に いびょーご！
（現地モレ語で「こんにちは」）
先週の金曜日〜土曜日にかけて、
またブルキナファソで
悲しい事件が起こった。
北東部のSolhanという村が
武装集団に襲撃されて、
（子ども20人を含む）160人が死亡。
たった一晩の間に
住民160人が犠牲に。
普段はブルキナファソのことが
日本のメディアで取り上げられることは
ほとんどないけど、
このニュースは日本語でも記事になって、
日本にいる家族や友人も
心配して連絡をくれた。
はじめに書いておくと、
てんやわんやファミリーも
ネコたちもみんな無事で元気です。
襲撃があったのは
ブルキナファソ北東部、
ニジェールとの国境近くで
ワタシたちが暮らす首都からは
とっても遠い。
同じ国に住んでいても
自分がいる国で起こったとは思えないほど
悲しいニュース。
首都から離れているとはいえ、
少なからず襲撃事件の影響を
目の当たりにする。
多くの人が犠牲になったことから、
政府が6月5〜7日の3日間、
喪に服すことを宣言した。
ワタシの友人たちも
週末に予定していた
アクティビティーなどを
すべて中止にした。
ワタシの目の前で
このニュースを耳にしている
ブルキナべたちの表情。
彼らになんて声をかけたらいいのだろう。
フランス語が拙いせいもあるけど、
彼らにかける言葉が見つからない。
いや、きっと
日本語だったとしても
なんて声をかけたらいいか、わからない。
ワタシのFacebookのタイムラインには
ブルキナべの友人やグループが投稿した
目を覆いたくなるような
写真や映像がたくさん並んでいる。
犠牲となった人々を
集団埋葬している村の人たちの写真。
ケガをして病院で治療している
まだ幼い子どもたち、赤ちゃんの写真。
生まれ育ってきた村を
「もう危ない」と判断して
なけなしの荷物や子どもを背負って
村から歩いて逃げ出す人たちの様子。
160人の犠牲者ひとりひとりに
ワタシたちと同じように家族や友人がいる。
彼らの悲しみや怒りは計り知れない。
写真では
犠牲者を埋葬する人々の表情まで見える。
病院にいる子どもたちの家族は？
まだ生まれて数カ月であろう赤ちゃんの
お父さんとお母さんは生きてるの？
だれか面倒を見てくれる人はいるの？
村を出た人たちはどこに向かうの？
どこまで歩いていったら
安全に暮らしが見つかるの？
住むところは？
食べるものはあるの？
UNHCRのデータによると、
ブルキナファソでは
2021年4月末の時点で
1,218,754人が国内避難民となっていて
その数はいまだに増え続けている。
ワタシたちが暮らす首都から
たった2時間の町にも
国内避難民キャンプがあって、
そこで多くの人たちが
悲しさや不安を抱えながら生活している。
悲しい内容ばかりになってしまったけど
日本ではなかなか伝えられていないことだから。
毎日大変なことばっかりなのに
ぜーんぜん嫌いになれない国だから。
いつでもどこに行っても
ワタシとムスメたちのことを
温かく迎えてくれる人たちが暮らす国だから。
さいごに
こういう内容を書くと、
ブルキナファソ＝危ない
っていうイメージだけが持たれがちだから
読んでほしい記事。
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てんやわんやママ
■2歳差姉妹のママ
□2016年3月生まれのムスメ1号
□2018年3月生まれのムスメ2号
■アフリカ在住8年目
□住んだことのある国…ザンビア、ベナン、ブルキナファソ（*現在進行形）
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■Webライターとしても活動中！
・NPO法人ハンガー・フリー・ワールドにて
ブルキナファソの食文化コラム連載中！
・その他Webサイトでもコラム寄稿中
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