ルノー本社のNo.3と食事してきた in エニグマ:パリマダムの優雅な生活 | パリマダムの優雅な生活

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な~んてベタなタイトルは今や都市伝説。現実は、信じられない日常の、過酷なサバイバルの日々…

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【今日のひとこと】(リアルタイム)

 

先日の週末(2023年3月現在)、ルノー本社のNo.3の方とその奥様と

パリ西郊外のホテルにてプライベートでディナーを楽しんでまいりました。(夫と一緒に)

食事中、面白い話や嬉しい話もいろいろ聞けたので、

備忘録としてご紹介します。(仮にA氏、A夫人。イニシャルとは無関係)

 

フランスのルノー本社で社長、副社長の次に偉いNo.3のA氏は

日産がらみで日本とフランスを何度も行き来し、

日本のルノー日産の幹部や社員たちとのお付合いも広いお方。

日本人と仕事した感想を聞いてみると一言、「やり辛い」

 

実はこれ、ルノー本社の幹部やエンジニアたちも同様の意見が多い。

A氏は具体的な経験談を幾つか紹介してくれたが、

私が知っている他のルノー幹部の話と共通してるのが

「外国の(日産に比べれば)小企業ルノーが大企業日産を援助してあげる、

という構造が既にバランス悪く、そんな非常にビミョーな前提の中で、

コミュニケーションや文化の違いに皆さん、神経をすり減らしてる」点。

 

A氏との話を簡単にまとめれば(ルノーと日産に関して)

・フランス人はシンプルなのに、日本人は先読み・深読みしすぎで話が見えない

・フランス人は柔軟に対処するのに、日本人は頭が固く融通が利かない

・フランス人は大ざっぱで妥協が早いが、日本人はこだわりが強すぎて結論が遅い

・・・といった具体的なエピソードが次々と出てくる。

日仏のどちらが正しいか、という話ではなく、ただフランス人が苦労している点のよう。

 

A氏と気の合う日産の日本人某幹部もいるらしいが、

その日本人幹部は欧米慣れしているタイプ。

 

A氏然り、他のルノー幹部やエンジニアたち然り、

日本人同僚への不満を聞くたびにつくづく痛感するのだが、

彼らフランスルノー側は、大企業日産に対する弱小感/劣等感があり、

その謙譲姿勢をうまく隠そう、ボロを出さぬようとする緊張感が見え隠れし

日産側には「気取った優越感」に見えて仕事に支障を来す。

それに対し、日本の日産側は、「支援してもらう」という劣勢の立場から

「大企業日産」の過去の威光からくる「優越性」をなんとか固守しようと躍起になるが

その(はだかの王様的な)虚栄がルノー側にスケスケで空回り。

そんな両者の溝は埋まりにくいよね、という構造。(あくまで私個人の意見)

 

ただどちらも、相手が自分にそんな劣等感を持ってるとは知らない、というのがミソ。

どちらも、相手が優越感を持っている、優越性を誇示したがっている、と勘違いしている。

実は心底では互いに劣等感・謙虚感があるのに、、、(私見)

信頼がないと一緒に仕事するのは難しいよね、、、という話。

 

私と夫は本職とは別に、フランスでクラシックカーの雑誌編集に携わっているので

車業界にも知り合いが多いが、ルノーとも日産とも全く無関係。

なのに、日本に恨み節のルノー社員もたまにいて

私が日本人てだけで感じ悪かったり、日本の悪口三昧をたれてくる痴れ者もいる。

 

一方、奥様のA夫人ともいろいろ話をしたが、嬉しいことに、

彼女も紅茶が大好き、それも私と同じく

英国の紅茶でアールグレイ、しかもミルクティーが大好き。

フランス人で全く同じ嗜好の人に出会ったことがないので、これは嬉しかった。

*フランス人はコーヒー派が多くあまり紅茶を嗜まないが、

近年では健康志向からハーブ系のお茶はフランス人女性にも人気。

 

彼女と紅茶談義に花が咲き、同じ意見が多くて驚き。

1.紅茶は英国製が一番。フランスの紅茶は美味しくない。

有名なマリアージュフレールやクスミティ、ダマンフレールも美味しいとは思わない。

→私も同意見。私はフランスでも英国製の紅茶

(フォートナム&メイソンかBentjaman&Barton)しか買わない。

彼女は英国のハロッズから英国紅茶を大量に取り寄せているのだとか。

 

2.フランスのミルクティがまずいのはフランスのミルクのせい。

フランスのミルクは「水」と同じ。

→これも同意見。

英国生活経験者としてもミルクの質には日英と比べて歴然の差がある。

英国の牛乳はコクがあるし、

日本の牛乳もミルク臭くて生ものだからこそ消費期限も短い。

なのにフランスは薄くてミルクの味も匂いもなし。

フレッシュ牛乳でも消費期限が3週間とか、、、ありえん。

ミルクティにはコクのある、ミルク臭い牛乳が必須。

すると彼女、「我が家には牧場もあって牛も飼ってるのよ。

しぼりたての牛乳で入れたミルクティは最高に美味しいわよ」 ←うらやま~

・・って、パリの西郊外在住なのに?

農家でもないのにパリ郊外で牧場付きの家って、、、

どんだけ大豪邸・・・・

 

A氏からは「日仏間の仕事上の摩擦の実態」という面白小話、

A夫人からは「紅茶は英国製、ミルクティは英国ものが一番」という嬉しい一致、

で、なかなか有意義なディナータイムを過ごせました。

 

その他、「愛」に関する日仏比較話も盛り上がったからか、

最後にお別れする時、A氏は私の手をとって

ナイト/騎士のように手の甲にキス下さいました。

 

以上はあくまで私個人の私見。

面白い一夜だったので備忘録にしたためました。

 

 

こちらは一般公開用の便宜上の簡略記事になります。

2つのランキングに毎日応援クリック下さっている限定読者の方限定でご紹介した

過去のアメンバー限定記事(各記事写真20枚ほどのプライベート画像満載)の中から、

1枚だけランダム選択した、自己撮影のオリジナル画像を

パリマダム厳選のお気に入り曲と共に毎日日替わりでご紹介しています。

 (ここでご紹介する曲は過去記事で未掲載、未紹介の音楽で、

クラシック、バロック、プログレ、インストゥルメンツ、サントラ、映画音楽、

ロック、洋楽、邦楽、フランス他各国の音楽など、ジャンルは多岐にわたります。)

 

本日のBGM 4052: エニグマ 「Beyond The Invisible」

 

 

↑ずっと探していた曲、彼らの曲だったの?

いい曲なのになんでサビ部だけで終るかな・・・

この続き、もっと曲編成が広がりそうだけど、、、

 

お気に入り度:★★★★☆(4/5)

 

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本日の日替わり画像:

 

*アメンバー限定のメイン記事で近過去に掲載したフランス生活の記事画像と

国外への外国旅行記事から、それぞれ1枚だけランダム選択した

自己撮影のオリジナル画像を交互にご紹介しています。

現在の外国旅行編は、ポルトガル旅行の翌年に行った日本旅行になります。

(コロナ以前の2つの日本旅行のうち1つ目)

なお、限定記事の投稿自体がリアルタイムより遅れていますので

こちらでご紹介する公開写真はさらに遅れた記事内容になりますが、

一応ほぼ時系列に沿ってご紹介しています。

    

↓ポルトガル旅行に行った年の6月の庭の写真から。

我が家の庭の奥にあるルフシエンヌ鉢にはビュイをペアで植えています。

この時点で庭の端っこですが、庭はさらに奥へと続き林へとつながります。

 

 

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