暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

紅葉

2021年10月20日 | 古民家
 森の木々が色めき立つのは・・・カメレオンみたいに、廻りと一緒になりたい訳でも無くて・・・
蛇のように・・・脱皮している訳でも無く・・・
風邪をひいて・・・お熱があるのでもありません・・・。
色づいて、ひと時のお休みが迎えに来ると・・・落ち葉は山を覆い・・・
この先、生まれる木々達の大切なご飯となれるように、ハフハフと積もっていきます・・・。

北風が迫る時も・・・緑の葉に包まる木々達は、森が蓄える水の調整役を受けて・・・
手を広げるように枝葉を伸ばし・・・フラフラと降り積もる雪を受け止めます・・・。
動物たちの暮らしに寄り添い・・・水を育て川を守り、大きな海の始まりを助けている森たちは・・・
人のわがままにも答えて・・・少しの恵みを頂きながら暮らしは続いてきましたが・・・
自然に治せる時間を越えてしまえば・・・アッという間に、そのバランスは崩れてしまいます・・・。

穏やかな顔を見せる山も川も海も・・・
一度暴れると・・・自分自身も傷つけてしまうほど我を忘れ、何もかもを飲み込んでしまいます・・・。
自然の悪戯もあれば・・・人の暮らしの負担がそうさせてるのかも知れません・・・。
はるか上流の橋の上から、いたずら坊主がオシッコをして・・・
ずいぶん下の川では・・・おばあさんが洗濯をしている・・・。
自然の浄化作用は・・・そんな簡単にきれいになる訳ではなくても・・・
山や川は・・・時間を掛けて人の暮らしに寄り添ってくれています・・・。
お互いに守り合える関係で・・・泣き笑いする四季と暮らせたらと、思います。


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