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カテゴリ:【本】お悩み相談、体験談、大変な出来事
図書館で予約待ちした本。
『沼で溺れてみたけれど』 ひらりさ 講談社
この本は、『FRaU web』でのインタビューエッセイ連載が元になっているそうです。
女性とお金についての連載で、著者が周りの女性14人に取材して書いたもの。
一番最後には、著者(1989年生まれ)自身の体験談として、 「投資オタクに惚れた結果、私が150万円を失うまで」 が載っていて、これを含めて15人の女性の体験談が読めます。
また本のタイトル『沼で溺れてみたけれど』については、
「人生において、自分の激情やしがらみ、推しへの執着に絡めとられ、“普通の幸せ”からはずれた道を生きてきた人たちを「沼で溺れる」と表現した。」(p.6)
とのこと。
いろんな人生がありますね。 共感できる内容はありませんでしたが、最後まで一気に読んでしまいました。
読みやすい文章なのでサラッと読めますが、内容はそれほど軽くないため、読後は心に重いものが少し残るような……。
一番気になったのは、 「スピリチュアルに1000万円投じた女に話を聞く」 の中でチラッと出てきた『魔女養成講座』。
詳しく知りたかったです。 なんですか、『魔女養成講座』って。 (過去のお話なので、今はもう存在しない講座なのかもしれませんが。)
巻末の「おわりに」で書かれていた
「そういえば、“普通”に“幸せ”になる必要ってあるんだったっけ?“普通の幸せ”の外側にあるのは不幸だけではない。失敗したり落ち込んだりするときがあっても、生きているだけでいいんじゃない?」(p.219)
が印象に残りました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.10.13 00:00:12
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