N-BOXのスタッドレスタイヤをインチダウンするメリットとデメリット

圧雪路とスタッドレスタイヤ スタッドレスタイヤ

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N-BOXにスタッドレスタイヤを入れたいんだけど、インチダウンするとなんかデメリットある?

N-BOXカスタムの15インチスタッドレスタイヤって結構高いよね・・。

ホンダN-BOXのタイヤサイズにはいくつかの種類があり、カスタムやターボ、スタンダードモデルなどで違いがあります。

お客様からはスタッドレスタイヤのサイズを標準サイズからインチダウンするデメリットについて質問をうけることがあります。

ほとんどのお客様は「インチダウンするとタイヤが安くてすむ」ことにメリットを感じています。

今回はN-BOXのスタッドレスタイヤをインチダウンさせて履かせるメリットやデメリットについてのお話です。

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N-BOXのスタッドレスタイヤをインチダウンさせるメリット

雪道 タイヤの扁平率

タイヤ幅が細くなると接地圧が上がる

N-BOXのタイヤサイズは以下のとおりです。※対象モデルはJF1/JF2 JF3/JF4

ホイール径 タイヤサイズ タイヤ幅
15インチ 165/55R15 約165mm
14インチ 155/65R14 約155mm
13インチ 145/80R13 約145mm

ホイールの径が小さくなるとタイヤの幅も細くなりますが、一般的に新雪路を走行する場合は、細いタイヤのほうが接地圧が上がるため有利とされています。

対して、圧雪路やアイスバーンではタイヤの幅が広いほうがタイヤの面積が広くなり接地面積が増えて滑りにくくなります。

凍った雪道の轍

アイスバーンしか走行しない場合は別として、さまざまな状況での走行を考えると一回りだけタイヤ幅を細くすることはデメリットにはなりません。

スタッドレスタイヤは夏用タイヤよりも価格が高いうえに、地域によっては年間の使用期間が短いこともあり、15インチより14インチがコスパもよく実用的です。

15インチをインチダウンするメリットが最も大きい

圧雪路とスタッドレスタイヤ

165/55R15のスタッドレスタイヤは無駄に高い?

N-BOXカスタムなどの上位モデルに新車装着しているタイヤのサイズは、165/55R15になっていて、かなりスポーティな見た目になっています。

ただしこのサイズ、並のコンパクトカーよりもタイヤの価格が高く、さらにスタッドレスタイヤとなると「嘘でしょ?」といいたくなる交換費用になります。

N-BOXの車両重量を考慮すると、155/65R14というタイヤサイズは冬用タイヤとしてかなりバランスがいいです。

たとえば、スタッドレスタイヤの定番ブランド、ブリジストン|ブリザックVRXのサイズで比較すると

ブリジストン VRX2 ディーラー/カー用品店 ネット通販
155/65R14 12,000円~14,000円 6,000円前後
165/55R15 16,000円~19,000円 14,000円前後

N-BOXの15インチスタッドレスタイヤを14インチにインチダウンする場合

15インチスタッドレスタイヤをディーラーやメンテナンスショップなどで購入すると
16,000円の場合 × 4本 = 64,000円
14インチにインチダウンしてネット通販で購入すると
6,000円 × 4本 = 24,000円

※上記の価格にはタイヤの交換作業料やバランス料、タイヤ廃棄の料金は含まれていません

つまり40,000円ほど安くスタッドレスタイヤを入れることができることになります。

ただし、14インチホイールを新しく用意しないといけないので、浮いた40,000円がそのままホイールの代金にスライドしてまうことになります。

サボカジ
サボカジ

見た目をまったく気にしないのであれば、N-BOX用14インチスチールホイールの中古品を探すというのもありですね。ヤフーオークションなどで中古ホイールを探してみると見つかるかも。

スタッドレスタイヤのインチダウンのデメリットは?

スタッドレスタイヤ ショルダー部分

新しくホイールを購入しないといけない

タイヤをインチダウンするには、そのタイヤを装着するためのホイールも必要になり、新たにホイールの購入費がかかってしまうことになります。

その車を長く使用するのであればホイールも新調する価値がありますが、転勤や乗り換えなどユーザーの事情で車を乗り換えたり冬用タイヤが不要な場合は判断に迷うところです。

金額が大きなタイヤやホイールの購入は、その車をどれくらいの年数使用するのかを考慮しておくと無駄な出費になりません。

スチールホイールとスタットレスタイヤ

ただ、N-BOXのタイヤサイズは155/65R14がメインなので、他の車種にも流用することができます。

サボカジ
サボカジ

155/65R14を履いている軽自動車といえば、タント、ウェイク、ムーヴ、ムーヴキャンバス、ワゴンR、スペーシア、もちろんホンダのNシリーズなど、かなりあります。

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N-BOXはインチダウンすると左右のフラつきが増える

初代N-BOX 白

N-BOXは「ハイトワゴン」と呼ばれる背の高い軽自動車で、コーナーを曲がるときや横風を受けたときには車体が左右にロールする振れ幅も大きいです。

タイヤを真横から見て分厚く見えるようなタイヤは、扁平率が低い(厚い)タイヤという言い方をします。

多くの空気が入っているぶんクッション性も高く路面から受けるショックやコーナリング中の横Gを受けても大きくつぶれています。

タイヤの扁平率が高く(薄く)なることでタイヤのたわみが少なくなるぶんロールするときも安定しやすく、タイヤをインチダウンして扁平率が低く(厚く)なることで車体が左右にフラつきやすくなります。

サボカジ
サボカジ

インチダウンすると乗り心地はよくなるんですけどね。

ハンドリングのレスポンスもやや落ちる

N-BOX ステアリング

タイヤが厚くなることでハンドルを切ったときの応答性もやや「グニャリ」という感覚が大きくなり、中高速で走行しているときの車線変更などでもワンテンポずれる感じになります。

タイヤの剛性感は夏用タイヤよりスタッドレスタイヤのほうが低く、慣れるまで違和感があり、まるで芝生の上を走行しているようなふわふわした感じです。

スタッドレスタイヤをインチダウンして装着した場合、高速道走行も多いユーザーにとっては「ハンドルのレスポンスが落ちた」と不満に感じてしまうかもしれません。

タイヤの減りが早くなる

タイヤ幅が細くなるほど、タイヤの接地面積は少なくなり、そのぶんタイヤの摩耗が早まることになります。

とくにスタッドレスタイヤは柔らかいゴム質なので舗装路を走行することが多い場合、かなりのペースでタイヤが摩耗してしまいます。

13インチへのインチダウンはコスパが悪いかも

JF1/JF2の初代N-BOXのモデルの中には145/80R13というサイズのタイヤが新車装着されていました。

そのため、155/65R14のタイヤを13インチにインチダウンする場合は、145/80R13のサイズのスタッドレスタイヤに変更することになります。

この145/80R13というサイズはN-BOXの重量にはマッチしていないようで、夏用タイヤでもかなり摩耗するのが早いです。

タイヤの空気圧をまめに管理しておかないと2万キロほどでショルダー部分がツルツルになってしまうほどで、N-BOXの重量に対してタイヤが負けているという印象です。

【まとめ】N-BOXは14インチのスタッドレスタイヤがベストマッチ

アルミホイールとスタットレスタイヤ

155/65R14はバランスもよくコスパもいいサイズ

これまでのお話をまとめると、N-BOXにスタッドレスタイヤを入れるなら155/65R14のタイヤサイズがおすすめということになります。

その理由として、

・155/65R14は汎用性の高いサイズなので価格が安い

・14インチのタイヤとホイールのセットがかなり安い

・タイヤ幅155mmは雪道走行に適している

・145/80R13は車重と釣り合わず摩耗するのが早い

・165/65R15は価格が高くコスパが悪い

これらを整理すると、

■13インチタイヤが装着されているN-BOX
N-BOXとのバランスがわるいタイヤサイズなのでタイヤの寿命が短く、スタッドレスタイヤを短期間だけ使用するなら13インチのホイールに145/80R13を入れ、夏用タイヤは14インチにインチアップがおすすめ。
また、スタッドレスタイヤをメインに使用する地域なら14インチのホイールとスタッドレスタイヤをセットで購入すれば安く購入できておすすめ。
■14インチタイヤが装着されているN-BOX
現在のホイールをスタッドレスタイヤと交換するのもいいし、頻繁に夏用タイヤとの脱着をする地域なら14インチのスタッドレスタイヤとホイールがセットになったものを買い足すのもおすすめ。
■15インチが装着されているN-BOX
夏用タイヤは新車装着の15インチ、冬用タイヤは14インチスタッドレスタイヤとアルミホイールがセットになったものを購入して履き替えるのがおすすめ。

15インチの場合、あくまでもコスパとバランスを考えるならという提案ですが、15インチのタイヤホイールセットを新たに購入するのでもいいでしょう。

おすすめじゃないのは15インチの純正ホイールを毎回スタッドレスと組み換えするやり方で、タイヤにも優しくないしコスパもよくありません。

サボカジ
サボカジ

結果的に今回のテーマでもあるインチダウンに関しては15インチから14インチにしてスタッドレスタイヤを履かせるのがもっともバランスもコスパもいいというお話ですね。

最後に

真冬の積雪路

スタッドレスタイヤと夏用タイヤをホイールから外して組み替えるやり方は、タイヤのビードの部分が傷んだりすることもあり、組み換えを繰り返すことはおすすめしません。

できればホイールと組んでしまったらそのまま履き潰すのがタイヤのためにもいいですし、タイヤ・ホイールが組まれたものなら入れ替え作業もDIYですることもできます。

スタッドレスタイヤは通販ならかなり安く購入することができて、なおかつホイールとセットで購入すればタイヤの組みつけも必要なくなります。

別々に購入すると送料もそれぞれ必要になるのでタイヤ・ホイールをセットで購入することは「セットで購入」「送料が一回済む」という2つのメリットがあります。

アジアンスタッドレスタイヤ|ナンカンAW1のパフォーマンスが高評価

ナンカン AW1 サイドウォール

N-BOXのようなよく売れている車のタイヤ・ホイールをセットで購入するならネット通販もかなりリーズナブル。

155/65R14などのよく出るサイズの場合、スタッドレスタイヤの種類も豊富で、アジアンタイヤのスタッドレスもラインナップされています。

とくにナンカンのスタッドレスタイヤAW1は北海道のユーザーからも「なかなかの高評価」な書き込みレビューが多数あります。

ナンカンAW1レビュー

サボカジ
サボカジ

↑ 札幌市在住、プロのタクシードライバーさんからの高い評価というのはかなり参考になりますね。※オートウェイホームページより引用

オートウェイではホイールとタイヤの組み合わせをカスタマイズできるので、お好みのデザインのホイールにナンカンAW1の組み合わせはいかがでしょうか。

ナンカンAW1のレビューを見てみる>>

 

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コメント

  1. タカハシ より:

    アウトバックでは225/60/R18(Limited純正サイズ)の夏タイヤ、225/65/R17(ベースグレードサイズ)をスタッドレスにしています
    どちらも純正サイズなので安心してインチダウンしています

    タイヤ幅は触るとメジャーサイズ?から外れてしまうため、価格や購入場所的に割高になるため純正サイズがやりやすいです
    純正バンザイ!笑

    余談ですがFMC後のアウトバックは両グレード共に18インチです・・・

    • サボカジ サボカジ より:

      タカハシ様

      積雪地帯ではスタッドレスタイヤをインチダウンするのは定番なんでしょうね。

      しかも純正のホイールを使うというのはその車との相性も抜群ですし、純正ホイールってけっこう丈夫ですよね。

      僕もインプレッサに乗ってたとき、スタッドレスタイヤはフォレスターの純正ホイールでしたw

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