Alexの一人暮らし

北陸地方に単身赴任中。毎日思ったことや、仕事で有益だと思ったことを記載しています。

改善活動で重要な事は、現状把握です

改善活動で重要な事は、現状把握です

日本の企業の特徴だと思いますが、改善活動が頻繁に行われていると思います。

 

有名な所では、トヨタ自動車が挙がると思いますが、「カイゼン」と言う言葉が、海外でも通用するほどの様です。

 

改善・改善と言われても、何から改善すれば良いのか、正直何処から手を付ければ良いか分かりませんよね。

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改善の第一歩は現状把握

改善は本当に難しいと思います。誰もが今がベストと思って仕事をやっていると思います。逆に改善ポイントが分かっていて、そのまま作業を進めているケースがあれば、それを改善すれば良いだけだと思います。

 

一般的な場合は、何をどう改善すれば良いか分からないケースが多いと思います。

 

そんな時は、現状把握を行い、数値化する事から始めます。

例えば、1日のうちに、何にどれだけの時間を費やしているか、把握していますでしょうか?

 

ある工場の改善活動をお手伝いする機会がありました。工場は、1円のコストを切り詰めてコストダウンして利益を出しています。

そんな時に、作業者の1日の行動を全てストップウォッチで計測すると言う事をやりました。約1ヶ月計測して見て判明した事は、「段取り替え」に一番時間を要している事が判明しました。

 

段取り替えとは、生産ラインで作る製品に合わせて、部材や製造機械の治具の変更や装置の設定を替える事を指します。その中でも治具の変更が一番、時間を要していました。と言う事は、ITで段取り替えを最小限にする様にシュミレーションして、物の流し方を変えれば無駄な時間を最小限に出来ると言う訳です。

 

少し分かりやすい様に書きましたので、そんなの当たり前と思われるかもしれませんが注目すべきは、現状把握する事で改善点が見えてくる事です。

現状把握ができれば、改善点が見えてくる

現状を把握して、数値化する事が一番重要です。

なぜ数値化が重要かと言いますと、それは誰もが同じ目線で理解出来ると言う点です。

 

私も得意ではありませんが、改善活動する場合は、数値化する様に心がけています。

 

例えば、人間ドックを思い出してください。血液検査の採血すると思いますが、「ドロドロ」ですねと言われても、先生はそう思っても自分はそうは思わないかもしれません。こんなの「サラサラ」な血液と思えば、健康に気を付けれないですよね。

 

中性脂肪の基準値は30〜149mg/dLとなっていますが、この値から、どれだけはみ出ているか分かった方が危機感が分かると思います。例えば、150mg/dLだとしたら、あと少し努力すれば良いですし、180だとしたら、相当頑張らないといけないと分かると思います。

あとは、糖質制限コレステロールを取らない様に食事制限する事が改善点として見えてきます。

 

この様な感じで現状把握して、数値化する事で改善点が見えてくるはずです。

まとめ

人間ドックがみじかで分かりやすいと思いますが、現状を把握して、数値化する事で改善点は見えてきます。

 

極端な話ですが、中性脂肪が悪い場合、食事には気をつける必要がありますが、アルコールは問題ありません。中性脂肪だけ引っかかっているのであれば、少々のアルコールを飲むのは問題ないと思われます。

 

こんな身近な所でも、現状把握して数値化しています。この様な考え方を仕事に取り入れて見ては、いかがでしょうか?きっと、今の仕事がよりよくなると思います。