冬の女神

 


虚々実々の冬を過ぐ女神かな

美は相対される。
歴史と文化と心の在りようで翻弄される。
あるときは麗しくあるときは穢れでもあったものたち。
光に寄り添いあるいは疎まれていたもの。
否それでも此処でいまあなたが美しいと思うのだ。
それはこの世界を信じるということでもある。
いま生きるを信じること。