世界が不穏な空気に満たされているけど、その空気を躊躇せずに吸い込んで、そいつが運んだ酸素で脳を働かせているから、周りと同じような答えしか出ない。
好きなものは好きでいたい、だから理由を見つけたい。
ささーきの引退は、それなりに応えたぜ。
明日で二十八歳。
歳ばかりを重ねて、何も進まないと毎年のように言っている。
夜勤中に、明日は頑張ろうと思っても返って浴びるシャワーが思考すらも流す。
流していたいのは、競馬と競輪だけ。
今年はミニマリストを目指すので、当分はしないと山にでも誓ってくるか。
そこで思いついたのは、取捨選択をモットーにしようというもの。
ミニマリストの考え方も、結局はそれだと思う。
何を捨てるべきか。
まずは、プライドでも捨てようかな。