3月21日に『花の業平』その他配役と退団者が発表されました。
遅ればせながら『花の業平』の配役をチェックしたので、自分の観劇用に記事にまとめておきます。
初演は観ていないので、そこのところはご理解よろしくお願いします。
目次:
伝説の貴公子、美貌の歌人・在原業平と、太政大臣・藤原良房の娘、高子(たかいこ、こうし)の恋を描いた『花の業平』。
後世にも名を残す色男、在原業平役2回目のちなつちゃん(鳳月杏)、すご〜い^^
在原業平と政敵・藤原良房の娘(養女)・高子との恋
当時、太政大臣で清和天皇の後見人でもあった 藤原良房(英かおと)。
権力をより強固にするため、養女・高子(天紫珠李)を清和天皇の女御にあげようと画策していました。
大嘗祭に行われる五節の舞(ごせちのまい)の舞姫に選ばれた女性は将来の天皇の妃候補。
高子もその1人でした。
花の舞姫
吉子 静音ほたる
沢子 朝香ゆらら
有子 澪花えりさ
在原業平は、宮中の花の宴(五節の舞)で高子と出会い、激しい恋に落ちていきます。
高子は入内が決まっていたから、余計に業平との恋に燃え上がったのではないでしょうか。
高子の乳母・吉野 白雪さち花
高子の侍女・若菜 乃々れいあ
在原業平と恬子(やすこ、てんし)内親王の恋
在原業平といえば、高子との恋がクローズアップされがちですが、恬子(花妃舞音)のことも幼い頃から目を付けていました。
御代がわりには、新しい斎宮(伊勢神宮で奉仕する皇族女性)を選ぶのですが、
清和天皇の即位に伴い斎宮に選ばれた恬子を追いかけて、伊勢まで出かけ、子どもを孕ませるという絶倫系美男子業平。
初演の2001年、別箱の2002年の公演は観てないのですが、こちらの恋はどのように描かれているんでしょうか。
高子は兄・基経と不仲
基経(風間柚乃)は、叔父である良房に見込まれて、男の子供がいなかった良房の養子になりました。
妹の高子とは同母兄妹ですが兄弟仲は悪かったようですね。
『応天の門』の時も、にこりともせず基経は、高子の十二単の裳裾を踏んで呼び止めてましたけど…。
基経もどのように描かれているのでしょうか、興味津々。
時の権力者・藤原良房
2023年の月組公演『応天の門』では、良房役を演じたのは、組長の光月るうさんでした。
光月るうさん退団後、どなたがされるのかちょっとわからなかったのですが、上級生であることは間違いなし。
今回は、うーちゃん(英かおと)に白羽の矢が立ちました。
在原業平の政敵で、
応天門の変で、大納言の伴善男親子を失脚させました。
伴善男 佳城葵
伴中庸 彩路ゆりか
清和天皇の摂政も務めた権力者で、この物語の藤原一族の中心人物です。
演出家さんのさじ加減ひとつでお役の比重が変わることもあるので油断はできないけれどすごくいいお役です、楽しみです^^
右大臣・藤原良相の息子と娘
『応天の門』で良相役を演じたのは春海ゆうさんでした。
今回は、柊木絢斗くんが演じます。
息子の常行(彩海せら)はやんちゃなのか??
常行は若い頃、忌夜行日(陰陽道において、百鬼夜行の日である事から、夜の外出を避けるべきとされた日)にもかかわらず、想いを懸けている女の許へ出かけたために、百鬼夜行に出会い鬼に捕らわれそうになる。しかし、常行の乳母が兄弟の阿闍梨に書いてもらった尊勝陀羅尼を常行の服の襟に入れておいたおかげで、鬼は常行を捕らえる事ができず、常行は何とか家に逃げ帰ることができたという。
引用元:藤原常行 Wikipedia
応天の門・常行 礼華はる(101期) → 彩海せら(102期)
応天の門・多美子 花妃舞音(106期) → 羽音みか(103期)
どんなお役?不良女官とは…w コメディ場面あり?
春の野草の名前がついた不良女官。
女官の頭は秋の果物、あけび。
彩みちる
桃歌雪
妃純凛
菜々野あり
美渦せいか
どんなお役でしょうか? 不良って…^^;
みちるちゃんの弟・石茸丸に大楠てらくん。
京の市の人たち
京の市を仕切る頭領・梅若にぱる(礼華はる)。
梅若は、過去の例から見ても3番手役のようですね。
商人夫婦 とね(天愛るりあ)、しび(槙照人)
京の市の商人
いてめ 美丘しずく
にわめ 八重ひめか
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