プチメタ3.0

刺激を受けた物事に対する感想や考察、自己成長や資産運用、ゲーム作りに関することなど。


「潜入捜査官エウレカの願い」をプレイしました

タカラッシュ製の自宅謎解きにモヤモヤさせられたので、
再びSCRAP製の自宅謎解きをプレイすることにした。


リアル脱出ゲーム 感想その89
潜入捜査官エウレカの願い




これはさまざまな犯罪を暴く潜入捜査官の
サポート役となって捜査に協力していく謎解きで、
通信機に見立てたスマートフォンから流れる
音声を聞きながら手がかりを見つけ出していくもの。


いろいろな立場になりすます捜査官の声を
声優の梶裕貴が担当しており、
場面によってガラリと雰囲気が変わる様子が素晴らしい。
また、音声によるドラマ仕立てになっているだけあって
全体的に声優陣のクオリティが高い。


公式サイトに所要時間が7~8時間と書かれていて驚いたが、
ひとつあたり30分~1時間ぐらいで終わるエピソードが
全部で7つ集まっているという構成で、
章ごとに中断もしやすいため少しずつ遊び進めていける。


問題の難易度はそれほど高くないのだが、
何の音なのかを判断したり音感を試されるような場面では
ある程度の予備知識が必要だと思うので、
人によっては苦労する可能性がある。


また、複数の音を聞き分けたり
立て続けに音声が流れるようなところは
耳障りな内容を何度も聞き直す必要があり、
謎を解く面白さよりも疲れやストレスを感じた。


絵や文章と違って音は一覧性が低かったり
どういう音かを擬音語でメモするしかないので、
音が題材となっている造りに一定の不便さはある。




最終的には4時間半ほどで
すべてのエピソードをクリアした。
音を聞いている時間は短縮できないためどうしても長くなるが、
それでも3300円でこれだけ遊べればボリュームは十分。


ただ、妙に分厚いパッケージが
何か仕掛けとして効いてくるのかと思ったが、
どうやら書店に置いたときに目立たせたいだけだったらしく、
ちょっと期待ハズレになってしまったのは残念。


かなり音をしっかり聞かないといけない箇所があるため、
イヤホンなどを準備しておいた方がプレイしやすいのと、
音を聞き直しながら情報を修正することが多いので
鉛筆やフリクションボールペンなど
消せるタイプの筆記用具の方が便利だ。


音の情報が重要になる意味では割とクセが強いが、
問題文のすぐ近くにヒントボタンも用意されているので
謎解きに慣れていない梶裕貴ファンでもクリアできるだろう。
私も真面目に挑戦するとウンザリしそうな作業では
あまりこだわらずにヒントを頼ることにした。


音を聞くことをテーマにした企画は新鮮だったし、
声優の演技力を活かしたドラマ部分のデキはよかったが、
謎解きとしては面白さよりも手間や面倒に感じるところが多く、
そこまでの満足度は得られなかった。



無料でプレイできるオンライン謎解き公開中
nightschool.hateblo.jp

総アクセス数