結婚後の平和的思考のススメ3

女性心理

男と女では、「話を聞いて欲しい」と感じる相手が違うそうです。コミュニケーションの基本ともいうべき「話す」「聞く」の部分ですれ違わないことが、夫婦円満の秘訣なのです。

では、どうすれ夫婦の会話はうまくかみ合うのでしょうか?

男性の基本スタンスは「味方になって共感」です。すべての語尾に「…よね」をつけるだけで、共感してるっぽく聞こえるのです。例えばアドバイスしたい時には、「…っていう手もあるよね」と選択肢を提示するだけがベストです。

女性の基本スタンスは「応援」です。「さすが」「すごい」を繰り返し過ぎた時は、素直に感想を、例えば、アドバイスしたい時には「よくわからないけど、…だったりするんじゃないかなぁ」と遠回しに伝える方がベストです。

平和的思考のススメ3夫婦の会話

男は他人から尊敬されたい、女は身内に共感されたい

男性が話を聞いて欲しいと感じる相手は「他人」だと言います。男性は「世界に認めてもらいたい」「より多くの人に影響力を与えたい」「尊敬されたい」という欲求があるため、人前で話す機会を与えられると、どうしても話が長くなります。

特に自分の得意分野、仕事に関わる専門分野の話だと、長くなる傾向にあるそうです。大勢を前にした男性のスピーチは、ほとんどが自慢になりがちなのだと言います。

「時候のの挨拶から始める」などの形式があり、効率よく、序列を意識して話す「スピーチ」は、非常に男性好みのコミュニケーションなんだそうですよ。

一見、「話したがり」の男性ですが、妻の前では一転、非常に無口になりがちです。家ではリラックスしたいと考えているため、おしゃべりをするエネルギー自体を節約するのだと言います。

一方、女性が話を聞いてもらいたい相手は「身内」です。女はおしゃべり自体が好きですし、話すことで「ストレスを解消したい」「共感し合いたい」と思っているようです。

そのため、夫や子ども、親しい女友達など、気を許した相手ほど長話をする傾向にあります。逆に人前でキチンと目的をもってプレゼンやスピーチをするのは、不慣れなことの方が多いようです。

夫婦円満、相手の話を聞くコツ3か条

一方的に自慢したい夫と双方向的に共感したい妻という図式のようです。なので、これでは夫婦の会話はすれ違い、やがては減っていきます。

先ずはお互いの「聞く姿勢」を見直すことが必要です。男女ともに当てはまる「話を聞くコツ3か条」をご紹介します。

  1. アドバイスをしない
  2. 話の腰を折らない
  3. 他のことを考えない

・アドバイスをしない
特に男性は話に結論を求めるため、「それなら〇〇したらいいんじゃない」などとアドバイスをしがちです。しかし、よく言われているように、女性は結論やアドバイスを求めておしゃべりをしているのではありません。ただ、聞いて「そうなんだ」「わかるよ」と共感して欲しいだけなのです。

話の腰を折らない
「どういうこと」「何でそんなことしたの?」など、相手が話している最中に、自分が気になったことを問い質すのもNG行為です。話にはリズムというものがあります。盛り上がって話しているときに、詰問したり余計な相づちを入れると、気分よく話している相手の気持ちを盛り下げてしまうのだと言いますよ。「合いの手」のつもりでも、相手にとっては邪魔になる場合があるので気をつけましょう。

・他のことを考えない
話しに集中するということです。夢中になって話しているときに、相手が上の空だとわかると、誰でも非常に寂しい気持ちになるものです。携帯を見たり、テレビを観たりするなど、露骨に「集中していない」とわかる態度はもちろん、「お腹がすいたな」「話が長いな」など、他のことを考えるのもやめましょう。「聞いてるフリをしているだけだな」と気づかれてしまいます。

この基本を踏まえたうえで、夫は家に帰ったら、しっかり妻の話を聞くこと」多くの夫は、家でリラックスしたいと思っているため、妻の話をあまり聞こうとしません

終わりの見えないおしゃべりに付き合うのが苦痛だと思っているようです。「仕事で疲れているんだ」などとあからさまに拒絶する夫もいるそうです。

特に妻が子育てなどで、家にこもっている場合、妻の話し相手は夫だけという場合もあるのです。「やっと話を聞いてくれる相手が帰ってきた」と思って、女性はわくわくしているのです。そう考えれば、少しくらい長いおしゃべりにも耳を傾けられるのではないでしょうか・

女性も「自分の話に共感してもらうだけでなく、分からなくても退屈でも夫の仕事の話を聞いてあげること」もしも相手が話そうとしない場合は、「今日は何があった」と聞きだして、面白くもない自慢だったとしても、感心して見せ、大げさにほめるのです。妻がほめてくれる相手だとわかれば、男性は家でもおしゃべりになるそうです。

お互いに、もしどうしても相手の話を聞くのが面倒なら、「一緒にお酒をのんでしまう」という手もあるようです。お酒が入ると多少のことは気にならなくなりますし、酔っているといつもより早く時間が経つものです。

一緒にお酒をのむ夫婦は、総じて皆仲良し夫婦だと言いますよ。彼らがお互いの話をどう感じているかはさておき、お酒を片手に十分コミュニケーションをとっているからこその結果でしょう。

意味のない雑談に思えても、今日どんなことがあったのか、そこで何を感じたのかという会話は、お互いへの理解を深めるヒントになります。日々のコミュニケーションの積み重ねが、よい夫婦関係を築くうえでは不可欠なのです。

男は謝れない女は忘れない

男はプライドを大切にする生き物です。そのため、ケンカをしても「謝ったら負け」などとつまらないことを考えて、なかなか謝ることができないのだと言います。

女はプライドなど「どうでもいい」と思っているので、自分が悪いと納得すれば(あるいはその方が丸く収まるなら)すぐに謝ることができます。しかし、相手に落ち度がある場合、謝られてもなかなか水に流すことができません。記憶力がいいせいで、いつまでも引きずってしまうのです。

長く一緒に暮らしていれば、どんなに仲がいい夫婦でも一度や二度はケンカをします。ではどうすれば、上手に仲直りができるのでしょうか。

・女に言い訳は逆効果
基本的な人付き合いのルールですが、ケンカをしたら、お互いに謝りましょう。そして、謝ったらその場で水に流すこと
。これが大原則で、これさえできれば、少しくらい意見が合わない二人でもうまくやっていけます。

男性は「ケンカをしたら謝る」というルールを頭に叩き込んでください。プライドが許さないなどとは思わずに、「ケンカ→謝罪→仲直り」というルーチンだと考えて、仲直りのツール、平穏な日々へのパスポートとして、謝罪を選択しましょう。

妻のことを「何でも許してくれるお母さん」のように思っていると、甘えが出てしまうかも知れませんが、上司だと思って襟を正してください。自分がミスをした時にプライドが許さないといって上司に謝らない人はいないはずです。許してもらえるよう、誠心誠意謝罪するのではないでしょうか?

妻に対しては心に響くよう、マインドベースで謝罪することが肝要です。例えば、記念日に早く帰れなかった場合は、「二人の記念日のために準備してくれていたのに、君に悲しい思いをさせてごめんね」というのが正解です。

男性はつい「帰ろうと思ったら、部長に呼び止められて、仕事を頼まれちゃったんだよ。今度からちゃんと連絡するから」などと言い訳、説明をしがちだと言いますが、それは逆効果なのです。

どんなに避けられない理由があっても、妻に悲しい思いをさせた事実は変わらないはずです。原因や解決策を提示しても、女性の気持ちはおさまりません。先ずは、不快な気持ちにさせたことに対して謝りましょう。言い訳や弁解をするのはその後です。

「ごめんなさい」には「ごめんなさい」で返すのがルール

女性は「水に流す」ことを覚えましょう。ケンカ中は目の前の問題以外のことを持ち出して怒らないこと女性は妙な記憶力がいいので、数年前の夫のミスもしっかり覚えています。そして、やろうと思えば、直ぐに当時の不快な気持ちを思い出し、泣くことも出来るほどだと言いますよ。

そのため、ケンカをしているときに、「あなたは前にもそう言ってた」とか「3年前の記念日にも帰りが遅かった」などと昔のことを持ち出して、完全に忘れてしまっている男性を困惑させるのです。

過去のことを忘れられないのは仕方がありませんが、女性はケンカ中は目の前の問題に集中すること。そして、夫がプライドを捨てて「ごめんなさい」と謝罪してきたら、自分が悪くなくても「自分も悪かった、ごめんなさい」と返してください。

よく「ごめんなさい」に「いいよ許してあげる」などと返す人がいますが、これはルール違反です。夫婦というパートナーシップにおいては、「ごめんなさい」に返す言葉は「ごめんなさい」しかないのです。

男性は「仲直りをするために謝る」女性は「仲直りのためにその場で水に流す」のです。これがケンカの時の平和的思考です。更に謝罪のタイミングは早ければ早いほど、仲直りはスムーズに進みます。小さなケンカをこじらせて、長い間イヤな思いをしないためにも、双方ともに「ごめんなさい」のやり取りを済ませてしまいましょう。

おわりに

男性が話を聞いて欲しいと感じる相手は「他人」だと言います。そして、女性が話を聞いてもらいたい相手は「身内」で、「共感し合いたい」と思っているのだと言います。男女でそこに違いがあるのです。

夫婦円満のためには、お互いに、3か条を守り「夫は家に帰ったら、しっかり妻の話を聞くこと」「妻は自分の話に共感してもらうだけでなく、分からなくても退屈でも夫の仕事の話を聞いてあげること」を忘れないのです。

ケンカの時の平和的思考では、男性は「仲直りをするために謝り」女性は「仲直りのためにその場で水に流す」ことが肝要なのです。結婚後の会話と謝罪の平和的思考をお話しました。

あなたの恋愛や結婚生活のご参考になれば幸いです。「結婚後の平和的思考のススメ2」こちらもご参考にどうぞ!

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