レギュラーシーズン終了 今季を振り返る(投手編) | イヌワシ談義

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東北楽天ゴールデンイーグルスの試合内容や情報について、私見を述べていきます。小言あり、フォローあり。

レギュラーシーズンが終了し、今年はCSと日本シリーズを残すのみ。最後は怒涛の強さで3位に食い込み、9月の暇なおじさん達の楽しみを少し延ばしてくれました。CS開始まで特にやることもないので、レギュラーシーズン、1軍登板のあった選手の選手評をやってみようと思う。まぁ、何時間かかるか分からんが…。とりあえず本日は投手で。チームへの貢献度として絶対評価で付けます。(5は良、1は悪。MVPは★、準MVPは☆)

 

①投手(背番号若い順)

・松井(5★)…68登板。2勝8敗。38S。防御率1.94。松井劇場によって、何度も心臓を破られかけたが、結局セーブ王として代えの利かない投手であることを証明した。隔年で防御率の良し悪しが推移しているので、来年が心配。プレミア21選出とか大丈夫か…。とりあえず、課題があるとしたらメヒアされないこと

・岸(3)…15登板。3勝5敗。防御率3.56。開幕でケガをして出遅れ、風邪をひいて抹消され、出ても勝負弱い試合が多かった。則本が開幕前にシーズン大半いないことが分かっていただけに、チームとしてはかなり大きな痛手だった。とは言え、終盤制球に持ち直しが見られたため、CS、来季と本来の投球を期待。

・近藤(2)…2登板。2敗。防御率8.68。2試合の登板機会があったが、敢え無く敗戦。大卒2年目で期待されているだけにもう少し頑張って欲しかった。下の突き上げは直ぐに来るぞ。

・則本昂(4)…12登板。5勝5敗。防御率2.78。偽物とかそっくりさんとか言ったが、10連敗ストッパー、終盤ロッテ直接対決勝利など、要所ではエースのピッチング。むしろ、大けが手術明けであんな早く復帰して5勝もすれば、十分な気がしてきた。勝敗数を倍にすれば、いつもの則本さんやね…。来季はキャンプから体を作って、例年通りの投球を期待。

・美馬(5☆)…25登板。8勝5敗。防御率4.01。ダブルエースがいない中、ローテを1年守り通した。特にソフトバンクキラーとして、ほぼ相手にチャンスを与えなかった。CSファーストステージの隠れたキーマン。

・塩見(3)…9登板。3勝1敗。防御率3.16。離脱さえなければ、投球にはまるで文句なし。西武キラーは健在。CSでファイナルに進めば西武戦での出番があるはず。

・藤平(1)…3登板。1敗。防御率10.38。期待を込めての低評価。前半、ローテピッチャーが半分以上消える非常事態の中、食い込むことができなかった。直近2試合はファームで2連続完封勝利を飾るなど、実力は着いてきているようなので、来季ローテを掴むつもりで頑張りたい。

・安樂(3)…9登板。2敗。防御率4.73。良い試合も悪い試合もあり、評価しがたい。中継ぎでの登板では150kmのストレートを連発するなど、復活の予感はあった。

・釜田(3)…5登板。1勝1敗。防御率5.40。手術を受け復活のマウンドで今季初勝利を収めたが、その後は行方不明に。かなり厳しいが、やはり先発に拘った方が良いような気がする。

・戸村(3)…6登板。防御率6.32。ここぞのロングリリーフを任されるも、エースのような投球と信じられないくらい点を取られるときとミックスなので、不安定と言わざるを得ない。

・弓削(4)…8登板。3勝3敗。防御率3.74。今季最初の完投投手となる。良い意味でのサプライズ。終盤になり、やや投球術が読まれてきた感はあったが、来年以降も実績次第でローテ入りも十分可能。

・小野(3)…13登板。防御率6.27。比較的長く負けパを任されたが、やはりまだ力不足は否めないか。久保の加齢もあるので、何とか出てきて欲しい一人。

・福井(4)…8登板。3勝1敗。防御率5.18。今シーズンより移籍。西武から3勝もぎ取る。最終連戦でも西武打線を狂わせる素晴らしいピッチング。ただし、西武以外は防御率を参照下さいませ。CSファイナルで割と本気でキーマンになるかも。

・ブセニッツ(5)…54登板。4勝3敗。防御率1.94。今季の鉄壁中継ぎを代表する一人。終盤疲れが見られたが、ほぼシーズンを通して安定。ニヤニヤからの豪速球ピッチング。

・西宮(2)…14登板。1勝。防御率7.71。貴重な左の中継ぎロングとして登板。良い時期もあったが、コントロールの悪さが仇になり、長くは持たなかった。

・青山(5)…62登板。2勝4敗。防御率2.70。今シーズン600登板達成。これだけ投げてきたのにも関わらず、この防御率に収束するのは鉄腕の証。まだまだ長生きできそう。

・ハーマン(4)…50登板。5勝3敗。防御率3.04。去年の登板過多で調子が悪い時期もあったが、基本的には勝ちパで安定。来季の契約は微妙も、楽天本社とかからオファーが来そう。

・宋(5)…48登板。3勝2敗。防御率2.18。疲れから1度2軍に落ちたが、復帰後はこれでもかと火消しする。サイコーでぇす!!

・菅原(3)…9登板。1勝3敗。防御率4.08。ダブルエースがいない中盤、ローテを任される。イマイチ勝ちに恵まれなかったが、来季も期待は持てる。

・渡邊佑(-)…1登板。防御率0.00。1回を無失点で終える。これからだが、来年もチャンスをもらえるかも。

・森原(5)…64登板。4勝1敗。防御率1.97。術後復帰し、覚醒。セットアッパーとして年間通して活躍する。終盤疲れが見えたのが、来季への懸念事項か。

・高梨(4)…48登板。2勝1敗。防御率2.30。左キラーとして序盤から登板。虫垂炎以降なぜか左にキルされるように…。と言っても防御率が言うように要所では抑えてきた。

・辛島(5)…27登板。9勝6敗。防御率4.14。美馬と並んでローテを守った…と思いきや負けパのロングやったりフル回転。それでも自己ベストの9勝を残せたのは安定していた証拠。

・熊原(2)…1登板。防御率5.40。投球のムラが凄い。満塁で降板して良く出来たはコメントとしては最悪だと思うぞ。帽子は斜めに被るヤンキースタイル

・由規(-)…1登板。防御率0.00。最終戦9回を3凡で終わる。消化試合とは言え、来季に繋がる貴重な登板だった。

・福山(2)…7登板。防御率5.19。やはり過去の登板過多の疲れが解消されないか。復活してもられば、まだ活躍の場はある。

・寺岡(-)…1登板。防御率9.00。育成から這い上がりすぐに一軍へ。結果は伴わなかったが、来季へ希望をつなぐ。

・久保(4)…22登板。2勝1敗。防御率2.82。負けパの安パイ。年の功やね

・石橋(5)…28登板。8勝7敗。防御率3.82。今季のシンデレラボーイ。開幕戦のレアード弾で死にそうな顔になったが、何とローテに入り最終的に8勝で勝ち越す。この人がいなければ、おそらくCSは無理であっただろう。

・今野(3)…4登板。1勝。防御率10.00。良い時もあったが、気づくと2軍に落ちていた。緩急を覚えただけに来季は再度昇格を目指して頑張りたい。

 

見ての通り、中継ぎが踏ん張ってCSへ繋いだ一年だった。MVPは松井につけたが、森原やブセニッツも防御率1点台と登板過多にも関わらず良く頑張った。先発としては、ローテを1年守った美馬が準MVP。次点を付けるのであれば、今季颯爽と登場した石橋、中継ぎも担ってフル回転の辛島か。前半にいなかった先発陣にはCSでしっかり投げ切って試合を作ってもらいたい。

 

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