【クリア後レビュー】Ghost Wire Tokyo(ゴーストワイヤートーキョー)【ネタバレ有り】

 

みなさんやっはろー!

 

ということで最近ゲーム消化に必死で更新できていませんでしたが

本日の記事は

 

 

GhostWireTokyo(ゴーストワイヤートーキョー)クリア後レビューを記載します

ストーリーのみの総評にはなりますが

ストーリーのネタバレを多く含みますのでプレイしていない方は観覧注意です

 

■著者・プレイ時間数

 

総プレイ時間 約32時間

プレイ機種 プレイステーション5(PS5)

幽霊転送率100%・数珠/サブミッション/狸/地蔵は100%クリア済み

 

■ストーリー・総評/感想

 

ストーリーに関してはやはりサイコブレイク等を手掛けた開発会社と言うこともあり

ほぼほぼ個人的には満点な内容でした

 

主人公暁人(あきと)が現実的な渋谷を中心とした東京都内で発生した

ざっくり言えば「神隠し・霊的」な現象によって濃い霧で一定区画が包まれ

そこに居た人達が全て消失し、肉体を奪われて魂だけの存在で残留もしくは拿捕され

一連の騒動を起こしているのは「般若」を含む4人の冥界から来た存在でした

 

般若達の目的は「あの世とこの世を繋ぎ、現世を支配する」のが主目的であり

その為に「救済」として人々の魂をあの世に「転送」という形式で

強制的に転送し、マレビトと呼ばれるかんたんに言えば「あの世の使役」を呼び

まだ稀に生存しているもしくは魂だけ浮遊している人々を転送し

それらを利用しながら全ての人類を簡単に言えば「消す」と言う行為をしています

 

前日談でもある「プレリュード」をプレイしていると解るかと思いますが
アキトと共に行動することになる自称探偵業とも言える「KK」とその仲間たちが登場

その中でもKKはこの霧が発生した段階では既に魂だけの存在になっているものの

術式のおかげで魂を転送されずに生存しており

冒頭では瀕死状態のアキトの肉体(右腕)を借りて風・水・火の陰陽術を駆使して

般若達を追いかけながら東京を救うためにストーリーは進行していきます

 

サイドクエスト等では残留思念を追いながらも様々なストーリーを楽しむ事ができて

本編には絡みはないものの、そこに居た・まだ居る魂を救う事もできます

様々な人間模様やリアルに近いものが多く用意されていて

会話などもほのぼのした内容から若干ギャグに近いような内容も多くあるので

一通りやっておくとより本編とは別に楽しむことができました

 

本編は特にホラー要素や恐怖・怖いということはほとんどなく

どちらかというとオカルト要素が強いのでストーリー的には全く怖くはないものです

 

序盤は具体的な事はアキトの生い立ちや過去何があったのか等主人公視点に進みますが

中盤からKKやその仲間たちが登場してきて「霧の外はどうなっているの?」や

般若を取り巻く敵対勢力に関しても様々な伏線をたどりながら進行していきます

 

終盤になると般若の目的は冒頭にも出てきた「アキトの妹の存在」

妹は過去に火災に見舞われて、生死を彷徨っている昏睡状態になっていました

そこに冥界から訪れた般若が目を付けて「お前は冥界と現世の架け橋になる」と言い

妹を要するに冥界と現世を繋ぐ適合者=トリガー(鍵)の培養に利用します

 

その前にアキト達の両親は二人共先立ってしまっていて

兄弟だけで生きてくことを強いられていて、そこでは相違やいざこざもあり

兄弟ではよくある「ズレ」から生じる関係性がありました

アキト自体妹を常に気遣っていた矢先に起きた火事で妹は昏睡状態になり

それでアキト自身はいつも妹に罪悪感を抱いていて自分との葛藤もありました

 

その後に般若に連れて行かれた矢先に妹がトリガーになってしまい

冥界の入り口が開き、巨人と称する「でいだらぼっち」が複数体蔓延る事になります

その後般若の使役となっていた「娘」「妻」そして「KK」の肉体との戦闘があります

こちらは元々般若が呪術を用いて魂がない抜け殻の肉体を操作していて

自我等は一切なく、そのまま利用されています

 

無論終盤ではそれらをより強靭化させ融合したマレビトとの戦闘もありますが

最終的にはこの3人の肉体は全て消滅してしまいます
KK自身も肉体が滅んだことに対しては全く悔いはなく、このままラストへと行きます

 

先程説明した妹は既にトリガーになった時点で死亡しており

この後既に冥界の入口にアキトとKKは単身般若を追って飛び込んでいきます

 

結局の所般若は何者だったのかという事も明かされずにエンディングを迎えますが

その前に妹がアキトに「恨んでなんかないから」等兄を敬う発言が多く見られ

アキト自身も妹を大切にしたいが故に過去も妹もしっかり直視できてなかったからこそ

最後の最後でしっかり謝罪をして成仏させたシーンは感動しました

 

特に親をなくしたからこそアキトは俺が妹を支えなきゃという必死さや焦りが

沢山伺えたし、火災の原因もアキト本人が自虐してしまっていた部分もあったが故に

妹を助けられなかった事や過去の傷での迷いや葛藤を忠実に最後まで描いていました

KKも迷いがあるアキトに対して常にリードをしたりしながらも進行する様は

まるで相棒というよりも親子のような描写も伺えましたね

 

妹がアキトに両親の形見として結婚指輪を昔から持っていて

「私ずっと忘れてなかったから」等との発言、その後アキトに譲渡します
アキトもそれに対して逆に何もしてやれてなかったことに気付いて

その後般若を倒し、冥界を塞ぐ事ができます

 

エンディングでは三途の川ではないですが森林の表現の中

両親が登場して、妹を色んな意味で救えたアキトが両親に託し現世へ戻ります

その途中でKKとアキトは会話するのですが
「これで俺もやっと成仏できるな」「KK、最後くらいさよならとか言えよな」等の会話があり

だけどKKはそのまま成仏したような立ち去り方をしてゲーム本編が終了します

最後には現世に帰っていつもの平穏な渋谷の喧騒の足跡が聞こえて終わります

 

正直ストーリーだけでもアキトとKKのデコボココンビだけでも相当面白かったですが

最後の最後で全ての伏線を回収してあたくしは本当に感動して泣きそうになりました

ひとつの映画を見てるようなそんな内容になっていましたね

 

ただKKが最後に何も言わずに立ち去っさ理由はわかりませんが

あたくしはきっと

アキトの心境から察すれば言わないほうがいいという事もあるし

またいつか会おうな、またなという意味も込められているような気がします

 

他にも色々と残してゲーム本編は終了しますが

正直「神作」とまでは行かないですが本当に「傑作」レベルの出来栄えだと思います

これだけ身近にキャラクターを感じられたストーリーもあまりなかったですし

かなり現実的な側面から作られてるストーリーなので親近感があります

特にキャラクターがほとんど自然な表現や会話を取り入れてるのも垣間見えてるので

そういった部分では「日本人が好みやすい話」とも言えると思います

 

もし続編やDLCが出るのであればアキトとKKのタッグでもいいですが

この渋谷が完全に戻った後どうなったのかや

アキトが最後に託された「頼まれたこと」を伝えに行く部分も語られてないので

そういう所から察するに「続編」は作れそうな気もします

 

そちらにも期待したいと思います

 

 

 

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