ショートショート作家 R・ヒラサワの〜Novelist's brain〜

小説の書き方ブログ。ショートショート作家 R・ヒラサワが自身の作品を用いて詳しく解説。新作随時公開中!

(小説・ショートショートの書き方)創作の動機/カメラがある時

 

創作の動機/カメラがある時

 

ショートショートの創作プロセスを、その『動機』に絞って公開するものです。深くそれを知ることで、ご自身の創作時のヒントにして頂きたいと思います。
今回の作品は『カメラがある時』です。

 

【CONTENTS】

 

過去の出来事

 

子供の頃、好きなスポーツカーを撮りたくて始めた『カメラ』。撮るうちに興味の範囲はどんどん広がり、ずっと『写真家』になりたいと思っていました。
一時はフリーで始めかけたものの、自分に足りなかったものが多く、結局は『趣味』との位置付けに至りました。
小説を書く上で『武器』の一つである『専門性』。読者の興味を惹く為に、作家は多くの事を知る必要があります。可能であれば、それが『レア』な方が良いのですが、なかなかそうもいきません。そんな場合は、自分自身の『こだわり』をプラスするのが良いかと思います。
日常の特別な場面に遭遇した時、今の様に携帯電話が普及していない頃は『カメラがあったら』と、よく思ったものです。
話は変わって全く別の時代、私はここでもお話した事がありますが、数ヶ月後に『殺人犯』となってしまう人と、訳あって二人きりでしばらく部屋にいた事があります。事件を聞いた時には『鳥肌』が立ちましたが、あの時何もなくて良かったと今でも思うのです。

 

 

 

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抽出されたネタ

 

『カメラがある時』『証拠写真』『時効成立』

 

携帯電話がない時代、特別な場面に遭遇したら、やはり『カメラがあったら』と思う事でしょう。そして、それは事件などでも同じ事で、人の記憶は日を追うごと、どんどんと薄れてゆく。しかし、写真は変わらない。

例えば容疑者を特定する場合に、現在の様な防犯カメラの映像や、写真などがなければ『目撃証言』が有効な手段となる訳です。その目撃者も、見た人が大勢いれば総合的に判断出来るでしょうけれど、それが一人だった場合はその証言を頼りにするしかありません。それが曖昧だったら容疑者は逃げおおせてしまい、事件は迷宮入りする可能性が高くなってしまう。
かつて殺人事件に『時効』があった時代、それが成立すれば犯人は堂々と生きる事が出来ました。実際には『堂々』ではない筈だけど、しかし、それが明らかになったところで、法律では裁けないのです。身近にいる殺人犯。その恐怖は計り知れないですよね。

 

 

創作が上手く進まない……。そんな時、『もしも……』と、あてはめるだけ!

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創作の開始地点

 

過去にこの場所であった『殺人事件』について語る男。当時、かなり話題になった様で、事件の詳細について色々と話し続ける。内容は、二人の男性が口論となって、一方が撲殺されたと言う。この事件には目撃者がいて、その証言から該当する人物が数名取り調べを受けるが、全員『シロ』だった。

やがて事件は迷宮入りとなり、世間から忘れ去られていまい、ついに『時効』が成立。

男の話によると、目撃証言が実はいい加減だった。事件のあった日、そこにカメラがあって正確な情報があったなら、犯人は逮捕出来たのではと言うが……。

ショートショート『カメラがある時』の全文はこちら↓↓↓

rhirasawanb.hatenablog.com

 

 

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