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23ヴァンキッシュC2000Sのガシャガシャ音修理。ついでにパワーギア化。


こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

以前よりどうも巻き感に対する不満が拭えない23ヴァンキッシュ。

購入時からガシャガシャ音がうるさかったのでシマノのアフターに出したところ、『ギア交換』されて戻ってきましたがイマイチ改善しておらず。

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そこから使用を重ねるうち、ガシャガシャ音もまた大きくなってきて、いい加減我慢ならなくなってきました。

 

ギア全交換&PGチューン

この悩みから解放されるにはもう、一度抜本的にギア全てを交換するしかない!ということで自力でギア交換を試みることにしました。

ギアを交換するついでに、巻き出しの軽さにもちょっと不満があったのでパワーギア化チューニングもあわせて実施することにします。

パワーギア化することにより、ギア比が5.1→4.4へと低速化し、巻き出しの軽さがアップすることを期待しています。

 

必要なパーツ

ギア比を変更するために必要なのは

・ドライブギア

・ピニオンギア

・中間ギア(大)

以上3点。

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そして今回はパワーギアへと変更するため、3点のギアは1000SSSPGのものを使います。

23ヴァンキッシュでは、1000、C2000、C2500の3番手はボディが共通となっています。

ボディが共通=ギアのサイズが共通(入れ替え可能)ということになるため、例えば今回のC2000Sは下記のようにカスタムができます。

 

・パワーギア化

1000SSSPGのギアを組み込む。ギア比4.4:1

・ハイギア化※C2000SHGがラインナップに有り

C2000SHGのギアを組み込む。ギア比6:1

・エクストラハイギア化

C2500SXGのギアを組み込む。ギア比6.3:1

 

スピニングリールのギア交換はベイトリールと比べてかなり面倒なので、これができるから便利!ということにはなりませんが・・・。

 

というわけで、今回は1000SSSPGのドライブギア、ピニオンギア、中間ギア(大)の3点を取り寄せます。

そしてこれは個別要因ですが、一度バラしたときにどうも怪しげだった

・ウォームシャフトギア

もあわせて取り寄せ。

ウォームシャフトの上に付いているギアです。

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同梱されている展開図を基にすると各パーツの位置はこちら。

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ドライブギアが91番、

ピニオンギアが57番、

中間ギア(大)が89番。

ウォームシャフトギアは86番です(PGチューンには無関係)

 

パーツが揃ったところで作業開始・・・の前に、今回かかった費用をおさらいしておきましょう。

 

パーツ費用

各パーツの価格は以下のとおり。全て税込です。

・ドライブギア ¥3,080-

・ピニオンギア ¥2,145-

・中間ギア(大) ¥825-

3点合計 ¥6,050-

 

これに

・ウォームシャフトギア ¥935-

を足した ¥6,985- がこの度の出費です。

 

ウ〜〜〜ン・・・。。

 

作業手順

所要時間は全部で1時間前後といったところでしょうか。

①全バラし

まずはサクッと全バラし。

スピニングリールのギア交換はこれが面倒です。

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途中、くれぐれもワンウェイクラッチをバラしてしまわないようにしましょう。

取り外すときはスプール側を下の逆さま姿勢にしてゆっくりと。

内部のコマとバネが散乱するともう大変です。特にバネは高確率で行方不明になりますので・・・。

 

②ギア交換(グリスアップ後)

バラした後はドライブギア、ピニオンギア、中間ギア、そしてウォームシャフトギアの4箇所を交換。

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右が交換後のギア類です。

 

もちろん新しいギアは組み込む前にグリスを塗布しておきます。

ここではシマノ純正のDG06(SHIP-0)を使用。

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シマノ汎用スピニングリールの内部メンテナンスには必須です。

 

中間ギアとウォームシャフトギアはココ。

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中間ギアが見えにくいのでさらに1枚。

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2つあるうちの緑で囲んでいる方です。

 

ウォームシャフトギアはゆっくりと回しながら引っ張るとシャフトから外れます。

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取り付けるときもゆっくりと回しながら押し込んでいきます。

 

③組み直して完成。

あとは元通りに組み直して完成、ですが・・・コツコツ音が出たり、イマイチ巻き感が気に入らなかったりしたので合計3回組み直しました。

 

23ヴァンキッシュ C2000SPG爆誕!!

これでC2000SPGの出来上がりです。

いや、C2000Sパワーカスタムの方がカッコいいな。

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もちろん見た目は何も変わりません。

 

ガシャ音解消は・・・?

最も重要なガシャ音解消はというと、

こんな感じです。

ガシャ音は完全に消えたわけではありませんが、まあ許容範囲ですかね。

しかし随分とよくなりました。

メインシャフトが下がるときに微かにガシャ音がするので、もしかするとウォームシャフトかウォームシャフトピンに原因があるのかもしれません。

別に完璧を求めているわけではないので、そこまでの交換は考えていませんが。

 

巻き出しの軽さは・・・?

もうひとつ、ギア比が下がったことによるトルク向上、そして巻き出しの軽さアップ。

これは『うん、まあこんなもんか。』という感想でした。

なんというか、想定内の感覚です。

 

意味を問うてはいけない。

これにてギア交換と、それに伴うパワーギア化を完了。

この度の件は結局のところ『自腹・自己責任で修理した』と『有料ギア比チューニングをした』という2つの要素があるわけですが、これについて『そんなこと、やる意味あるの?』という問いは禁物です。

普通に考えれば、わざわざお金と手間と時間をかけてまで試みることではないでしょうから・・・。

 

でもアフターに出して改善されなかったんだから、仕方ないよね(?)。

そろそろアジングもシーズン終盤ですかね。

まだ釣れるのかな?近々このパワーカスタムと一緒に繰り出してきます!

 

(※2024/2/14 実戦投入!とてもイイ感じでした!)

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