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多肉植物の腰水(こしみず)とは?

多肉植物の腰水(こしみず)とは?
疑問の答え

  1. 底面給水のことで鉢底から水を吸わせる方法
  2. 読み仮名のようすいは×、正しくはこしみず
  3. 種まきなど水分を多めに育てたい、じょうろで水を与えられない時にとる方法

腰水(こしみず)とは

腰水のやり方

腰水とは、土の上から水をやるのではなく、水の入った容器に鉢ごと浸けて底面から給水させる方法をいいます。そのため底面給水と呼ばれることもあります。読み仮名がないとどう読んだらよいか分かりにくいですが、正しくは「こしみず」と読みます。

腰水のメリット・デメリット

腰水のメリットはいくつかあります。

  • 上から水やりしなくてよいので蒔いた種が流れなくてすむ
  • 水さえ途中で足し続ければ、水やりを忘れても水切れの心配がない
  • 湿度が保てるので発芽などに使いやすい

といったメリットがあります。

逆にデメリットとしては

  • 常時びしょびしょに濡れているためカビが生えたり水が腐ったりしやすい
  • 夏はボウフラ(蚊)が湧くことがある
  • 水を入れ替える必要があり管理がやや面倒くさい
  • 夏などは腰水をしても土の乾きが抑えられないことがある

などがあります。

カビや腐敗の防止にはゼオライトと呼ばれる腐れ防止の石(土)を入れたり、蚊が入らないようにするためには防虫ネットを張ったり、土の乾きに関してはラップで覆ったり、することである程度コントロールできます。管理が面倒くさいのはある程度仕方ないことだと思います。

腰水のやり方

用意するもの
  • 種をまくための硬いポット
  • 水を入れる一回り大きい容器
  • 適宜ゼオライトなど

まず鉢に土を入れ種を蒔きます。次に一回り大きい容器に水を入れ、その中に先ほどの鉢を浸けます。水の深さは鉢のサイズによって異なりますが、多肉植物に使うのであれば高さ8cm程度の鉢で1cmの水、種を蒔く鉢の高さの3分の1以下で問題ありません。

腰水のやり方はこれといった正解はなく、皆さん独自に工夫してされていることが多いようです。

種をまく鉢は移動が多いので、柔らかいポットではなく硬質ポットのほうがよく、水を張るいれものはタッパーやカップ麺の空き容器、鉢が並ぶプラスチックケースなど人それぞれです。

水を替える頻度は、どこに置くか、季節は夏か冬か(温度)、どんな土を使うのかによっても異なりますが、1~3日程度で取り替えることが多いようです。外に置いているほうが腐りにくくまた気温が低いほうが腐敗やカビが出にくいといえます。

管理人の実践方法

最後に管理人がリトープス・帝玉・モニラリア、コノフィツムなどメセンや、コーデックスの種を蒔くとき行っている方法を解説します。といっても簡単で以下の画像の通りです。

腰水のやり方

腰水のやり方

腰水のやり方

腰水のやり方

用意するもの
  • 2リットルのペットボトル
  • 鶏肉や豚肉などが入っている発泡スチロール皿を数枚(洗ったもの)
  • プレステラ90を必要な個数

種をまく鉢 鉢をすっぽりいれられる容器 土の消毒用の鉢
プレステラ90
プレステラ90
メルカリ
1個20円

お茶の綾鷹の2Lボトル
スーパーなど
1本150円程度
腰水のやり方発泡スチロール皿
家庭
0円

まず2リットルのペットボトルの空き容器を用意して横にし、上の部分を切り取ります。そこに発泡スチロール皿の平たい部分を切ったものを底にしいて高さを調節し、その上にプレステラ90という安くて育苗によい硬質ポットを3つ並べます。

この方法だと

  • 安上がり
  • 鉢の高さを一定にできる
  • 汚れたらすぐ捨て新しいものを作れる
  • 水量が横から確認できる
  • 均一なサイズを大量に用意できる
  • ペットボトルのキャップから簡単に水量を調節できる

といったメリットがあります。

メセン類やコーデックスの種を蒔くとき、腰水が必要になったらよければ参考にしてみてください。

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