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五木村・五家荘ライド(その1) … 五木村より川辺川を登る

長らく更新をサボってましたが、自転車との戯れは例年よりも深くなっております今日この頃です(;^ω^)

色々と記事のネタも溜まってますし、ここ最近になって梅雨入りかと見まごうような雨が続いてますので、その合間にでも記事を書いてみようと思います。

2022年の春は、自分が自走で行ける距離にある土地でまだ未開の地であった、五木村・五家荘界隈をひたすら攻める、という目標を立てて動いていました。

今回はその1回目、五木村を目指し、その脇を流れる川辺川に沿って酷道を登ったときのお話となります。

大通峠

ということで、熊本市から五木村に入るルートで最も確実な道のりである、大通峠(おどおりとうげ)を目指します。

国道3号線を南下し、イオンモール宇城を通過後に氷川を渡り、程なくして見えてくる交差点を左折し国道443号線に入ります。

この国道をそのまま進めば氷川ダムへと繋がりますが、今回は道の駅東陽前の交差点を直進し、県道25号線へと進みます。

序盤は比較的のんびりとした勾配の道が続きます。

道中、大通峠へ向かうこの道のシンボルともいうべき、打ち捨てられた産交バスが見えてきました。

自分の記憶をたどると、13年ほど前に友達とドライブしたときからすでに存在していましたので、かなり長い間ここに置かれていることになります。

誰がどういう経緯で設置しているのかは定かではありませんが、なんとも趣のある風景です。

この産交バスを越えたあたりから坂も気持ち本格的なものになっていきまして……。

ラストのループ橋手前あたりが、勾配のピークになるようです。

ちょうど登りのきついところで道路工事が行われていたので気持ち攻略に手間取りましたが、何とか登り切ることが出来ました。

峠の頂まで来ると、トンネルが見えてきます。

このトンネルに入らずに左に向かえば、五木の子守唄の歌詞につながる峠、子別峠(こべっとう)へと向かえるようですが、今回は素直にトンネルをくぐることにします。

トンネルを抜ければ、五木村です。

五木村

大通峠から五木村までの道のりはひたすらの下り坂。

ただひたすら、山、山、山……といった風情です(;^ω^)

車道自体はとてもきれいに整備されてますので、安心して下ることが出来ます。

白滝公園

道中、白滝公園で、持ってきた補給食をかじりながら一息つきます。

奥まで行けば鍾乳洞があるようですが、今回は見送ることにします。

白滝公園脇の小鶴トンネルをくぐり、更に道を下ると、苔アートがありました。

五木村の中心部が近づいて来ているようです。

道の駅 子守唄の里・五木

大きな橋を渡り、五木村の中心部にやってきました。

橋の下を流れるのが川辺川

球磨川水系でも特に大きく、深い谷間を走る壮大な河川です。

この下流に位置する相良村に川辺川ダムを作るという計画がありますが、仮に作れば九州最大のダムになるんだそうです。

……実際目の当たりにすると本当に壮大な風景なんですが、どうも写真には収めにくいといいますか、伝わりにくいのが辛いところです(;^ω^)

谷が深すぎるからでしょうか、川そのものが写ったいい写真が一枚も有りませんでしたw

さてちょうど、お昼時だったので、お弁当を道の駅で買って食べることにしました。

隣接する建物がそのままイートインスペースのようになっているため、そこで軽く舌鼓を打ちます。

宮園のイチョウ

道の駅をあとにして、国道445号線を東へ進みます。

265号線338号線と並び、九州の中では3つの指に入るであろう酷道として有名な445号線ですが……。

再整備されている区画も相応に増えておりまして、比較的走りやすい道がしばらくは続きました。

その道中出会ったのが宮園のイチョウの木

たしかに大きなイチョウでした。

秋に足を運んだらさぞかしキレイでしょうね(*’ω’*)

そして敷地の外には、川崎のぼる先生が描くいつきちゃんの絵が書かれた横断幕がデーンと……。

なんと、熊本県にお住いになられているんですねw

特にいつきちゃんのデザインは、いなかっぺ大将やてんとう虫の歌を彷彿とさせるもので、五木村にマッチしててとても愛らしくて好きです。

五家荘・久連子・椎原

国道445号線は、川辺川に沿って東へと伸びています。

これをそのままたどるような感じで走り、五木村から五家荘に入ります。

最初の久連子地区をかすめるように走る区間では、比較的きれいな道のりでした。

が、ここのトンネルを超えてからが酷道本番です(;^ω^)

ここから先は、道がほぼ1車線。いわゆる旧来舗装された状態のままとなっています。

何もない悪路を暫く進むと、椎原地区へと入りました。

ここまで来ると民家も多く、郵便局があったりと、いうなれば五家荘の中心部とも呼べる場所に来たんだなと判断できます。

そんな折に姿を見せてくれたのが、緒方家

五家荘に逃げ落ちた平家の残党が、緒方と名を変えて生きてきたんだそうです。

そんな緒方家を後目に更に先へ。

国道も二車線へと戻り、きれいな道が再び姿を表します。

そのものズバリ、平家トンネルをくぐってさらに先へ。

五家荘・樅木

ここで川辺川に沿って国道から一旦離れ、更に東へ。

五家荘の最も奥に位置する樅木地区を目指します。

とんでもないアップダウンを繰り返す道のりを進み、樅木地区の終端から橋を渡って、再び国道へと戻ってくるというルートを選択しました。

国道をそのまま進めばたかだか5kmあるかないかという距離が、これで15kmほどに伸びた格好となります。

なかなかに過酷な道のりでした(;^ω^)

特に、行きに使った川辺川左岸の道は……道中これといったものが見当たらないときています。

一つだけ食事処があったくらいでしょうか。それくらいに何もない山道でした。

一方、橋をわたり右岸を走りますと、それなりに見応えのある観光地が姿を表します。

樅木吊橋

まずは樅木吊橋

川辺川の上に、大小2つの吊り橋がかけられているというなかなか迫力のある光景でした。

五家荘平家の里

次に、五家荘平家の里です。

資料館として、五家荘の歴史や伝説を紹介している施設となっています。

後日家族で足を運んで観光することになりましたが、こじんまりとしていながらもなかなか気持ちのいい施設です。

五家荘・葉木

国道に戻ったところで、再び登り道です。

酷道状態の区画も残ってましたが、きれいに整備された区間もまた多く、比較的走りやすい印象でした。

が、道はさておき、樅木のアップダウンで完全に足を使い切ってしまってましたので、ここでの登りはかなりの重労働でした(;^ω^)

梅の木轟

途中、梅の木轟で休憩です。

川辺川の支流を吊り橋で渡り、川べりまで降りて迷路のような歩道を進みますと……。

ご覧のような滝が姿を表しました。

以前行ったせんだん轟と比較すれば気持ち小さいですが、そこに至る川の流れは引けを取らない迫力をはらんでいます。

五家荘・仁田尾

ヒーコラいいながら何とか坂を登りきり……。

二本杉峠

二本杉峠に到着です。

美里町方面から登る超級山岳ヒルクライムと比較すれば軽いものですが、それでも相当しんどい道のりでした……。

東山商店で芋天を買い、お店の人と軽く談笑しながら体を休めます。

そしてそのまま二本杉峠のダウンヒルです……。

のんびりと下ったつもりでしたが……。

これが今日一番の地獄でした(;^ω^)

あまりの勾配のすごさに、そして本酷道の最難関区間とされるこの峠道に、2度ほど楽車しかける事態となりました……。

何より乗用車とのすれ違い(離合)が発生する始末です。

自転車と乗用車のすれ違い程度であんなにマゴつく道が他にあるでしょうか(;^ω^)

下り終える頃には完全に憔悴している自分がおりました。

もう二度と、二本杉峠を下りで使うことはないと思いますw

帰って記録を見てみると……。
なかなかの距離、なかなかの獲得標高となりましたw

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