生まれる場所に・・・土足で上がれるほど弱さを抱え・・・
手放しで喜び・・・小さく誇らしげに想えるのは・・・
チクタク、小声で叫ぶ時間が必要なのかも・・・。
担いだ荷物のそれぞれが、所在無く置かれ・・・
救われた手ほどきに、立ち尽くす陰は話しかけて来て・・・返す言葉が聞こえると・・・
曲がった背中の眼差しの先に・・・ガタガタ茂る青草を撫でて・・・
風吹く髪に消されてしまう・・・駆け足の1年を恨み・・・
腕組みしている、色あせた顔の皺は・・・
理想を超えて蓄えている・・・。
困り果てる、力任せの暮らしが続いている・・・
とどのつまりは、キョロキョロと・・・よそ見ばかりで噂も無く・・・
艶ある出会いと・・・運命のお見合いと・・・
しきたりの中で・・・暮らしが一周廻って賢く見えてくると・・・
素晴らしい昔は蘇って来る。