プチメタ3.0

刺激を受けた物事に対する感想や考察、自己成長や資産運用、ゲーム作りに関することなど。


「ハイウェー・トレジャー」をプレイしました

初心者向けの池袋周遊謎解きを楽しんだ日から数日後、
今度は自宅で挑戦できる謎解きをやってみた。


リアル脱出ゲーム 感想その88
ハイウェー・トレジャー




これは愛車に乗って高速道路を移動しながら
宝を目指して謎を解いていくもので、
これまでよく遊んできたSCRAPではなく
「タカラッシュ」というメーカーが制作した自宅謎解きだ。


キットの内容は非常にシンプルで、
クリアファイルに冊子と数枚の用紙が入っているだけだが、
同じ用紙を何度も利用しながら
その都度違った情報を手に入れるギミックは
かなり凝っていて感心させられる。


ただ、本作はかなり上級者向けとなっており、
いろいろな謎解きにチャレンジしてきた経験がないと
各問題のとっかかりがつかめずに頓挫する可能性が高い。


もうひとつ厄介なのが、周辺にある文章が
今読むべき指示なのかどうかがハッキリしないところ。
謎解きを楽しむために、今求められていないところは
あまりジロジロ見ないよう心がけているのだが、
割と離れた場所にあった文章が
実は関係するものだったということが複数回あった。


難易度が高い問題が多いだけに
発想が足りないのか情報を見落としているのかが判断できず、
危うく詰まりそうになる場面があった。


また、指示の内容がぼんやりしているせいで
正しい答えにたどり着いているのに正解かが確信できず、
「これでいいのか?」と不安になることが多かった。


それだけにたびたびヒントを頼ってしまったのだが、
ヒントを見るためにはタカラッシュが運営する
ハンターズヴィレッジ」のアカウント登録が必要で、
登録者を増やしたい気持ちは理解できるとしても
正直プレイする上では面倒でしかない。


いくつかの問題は腑に落ちない理屈だったり
文字や記号があまりに見づらかったりする点も含めて、
プレイ中の快適さや納得度はSCRAP製の謎解きに劣る印象。




最終的には2時間でなんとかクリアしたが、
正直、最後の大謎は相当な深読みが求められるもので
解説を読んでも「なるほど!」という気持ちが湧いてこず、
作り手の独りよがりな解法を強いられているようで
どうにもスッキリしないものだった。


ストーリーも退屈でキャラクターの言動にも魅力がないし、
要所要所で観せられる運転席からの動画も無駄でしかない。
どうにも自分には合わない作風だった。



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