大人が読み聞かせするなら、5、6歳くらいから……自分で読むなら、小学生から大人まで、楽しめる本です。
この本は、コロナにまつわる様々なことが、統計データに基づき、出典を明らかにした形で、誰にでも読みやすくわかりやすく、書かれています。
例えば、コロナ感染者の増加についてねずみ算式に増えていくということを、わかりやすく図で解説していたり、
またミルグラム教授の実験データをもとに、たった6回誰かが誰かにうつしていけば地球の裏側に住んでいる人まで感染してしまう…⁉︎
と言うような文章で警戒を呼びかけながらも、ただしかつめらしく、コロナの恐怖をあおるだけではなく、サザエさんや、ドラえもん、ミッキーマウス、のコロナにまつわる話が載っていたりと、子どもが興味を持ちやすく、楽しく読めたり、語り合ったりできるような内容になっています。
この本は、私が前にこのブログの中でお話しした
これからの時代に最も求められる力、レジリエンスをさりげなく養ってくれる本になるかもしれないなと思ったんです。
レジリエンスというのは、
逆境から立ち直る力、
できなくてもあきらめない、
折れてしまわない しなやかな力 です。
レジリエンスには、ユーモアや楽観性、自己効力感などが関係してきますが、この本を読むと、
中学1年生の女の子がお年玉を使ってマスクの材料を買い集め毎日30枚以上手作りし、約600枚を山梨県知事に手渡したと言う話や、
99歳のイギリスのおじいちゃんが、自宅の庭をチャリティーウォークで100往復して40億円もの募金を集めた話が載っていたりと、このコロナ禍において、大変なストレスの中で、折れてしまわずに、自分にできることを探して実行した人の話もさりげなく載っていたりしますので…。
だから、子供が辛い経験や大変な目にあったときには
そんな力を身に付けるチャンスじゃないかな
私たち大人も、辛いことしんどいこと嫌なことがあった時はチャンス。
想定外の大変なことがあった時は
「大人たちは、こんなふうにして乗り越えていたな」と言うモデルを
子どもたちに見せるチャンス
どうか、その辛い中で、いろいろと工夫して、
その苦しみを抱きしめ、なだめながら、
自分の思い通りにいかない現実と共に生きていく姿、学び成長していくところを、子どもたちや後世にお伝えくださいますように…
知識や技能は、AIやら、データやらで、
継承していくことができますが、
「身近な人びとが、こんな大変な思いをしてたけど、
こんなふうに切り抜けてたな」とか、
「やり過ごしていたな」ということ。
そんな電子データに入らないようなことこそが、
苦境の中で、人を活かす力につながるように思うからです。
と書きました。
東日本大震災で大変な目に遭われた羽生結弦さんが、
そのご苦労を糧に、レジリエンスを身につけ、世界一の選手に成長されたように…
今この大変なときは、
私たちの子どもたちや孫たちに、そんなものすごい力が身につく
大きなチャンスなのかもしれません。
親も子もストレスのたまる夏休みとお察ししますが、
どうか災い転じて福になりますように…💕
重症筋無力症と言う難病闘病体験を経て、
たくさんの本や人から教えていただいた
誰でもどこでもいつでも
お金をかけずにできるヘルスケア、
心のあり方を整えて元気に幸せに生きる
ヒントをお伝えしたい。
日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー
南野原つつじがお届けしました😊(自己紹介)
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