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タイのベジタリアン週間でダイエット!

2021年10月9日

タイ菜食週間

タイではベジタリアンにならなければならない期間があります(ギンジェー/齋食)。
もちろん、なるかならないかは個人の自由なので、「ならなければならない」と書いてしまうと間違いなのですが、一定期間(約10日間)はベジタリアンをやっておいたほうが、タイ人には受けが良いので、ビジネスマンは特に支障がない限りはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

タイのベジタリアン週間の基礎知識

毎年、旧暦(太陰暦)の9月1日から9月9日までが、ベジタリアン週間(菜食週間)になります。新暦では9月下旬から11月上旬になることが多いです。
いわゆる菜食週間で、仏教的な意味としては、動物を血や肉体で贖った食材を排除した食事をして、身をきれいにしましょうという意味があります。
この期間は飲酒も避けるのが普通です。
今年は10月6日から約10日間です(一日前後のズレあり)。

何を食べてはいけないか

私も10年ほど前から、タイ人に付き合って同じ菜食習慣にチャレンジし始めたときは、かなり勘違いしていました。初めてのときは「肉を食べなければいいんでしょう」と単純に考えていました。だからヨーグルトミルクなどは大丈夫、野菜(キュウリやトマト)を買ってきてドレッシングかけて健康的に過ごせると思いこんでいましたが、実はこれは間違いです。
菜食週間中は、乳製品を含む動物由来のものは食べてはいけません。つまり、ヨーグルトもダメ、ミルクプロテインなどもダメです。また、動物性のオイルを用いたドレッシングなどもダメです。突き詰めていくと、食べてもいいものはかなり限定的で、普段使っている醤油やポン酢なども調味料として動物由来のものが履いているかどうかは怪しいため、使わないほうがいいということになります。
スーパーなどでのマークの入った、菜食週間に合った調味料を利用するのが定石です。

あと、菜食なら何でもいいかといえばそうでもなく、「にんにく」のような匂いのきついものも原則アウトです。厳密に菜食週間に入る人は、肉・乳製品以外にも匂いのキツめのものは省きましょう。

何のためのベジタリアン週間か?

これには諸説あります。謎の疫病を鎮めるための健康祈願とか、故人を偲んで身を清めてご加護を得るためだとかです。私が調べてみた感じでは、プーケットの中華系タイ人が

誰がべジタリアン週間に参加するか?

菜食週間に参加する人の多くは、タイチャイニーズ(中華系タイ人)です。ネイティブタイ人は参加しないのかと思うかもしれませんが、私の20年ばかりの体験によると、ネイティブタイ人は形式上参加して見る人が多いようですが、厳密にはルールを守ってまで参加するという感じでもなく、フル参加する人は少ないように感じます。例えば、ネイティブタイ人とタイチャイニーズのカップルを観察してみると、ネイティブタイ人が配偶者のタイチャイニーズに合わせて菜食週間を(数日だけ限定的に)過ごすようです。私がネイティブタイ人に、菜食週間の意味について知識を得ようと教えてもらおうとしても、あまりピンとくるような回答は帰って来ないことが大半です。

また、参加すると言っても一日目しか参加(実行)しない人もいれば、前日から準備して参加する人もいます。また、菜食週間を全く無視して、思いっきり肉食する人もいますので、実際のところ強制では全くありません。もちろん、スーパーでも肉は販売されており、レストランでも肉料理が注文できないわけではありません。

ベジタリアン週間はかなり本気モード

以上の説明だけだと、「やってもやらなくてもいい」かなりマイナーな習慣と思うかもしれませんが、実際にはタイ全土で本格的に行われます。強制ではありませんが、この期間にショッピングセンターに行くと「」マークが入った旗が立っており、それは「ベジタリアン食」を販売していますという印です。

べジタリアン週間に参加して何が嬉しいのか?

べジタリアン週間に参加して何が嬉しいのか」と問われれば、とても難しいです。私自身、端折って人に説明するときは「タイ人の信頼関係を育むため」などと功利主義的な説明をしていますが、実際のところそんな程度のものではありません。特に、菜食週間が何たるかもろくすっぽ理解できていない私レベルですが、それなりに仏教的な精神性には興味があり、真似してみることで何かがわかる変わるのではと期待して実行しているということもあります。

  • 多くのタイ人的なキャラはどう形成されるのか知りたいから
  • タイ人のものの考え方、捉え方を知りたいから
  • どさくさに紛れてダイエットしたい
  • もしかして精神が清められるかも、是非体験してみたい
  • 仏教の精神性に少しでも触れてみたい

不健全な目的もあることは心得ていますが、毎年、菜食週間に10日ばかり参加したところで、私側のデメリットはないように感じています。精神性にどの程度の変化が生じているのかは、自分では疑わしいのですが、毎回菜食週間が終わる頃、「こんなに無駄に肉を食べていたのか」と思うことがあります。「」だけではなく、普段、無駄に食べていることに気付かされます。少なくとも、自分の生理活動の中に自分でコントロールできる無駄、無益なものを体感できるのは、実利的な意味でもメリットです。結果的に、小太りからスリム気味への体型に変身できる、私にとっては利用価値のあるダイエット期間になります。

べジタリアン週間に参加する場合の注意点

菜食週間は、あくまで心の問題なので、自分なりのベジタリアンルール(例えば菜食だがドレッシングはふんだんに使うなど)で過ごしてもいいのですが、私の場合はタイ人の厳密なルールに従っています。また、菜食週間の前日から、食事ごとに少しずつ食べるものを少しずつ動物性蛋白から大豆性蛋白に切り替えています。そこまでしても、神秘的な体験ができるわけではないのですが、それはただ修行が足りないだけだと理解して、結局のところ得るものが多いので、私の場合は、できるだけ厳格なルールを課して参加します。

今年の場合は少々気をつけるべきことがあります。菜食を無理に続けると、免疫力が低下するような話もあります。正確には菜食だけだと栄養バランスが崩れて、結果的に体調を壊すリスクが有るという感じでしょうか。この場合、例のウィルスにやられるリスクも増えますので、調子が悪いと思ったら途中でもキッパリ脱落すべきでしょう。体調を壊したり、人に迷惑をかけてまで実行しなければいけないものではありません。体調がヤバイと感じたら、躊躇なく動物性蛋白を摂取しましょう。10程度だと、多少バランスを壊しても大丈夫な人もいるはずですが、ダメな人もいるはずですので注意しましょう。

果物類は菜食週間でもたっぷり摂取できますので、果物を忘れずにしっかり食べるのは利口な参加方法だと思います。

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