 

と思った方もいるでしょう。

 

根本は変わりませんが、そのことを

今回は触れたいと思います。

 

今回も、前回同様に「ラーメンの原価」

を計算する例で見ていきたいと思い

ます。

 

今回は、「豚骨ラーメン」を60杯

作ったと考えてください。

 

まぁ、大量生産ですね。

 

この場合の原価はどう計算すれば

いいのでしょうか?

 

簿記検定2級で工業簿記を勉強

された方は、「BOX」を書いて

計算していたかと思います。

 

で、そのBOXに上述の

「直課」「配賦」って出てこな

かったですよね?

 

これが、原価計算の根本だと

この記事では書いたのですが、

では、なぜ、上記の総合原価計算

では、このような「直課」「配賦」

が出てこないのでしょうか?

 

それは・・・

 

当たり前ですが、「豚骨ラーメン」

1種類しか作っていないからです。

 

そうすると、「豚骨ラーメン」を

60杯作ったとき、その1杯あたりの

原価を計算するためにはどうすれば

いいのでしょうか?

 

はい、単純ですね。

 

60杯作るのにかかった費用

(領収書などを集めて)の

総額を生産量60杯で割れば、

1杯あたりの原価を計算できますね。

 

で、この1杯あたりの原価を計算する

にあたり、

 

材料代6,600円を1杯、1杯に直課し

経費(屋台賃料)7,200円を

1杯、1杯に配賦してもいいわけです。

 

でも、同じ豚骨ラーメンなので、

そんな面倒なことはせず、単に

生産量で割れば1杯あたりの原価を

出せますよね。

 

じゃあ、ここで、

簿記検定の勉強で「BOX図」を書いて

必死に計算していますが、あれは

何をしているのでしょうか?

 

それは、作りかけのラーメン(仕掛品)

がある場合、それを資産計上するため

に、原価を計算してあげる必要が

あるので、原価を「完成品」と

「仕掛品」に配分計算しているん

ですよね。

 

そのために、簿記検定の勉強では

その配分計算を「BOX」を書いて

やっているわけです。

 

以上、ここまで理解していただく

だけで、「いったい工業簿記の

勉強で何をしているのか?」と

いったことが少しは整理できるかと

思います。

 

表面の計算と工業簿記の会計処理

をごちゃ混ぜにして、勉強して

しまうと訳がわからなくなります

ので、この根本の部分をまずは

理解してください。

 

上記に書いたのは「原価計算」

の方法です。

 

2級工業簿記では、

①簿記による会計処理

②原価計算の方法

 

の2つを学びますので、しっかりと

分けてテキストなどを見るように

しましょう。

 

では、総合原価計算について、

もう1つみていきたいと思います。

 

上記では豚骨ラーメンを60杯生産

としてましたが、これを仮に

豚骨ラーメン30杯、味噌ラーメン30杯

生産した場合は、どのように計算すれば

いいのでしょうか?

 

はい、もうお分かりかと思います。

 

「直課」「配賦」ですね。

 

この計算で、原価を豚骨ラーメンと

味噌ラーメンに配分し、その後、

それぞれのラーメンの原価を

完成品と仕掛品に配分計算すれば

いいですよね。

 

以上が今回の内容です。

 

工業簿記、原価計算の科目は

苦手にされている方も多いので、

まずは、この根本の部分をしっかり

と理解されてください。

 

なお、「工業簿記がわからん!」

という方向けに、noteに無料記事を

書いておりますので、ぜひ、

こちらを参照してください。

 

 

 

 

あなたの試験勉強の参考になれば

幸いです!

 

 

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