Twitterスペース【太陽光エネルギーのミライ】のまとめ

2022年2月1日地域活動

【世界を知ってセカイを変える】の初回として、太陽光エネルギーについて語る回を開催したので、サマリーをまとめました。

冒頭の雑談タイム

初回ということで雑談から入りました。いろいろとお話が飛び出したのですが、おもしろかった話題を1つ。

竪穴式住居と3Dプリンター

3メートルの穴を掘って「竪穴住居」をつくったご経験の話。それ自体も面白かったのですが、3Dプリンターを使ったセルフビルドに話が飛びました。

地域ごとに3Dプリンターを共有し、地域の材料をつかって家をつくる可能性へ言及。そういった住宅ベンチャーが出てきてもおかしくないのではというお話。

原材料不足はいまトレンドの話題であり、荒唐無稽な話ではないように感じました。オフグリッドのほうがむしろ現実的であるという社会が近づいているように感じます。

まさに太陽光エネルギーはオフグリッドの一丁目一番地です。

太陽光エネルギーについて

エネルギーを得るため人類は「無理」をしている

2010年メキシコ湾原油流出事故という「事件」を想起すると、人類はエネルギーを得るためにかなり無謀な試みをしているのではないでしょうか?

福島第一原子力発電所事故を例に挙げるまでもなく、制御しきれない中央集権的エネルギーは人類の未来を奪う危険性を秘めています。

また二酸化炭素の問題もあります。この問題は予測不可能な領域に入りつつあり、過去の地球の歴史を紐解いても複数回の氷河期や複数回の大量絶滅などがあったことを考えれば、人類の未来をこれも危うくすることだけは明らかです。

太陽光という無尽蔵のエネルギー

地球に降り注ぐ太陽エネルギーは、ほぼ無尽蔵で膨大。地球に一日あたり降り注ぐ太陽光エネルギーの1%が地球全体の一日あたりのエネルギー消費量の100倍に相当します。

先述のような危険な試みに踏み込むのは、まずはこのエネルギーをしっかり使い倒してからというのが筋というものでしょう。

ただ、現時点での太陽光エネルギーの技術・運用方法にはいろいろと問題があるのは事実です。そこに対してはどのような対応策があるのでしょうか?

ペロブスカイト太陽電池

ペロブスカイト太陽電池は、従来型のシリコン太陽電池と比べると製造が容易で、コストも5分の1ほどになると予想されている技術です。

光を透過するという特徴から、いままでのシリコン太陽電池で適用できなかった、窓や壁面など応用範囲が広がると考えられています。

あと5年以内には実用化・市場化されると予想されており、太陽電池が一層身近になるのは間違いないと考えられます。

建物の屋根に載せるべき

太陽光発電は「建物の屋根」に載せるのが良いのではないでしょうか?

中央集権的なエネルギーとの対比で考えても、社会問題を引き起こしているメガソーラーのような運用方法ではなく、個人や地域単位で利用するのが技術的にも筋が良いと考えます。

また、地方には休耕田や休耕地が広がっており、これを利用するのが良いのではという意見もあるかもしれません。

しかし「農地を守る」という側面も重要です。地球規模での食糧危機についても備えておくべきという観点も持てば、まずは屋根、ではないかと思われます。

StarLink・スカイクール

オフグリッドという視点では、電気・水・インターネットが生命線となります。

このうち「電気」をまかなうのが太陽エネルギーですが、水とインターネットについても、新たな技術が続々と開発されています。

また、夏場に大量に電気を使うのが冷房です。これについても新しい技術が生まれています。

蓄電技術が課題

エネルギーの地産地消・オフグリッドを実現する上で、技術的な目算が立っていないのが蓄電技術です。

ここは電気自動車の進化にともなって技術開発が進むことに期待したいですね。

今後のゲストについて

一応今回は「太陽光エネルギー」の近未来をメインにお話をしましたが、テクノロジー、シンギュラリティー、人類史、出雲神話、とあっちこっち話が飛びまくるのは、このコンテンツの特色です。

個人的に話していて楽しいのは、この地域の現状や、地域の面白い人とからめたお話です。今後は、話題に関連したゲストをお呼びしていこうかな、と考えていますので、ぜひお楽しみに!