宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【星組】極美慎の成長とキュンポイント満載の『にぎたつの海に月出づ』初日映像

『にぎたつの海に月出づ』、公演解説を読んだときから、好みの作品だと思っていました。

 

タカラヅカニュースで稽古場映像を観て、NOW ON STAGEを観て、

これは素敵な作品になりそう、と思っていたら、

 

初日のXでは絶賛ツイートでTLが埋め尽くされるという嬉しい流れ♪

 

そして今日、初日映像を観ました。

 

短い動画観ただけで泣きそうなんですが…

登場は、月をバックに両手を広げて堂々たる姿、大きくなったなぁ。

 

音程ちょっと不安定なところもあったけど初日の一曲目? 緊張ゆえか。

それ以降は大丈夫でした。

 

親友の覚従(碧海さりお)とは息のあった、歌唱でした。

 

極美慎くん、芝居に目覚めた、と言っていただけに、今回も芯のある、真っ直ぐな青年を好演していました。

ストーリーの良さもあって、リアルに胸に迫ってきました。

 

NOW ON STAGEでも話題にしていましたが、演出家の平松先生がこんな人がいたらいいな、という人物として描いてくださっているそうです。

 

ほんとに、智積いい人♪

 

寶とは身分の差もあり、生まれた国も違う、結ばれないと知りながら恋に落ちていく智積…うぅ…王道の悲恋設定。

 

少女漫画のような設定にキュン♪

智積と寶がぶつかって、寶が赤い懐剣を落とし、拾ってあげる場面は、もう何回も観たようなシーン。

 

智積が眠っている隙に、寶は書き物を覗き見ると、「あの手のぬくもり忘れることができない」、と書いてある。あの手、とは寶の手。

 

智積は自分に好意を寄せていることを確信した寶はドキドキ。

急に智積が目覚めて、目が合い、急によそよそしくなる…あるある。

 

智積:いずれは百済へ戻ることとなりましょう

寶:それまでこうして私の話を聞いてくださいますか 

智積:私でよければ 

…でそっと肩に頭をあずける寶…

で、ここで流れる音楽がいい! 涙を誘います…

 

寶が筆を握って書の練習?をしていると

「木簡と違って墨がにじみやすい、もっとやさしい筆使いで…」と後ろから、そっと右手に手を重ねる…

わ〜〜!

 

寶:あなたはいずれ百済へ帰るお方 多くを望んではならぬと思っていたのです

智積:この愛よりも大切なものがありましょうか

 

く〜〜〜っ!! 

 

…ともう情緒が大変なことにw

 

恋には嫉妬がつきもの

田村皇子(稀惺かずと)は、寶を想っているのに、当の寶はそんな事も知らずに

「ここにワタクシのことがかいてあるのです。こんな気持ち、久しぶりでございます」と智積が書いた??書物を大切そうに胸に抱えて言う。

 

そんな寶をを見て

あの胸の苦しみ誰が知る もう誰にも渡しはしない、と田村皇子が歌います、切ない。

 

そして田村の想いを知った蘇我入鹿が、田村に悪い画策を。

 

入鹿:あなたは百済の男が憎い、手を貸しましょう

田村:智積は百済の男、下手に手を出せば国と国の問題になりかねない

入鹿:殺しはしません、信用を落とせばよいのです

 

で、智積は内通者に仕立て上げられあらぬ嫌疑がかけられる…

 

歴史物好きは盟神探湯再びに反応

花組公演『邪馬台国の風』に登場した盟神探湯(くがたち)。

 

駄作の代表みたいに言われていますが、私は割と好き^^

演出(照明など)が垢抜けないのと、時代が古いので、衣装が今ひとつ…というのがありましたが。

 

その邪馬台国に盟神探湯が登場して、初めて野蛮な裁き方があったことを知りました。

誰でもが罪人に陥れられる捌き方。

 

今公演では、百済の皇子・扶余豊璋(御剣海)が裁かれ、火傷をしてしまいます。

薬箱をもって駆けつけ、手当をする智積。

 

智積のまっすぐな生き方に打たれる

私は苦しいとき、仏の教えに救われた。 仏の道を伝えることで大和の民を救えたら…そう考えている。

 

今日までまっすぐに生きてきた、正しいと信じたこと…と歌う曲がいい!

 

愛と仏の道にまっすぐに生きる智積。

 

今日は映らなかったけれど、赤ん坊を抱いて子守唄を歌うシーンもあるとか。

 

それだけに、別れは辛い…

 

あぁ、早く配信を観たい!!

 

若いカンパニーながら、みんなお芝居が上手い!

 

大和という国は争いのない平和な国だそうだ 行ってみたいものだな…父(羽玲有華)と幼き智積(茉莉那ふみ)

短いシーンでしたが、智積の過去が辛いものであったことが伺えるお二人の芝居でした。

 

あなたを見ていると若き頃の私を思い出します。

民を守ることが私の務めだから(推古天皇=瑠璃花夏)

 

落ち着いた威厳を感じさせる声、台詞回し。

立ち居振る舞いも貫禄がありました、さすが!

 

 

蘇我入鹿(大希颯):葛城… あそこは先祖代々、天皇が治めてきた由緒ある土地では?  

蘇我蝦夷(輝咲玲央):だからこそよ!

 

貫禄といえばオレキザキ。

今公演は悪役で、蘇我蝦夷、ハマり役。

 

特筆すべきは、大希颯。

セリフまわしや芝居がうまくなってました、今後が楽しみ!

 

同期の稀惺かずとも芝居巧者ですから、星組の若手、みんな頼もしい!!

今後も安泰♪

 

フィナーレ

男役群舞、これか〜、空手を思わせるフリが付いたというのは!

キビキビした感じでかっこよいです。

 

デュエットダンスは、ゆったりとした曲調で、うっとり。

 

全体に音楽が素敵でした。

 

作曲・編曲は太田健先生、小澤時史先生。

 

極美慎の成長を感じたご挨拶

にこにこ、ふわふわした印象だったきわみが、芯のある、地に足のついた男役になったな〜と、本当に感動しました。

 

役者は声が大事ですが、ご挨拶の声、しっかりした男役声になっていて、なんか…本当に…母さん嬉しいよ状態でした…キャッ♪ ^^;

 

育った星組を離れ、花組に行ってしまうのはとても残念だけれど、組替えを前に、素敵な作品と出会い、ステップアップした最高のコンディションで組替えできるのは幸せですね。

 

今後のご活躍も楽しみです! ^^

 

平松結有先生、デビュー作にして名作

心の琴線に触れる、心に残る素敵な作品の予感!(まだ観てません)

 

生徒さんの頑張りはもちろんのこと、

音楽も衣装も美しく、演出もキュンキュンします。

 

映っていなかったけれど、ラストで花びらが舞い落ちるらしいし♪

 

個人的に歴史物が好き(似非エドではないもの)なので、もうたった10分そこらの映像でもぐいぐい引き込まれて、勝手に拡大解釈してるかもしれませんが、感動しました!

 

デビュー、おめでとうございます、今後に期待しています!


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