暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

広く浅く

2021年10月19日 | 古民家
 木と土と石で造られてきた住まい・・・
そこには竹や和紙・・・イ草などの植物も使われていますが・・・
自然に育ち・・・近場で手に入る素材で組み上げる、時間が育てて来た知恵の集合体で・・・
乾かしたり・・・削ったり・・・混ぜて見たり、そのままで使うだけではない工夫の連続が暮らしの豊かさになって行きました・・・。

古民家の造りは・・・先人の知恵が詰まった住まい造りで、これからの暮らしに大切な教えは残されているのに・・・
今更時代をさかのぼる時間を、必要としない人も多くて・・・
変化を、喜んで求める人は少ないようです・・・。

薪を燃やしての竈で・・・土鍋や羽釜を使って炊くご飯がおいしいのを、みんな知っていても・・・
自分でこしらえる喜びよりも・・・提供される満足感を大切にしているようです・・・。
モノ造りは・・・設計から材料選び・・・加工から組立まで・・・
イチから育てる満足感・・・達成感があるから楽しいのかな、と思っていても・・・
過剰すぎる快適な住空間や・・・お手軽なキャンプを見ていると・・・
広く浅く・・・いろんな出来事を体験出来る暮らしを求めているんだと思えてきます・・・。
生きる為に暮らしを考えて来た頃とは、まったく考え方が違う流れを知って・・・
この先の住まい方を考えないといけないような気がします。



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