のと爺の古事記散歩

古希+4歳になってしまった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・ご近所編Part3(48)~元三島神社~究極の〇〇〇〇!?

 以前、都心のビルに挟まれこじんまりとした神社など、「こんなところに神社がある」というような、立地状況がちょっとばかり変わった神社をいくつか紹介しました。今回は、私の中ではその究極ではないかと思える神社を紹介します。東京都台東区根岸(もっとわかりやすく言えば、JR山手線鶯谷駅北口前)にある三島神社(もとみしまじんじゃ)です。
 なにが究極かというかは後程。私の中では、日本広しといえど、こんな立地にある神社はここだけじゃないかと思う次第です。知らんけど・・・。

 

 

1.場所

 ここです。

2.ご由緒とご祭神

 縁起板には細かく書かれていますが、要約するとこういうことのようです。  

 伊予水軍の将・河野通有元寇に際し、氏神である伊予国一之宮「大山祇神社」に戦勝祈願して出陣し多くの武勲を挙げた。帰陣の際、霊夢によって「武蔵国三島大明神大山祇神 おおやまづみのかみ)を勧請せよ」と云うお告げを受け、上野山内(現・上野恩賜公園周辺)の河野氏の館に弘安4年(1281年)に奉斎したのが始まりと伝えられている。
 その後、幕府の命により遷座を繰り返したことにより当社、本社三島、三島の三つに分社されたとのことです。

 当社のHPは見当たりませんでした。

 そして大山祇神ですが、古事記では大山津見神といい、イザナギイザナミの神生みで成った山の神です。古事記の中では数回名前が出てきますが、一番有名なのは木花之佐久夜毘売(このはなのさくやひめ)の父親として出てくるところでしょうか。

 

 

3.参拝~究極の立地環境

 さて、参拝しましょう。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、JR鶯谷駅北口周辺は飲み屋街、ホテル街、いわゆる歓楽街として有名(?)なんですね。えっ、お前も行ったことあるんかって? 記憶にありませ~ん・・・アハッ!
 で、当神社は駅から徒歩数分なんですが、歓楽街の一角にあり、たどり着くにはホテル街を通ることになります。なんでこんなとこに神社があるの?いやいや、神社が先で歓楽街が後でしょう。なんか大人の事情というやつでしょうか。

 駅のホームから社殿屋根が見えます。


 駅北口前はこんな感じ。社殿も見えるし、道は狭い。


 ホテル街の写真は撮っていませんが、そこを通って神社の入口に着きます。


 門を入ると、樹木に覆われうっかり見逃しそうな一の鳥居です。



  後ろから見るとこうです。



  鳥居をくぐると狛犬がいますが、よく見ると尻尾を天高く突き上げているように見えます。このスタイルはなかなか見ないですね。そしてその先に手水舎です。


 そして、拝殿へは階段を上がります。上がったところに二の鳥居です。


 二の鳥居から振り返るとこんな感じです。結構高い!

4.拝殿

 二の鳥居のすぐ目の前が拝殿です。距離がないのでこのアングルが限界です。

5.本殿

 本殿はいったん境内を出て、ホテル街の路地と駅前から見上げるようにして撮りました。

6.ご朱印

 拝殿のすぐ脇が社務所になっています。ご朱印は書き入れでいただきました。

7.まとめ

 さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 こういう立地の神社は初めてでしたね。神様もビックリなんじゃないでしょうか。
歴史的には740年以上ある素晴らしい神社でした。

 余談ですが、実は鶯谷には若かりし頃の思い出があります。私が新卒で入社した会社の上司が、歓迎会と称して連れて行ってくれたのが鶯谷ダンスホールでした。もう半世紀も前ですので細かいところは忘れましたが、田舎育ちにはダンスなど踊れるわけがなく、ただ茫然としていたことをなんとなく覚えています。世の中にはこんな世界があるんだ~!未知との遭遇やぁ~、なんてね。
 そういえば、その昔、笑福亭鶴光が歌った「うぐいすだにミュージックホール」なんて歌もありましたね。えっ、ご存じ!ご同輩、あんたも好きねぇ~。

 ということで、今回は大人向けのお話でした!ご無礼の段、ご容赦ください。

 失礼しましたー。

 


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