恋愛心理学3つのケース

女性心理

恋愛、そして結婚に至るまで何の障害もなく親や周りからも祝福された。このような形を聞けばなんと幸福な2人だと思うでしょう。

一方誰からも祝福されない結婚もあります。周りの人や親からの、結婚反対の大合唱にもめげず、強行突破で結婚するカップルです。

結婚式には出席しない。あの男だけはダメよ、別れなさい。結婚なんてとんでもない。こんな状況の中で2人はゴールインします。結婚式は2人だけ、引っ越しも2人でひっそりします。

恋愛心理学3つのケース

ロミオとジュリエットの心理効果

この二組のカップル、どちらが幸福になれると思いますか?

このようなカップルの半年後の幸福度、愛情度を、比較調査すると、反対を押し切って結婚したカップルの方がより深い愛情、固い絆を持ち続けていることがわかりました。

スムーズに結婚に至った夫婦よりも、障害を乗り越えて結ばれた夫婦の方が、幸福度が 高いというのです。シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」に、この心理の原型が見られます。

親が敵同士の2人は、愛し合っていても結婚できる可能性はほとんどなく、両家の親は2人の仲を引き裂こうと、懸命になります。そんな障害を乗り越えてロミオとジュリエットは、お互いの気持ちを確かめ、真実の愛を獲得します。親の反対(障害)が逆に2人の愛情を深めていくのです。

周囲から結婚反対 と叫ばれるカップルは、危機が訪れるたびに対策を練り、その都度愛情は深まり絆は固まっていきます。必ずしも幸福な結婚とは言えないカップルが、愛情を深めていくのは危機を乗り越えるたびに、達成感、共通認識を獲得していくからだといいます。

逆説的ですが、絆を強くするには障害が必要なのです。恋愛が順調に行きすぎたために、なかなか結婚に至らないと言うケースも時々あるようです。

結婚する気 がないなら早く別れなさい。お見合いならいい人は大勢いるんだから、親の別れなさいの一言が障害となり、それがきっかけになって結婚を真剣に考えるようになる。「障害」はマイナスではなく、逆にプラスの結果や幸福をもたらす可能性も高いのです。

周囲からの反対があったときにはそれを妨害と考えるのではなく、頭を冷やしてもう一度、相手の素顔を見つめ直す機会と、考えてみてはどうでしょう。そんな冷静さが、幸せなゴールインにつながるはずです。

好意同等の心理効果

プレゼントで、自分の気持ちを表すのは、なかなか難しいものです。気持ちは本来、言葉や態度で表すべきものですが、時には品物で親愛の情を表現することもあるでしょう。

プレゼントには送る側、送られる側の微妙な心理が働きます。自分の気持ちを表し、なおかつ相手に好意を抱かせるためには、実は忘れてはいけない基本ルールがあります。

「 相手からもらったものと同等のものを贈る」これが相手に1番好意を抱かせるための基本法則なのです。しかし、特に恋愛において、このルールはあまり守られていないようです。

プレゼントはしたものの、こちらの行為は伝わらず、また相手から好意を持たれないばかりか、逆に悪意を持たれてしまうケースも多いのは、このためです。

では良くない贈り方とはどんなものでしょうか、1つはこれだけのものを送ったのだから、後で利息をつけて返してね、と言う贈り方です。

もう一つは高額なものを送っておいて、「気にしないでください。」別にお礼はいらないからね、と言う贈り方です。これは一見、相手の好意を高めそうですが、プレゼントの心理原則から外れています。

高額のものをプレゼントしておいて、お礼はいらないと言うのですから、プレゼントされた方は不気味です。「何の意図があるの」と相手の心理状態を疑ってしまうでしょう。

私たちは好きな異性にプレゼントする時、無理をしてでも高額のものを選びがちです。 こんなに好きですと言う気持ちを、金額で表そうとする、その気持ちは痛いほどわかりますが、そのやり方は二人の関係に必ずしも良い結果をもたらしません。

高額のプレゼントの場合、もらった方には、かなりの心理的負担があります。ある程度良い関係を保っていた二人だったとしても、このようなプレゼントをきっかけに、バランスが崩れ少しずつ関係が狂っていくケースも多いのです。

高額なプレゼントによって、一方は愛を告白したのも同然の満足な気分です。もらった方は、あまりの負担に、対処のしようがないといった、憂鬱な気分になってしまうケースの多いのです。

プレゼントは相手がこの程度のものなら、もらってもいいや、と思える金額のものがベストなのです。お互いに納得できる程度のプレゼントだからこそ、負担を感じずに、良い関係を保つことができるのです。

これなら何かの折に、相手が軽い気持ちでお返しできる、と思える位の価格のものが、自然で相手も素直に喜ぶことができるでしょう。また、もちろん十万円のプレゼントをしたからといって、一万円のプレゼントをした場合より、10倍も思いが伝わると言うわけではないのです。

プレゼントのコツは、「好意返報の心理効果」に通じるものです。人と人との間には、お互いに相手に見合うような、相手の気持ちに応じた行動をしようとする心理が働きます。大部分の人は、プレゼントされっぱなしではいけない、と言う気持ちがあるのです。

せっかくの良い関係が、がんばりすぎたために破局を迎えるケースも多いのです。フィフティーフィフティーの関係が、あなたと相手との関係を無理なく深めてくれるはずです。これは婚約したり結婚したりしてからも結局同じことが言えるのです。

情報操作の心理効果

恋人と喧嘩をしてそれっきり、ひと月も連絡がない。どうしたのかな、何とか仲直りしたいけれどもと悩むってこと、ありますよね。

電話で話す場合と、会って話す場合のコミニケーションの違いを比較した研究があります。両者にはそれぞれの特性がありますが、どのような状況で一番効果的なのでしょうか。

電話の場合は、相手の顔が見えません。直接会えば、相手の表情を間近に見ることができます。電話は事務的な用件を互いに確認するケースでは非常に有効です。電話で話すと情報や話の内容が正確に伝わります。

ですから込み入った話を整理したり、曖昧な話にケリをつける時などには、効果的です。余分な情報が伝わらないので、相手が情報収集だけに集中できるのです。こちらの言い分がきちんと伝わります。

一方会って話す場合は、話の内容のほかに余分な情報も相手に伝わります。余分な情報とは顔の表情や手足の動作です。会うことによって、相手は言葉以外の様々な情報を、否応なく取り入れてしまうので、その分だけ、本当に伝えたい情報が、ストレートには伝わりにくい面があります。

余分な情報を手がかりに、話の内容を曲解してしまうケースも多いでしょう。ですから逆に言えば相手をごまかしたり、話をうやむやにしたかったりする場合は、直接あったほうが効果は高いのです。

大まかな分類ですが、論理的な話は 電話で、情緒的な話は直接会うのが効果的といえます。このような違いが把握できていれば、後は状況に応じてそれぞれの方法を用いればいいだけです。

さて例えば、喧嘩の後始末にはどちらの方法が良いのでしょうか、お互いに妥協点を見つけ、元の鞘に収まりたいのであれば、電話の方が有効です。お互いの言い分が正確に伝わります。理解も早く、すぐに相互信頼が成立します。

顔を合わせてしまっては、お互いに余計な情報を受け取りますから、まとまる話も壊れる可能性があります。自分の言い分は理解されず、相手の言い分を誤解する、その結果言葉尻をとらえてなじったり、問題を忘れて、ささいなことにこだわり感情的に対立してしまう場合もあります。

逆に恋愛が順調に展開しているならば、会って話した方が有効です。電話で恋人の美点を並べ、「だから好きなのです」と告白したところで、その理屈っぽさは、恋愛気分に水を差す場合もあります。

恋愛には、余分な情報が必要なのです、直接会うことで顔の表情や手足の動作が、補助的な働きをし、言葉だけの告白よりも、熱意が伝わりやすくなります 。恋愛の場面では、余分な情報の曖昧性をうまく利用すべきなのです。

電話か直接会うべきか、それぞれの状況に応じて使い分ける配慮が必要です。これを間違えたために 不本意な結末を迎えた恋愛も少なくないのだといいますよ。

おわりに

ロミオとジュリエットの心理効果という概念があります
恋愛、そして結婚に至るまで何の障害もなく、親や周りからも祝福されたカップルより、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」のように、周りからの反対という「障害」を乗り越えたカップルの方が、危機を乗り越えるたびに、達成感や共通認識を獲得して愛情を深めていくのだといいます。

好意同等の心理効果
「 相手からもらったものと同等のものを贈る」これが相手に一番好意を抱かせるための基本法則です。プレゼントは相手がこの程度のものなら、もらってもいいや、と思える金額のものがベストです。お互いに納得できる程度のプレゼントだからこそ、負担を感じずに、良い関係を保つことができるものなのです。

情報操作の心理効果
論理的な話は 電話
の方がいいそうです。事務的な用件を互いに確認するケースでは非常に有効なのです。情緒的な話は直接会うのが効果的だといいます。恋愛が順調に展開しているならば、会って話した方が有効ですので、活用してください。
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