くらし手帖

甲状腺腫瘍摘出手術、子宮摘出手術をうけました。その備忘録と、その後の生活を綴ります。

5月13日 退院

腹水を抜いた

ステントを新しく交換し、 その後おも湯から食べられるようになり、 退院日が決まりました。

13日の金曜日です(-。-;

その1日前に 退院おめでとう電話をしました。

そうすると、 「腹水抜かれたぜ」 と父が言いました。

「うそ……」

前から、

腹水が多ければ、入院して強めの利尿剤を使いながらの 腹水治療をする、という話は出ていました。

もしくはそれでもダメなら最終的には抜くしかない、 とも言われていました。

その判断をするための、 エコーの予約もしていたのですが。

それより前に入院になってしまったのです。

それでも、 まさかステント交換で絶食になり、 体力も落ちている状態で、

腹水を抜く、とは思いもしませんでした。

でもそれは主治医判断だったのでしょう。 終わってからでは何も言えません。

2.5リットルの予定が 結果的に3リットル抜いたそうです。

抜く前に、父は主治医に 「抜いて体力がガクッと落ちないだろうか?」 と聞いたそうですが、

栄養も点滴するので大丈夫と言われたそうです。

私や父の認識では (本やネットで得た知識だけですが) 腹水を抜いたら、弱る という事でした。

ああ、やばいかも

なんとなく嫌な気がしました。

でも、幸い父は、 「胸や腹のつかえがとれて、少し楽になった

と言ったので、ほっとし嬉しかったです。

このまま良くなってほしいと思いました。

退院2日後 孫と最後の電話

この日、お正月以来、 息子と父が電話で話しました

いつも大学やバイトや遊びで忙しく、 あまり家にいないので

たまたまいたその日、 私と父が話した後に電話を変わりました。

父にとっては唯一1人の孫。

いつも気にかけてくれて、 小さい頃は海や川、セミ取りやプールに一緒に行きました。

お正月の帰り際の空港で、 息子は父にハグをしてくれました。

20歳を迎えた息子が、 父をハグしている姿

もう会えるのが最後かもしれないとわかっていたから せつなかったけど、嬉しかった。

電話では、これから行く実習のことや就活のこと、いろいろ話してくれていました。

この日は退院前に比べて、話すのがしんどそうでした。

それでも、お正月以来話せて 良かった。 息子に話してくれてありがとう、と言いました。

父が旅立った次の日、 息子も大学の船の上での実習へと向かいました。

にほんブログ村 病気ブログ 末期がんへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村