趣味としていろいろな謎解きや脱出ゲームをプレイしてきたが、
やればやるほど会社でのチームビルディング研修や
学生同士のレクリエーションとしても有用だと感じるので、
具体的にどういう点がいいのかを挙げてみる。
特別な知識がいらない
何かの課題に取り組む場合には
各自の学力や知識量で差が生まれてしまうが、
謎解きは中学生が解ける程度の難易度なので
発想の転換や頭のやわらかさが物を言う。
立場や学歴などに引け目を感じることなく
参加者が対等に力を発揮することができるので
自分の存在意義を実感するチャンスが生まれやすい。
成功体験ができる
謎解きは最終的なクリアに至るまでに
いくつもの問題が用意されているため、
それぞれの謎が解けるたびに成功体験が味わえる。
「課題に取り組んで成功する気持ちよさを知る」というのは
勉強や仕事をこなしていく上でも非常に重要だ。
協力する楽しさが味わえる
制限時間がある場合は手分けして作業する必要があるため
各自が割り当てられた作業をこなしつつ
最後に統合していく気持ちよさが体験できる。
また、分業しない場合でも問題ごとに
正解につながる発想をひらめくメンバーが変わるので
「この人のおかげで助かった」という状況になりやすい。
「複数人で協力すると捗る」という体験ができ、
組織で生きていく上で大切な意識が身につく。
周囲に気配りできるかどうかが測れる
謎解きの醍醐味は正解を導いていくところにあるが、
中には自己顕示欲に駆られて
思い付いた答えをどんどん声に出してしまう人がいる。
配慮ができる人は他の人も楽しさが味わえるよう
正解をひらめいてもすぐには言わなかったり、
うまくヒントを出して誘導したりする。
このあたり、面接では隠されていたような
その人の人間性が結構出るので
これから付き合っていく上での性格チェックや
社員研修での評価に利用できると思う。
まとめ
人を選ばない上に大きなコストもかからないという意味で
謎解きは会社や学校で取り入れやすいコンテンツだし、
得られる価値も高いと感じる。
球技大会とかペーパータワーもいいけど、
もっと謎解きの有用性が広まってもいいんじゃないかな。