|
カテゴリ:【本】人付き合い、友達
図書館で予約待ちした本。
お金を払って友達をレンタルするサービスが題材の小説です。
『レンタルフレンド』 青木祐子 集英社
主人公は、26歳の女性。
女性専用の人材派遣会社に所属しているフレンド要員で、お客さんからお金をもらって、友達のふりをするお仕事をしています。
内容は、4つのお話に分かれています。
その中で1番最初のお話は、この本よりも前に出された集英社オレンジ文庫の 『とっておきのおやつ。 5つのおやつアンソロジー』
という本にも載っているそうです。
それ以外の3つのお話は、書き下ろし。
主人公は、様々な女性からの依頼で、デザートブッフェに同行したり、観劇につきあったり。
一番最後のお話は、登場人物が多いのが苦手な(誰が誰だかすぐ分からなくなる)私にとって少し読みづらかったのと、展開にハラハラドキドキしてしまって心臓に悪かったです……。
また、後味は悪くないのですが、主人公自身についてもっと掘り下げてほしかったなぁという気持ちがあるので、そこは少し物足りなさを感じました。
このような、友達をレンタルするサービスを利用したことがないため、実在するサービスにどこまで近い内容なのかは分かりませんが、似たような世界が現実にもあるのかも……と知ることができて面白かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.10.15 10:10:47
[【本】人付き合い、友達] カテゴリの最新記事
|