ジュンク堂池袋本店の企画でみつけた
『サイエンスシアターシリーズ』
さっそく図書館で借りてみました。



まずはじめに、
「力と運動編」から。

ほかには、
「原子分子編」
「熱をさぐる編」
「電磁波をさぐる編」
もあるのですが、いちばん
身近なテーマかなと思って。


『アーチの力学 橋をかけるくふう』
(サイエンスシアターシリーズ)

著者は、板倉聖宣 先生 (1930年生まれ)
東大大学院を卒業後、国立教育研究所に勤めて
「仮説実験授業」を提唱した理科教育の第一人者。

目次は以下のとおりです。


第1幕
紙の橋と鉄の橋

白ボールの橋の上にトラックを走らせる/橋をもっと強くするくふう/鉄でも「エ」形,「H」形にすると強くなる/紙や鉄を筒状にしても強くなる/大昔の人びとがかけた橋

第2幕 
石で橋をかける方法

石で橋をかけるには/積木の長さより長い積木の橋をかける方法/せりもち橋/アーチ橋/発泡スチロールで組み立てたアーチ橋の実験/コンビーフの缶詰も台形をしているけれど/〈紙ねんど〉を切ってアーチ橋をつくったら/〈レインボー・アーチ〉というオモチャ

第3幕
アーチの歴史と力学

古代ギリシャ人の石の遺跡と古代ローマ人の石の遺跡/古代ローマの建造物はなぜ強いか/立派なローマの水道橋/通潤橋の模型を壊して組み立てる/アーチは半円形をしているから強いのか/いまもいろいろなところに使われているアーチ構造

第4幕
吊り橋と自転車の車輪

車を走らせる巨大な吊り橋/巨大な斜張橋/吊り橋と斜張橋では,どこに最も力がかかっているか/自転車のスポークのなぞ/自転車のスポークは吊り橋の鋼の役目をしている?/自転車の車輪の分解

第5幕
反力の不思議 

力を出すのは動物だけか〈力のおよぼしあい〉の研究/科学映画〈力のおよぼしあい〉/両方から引っ張られていたバネの片方を板に結びつけると……/太くて頑丈な柱にバネをつけると……/〈板や柱の出す力〉と〈板や柱にかかる力〉/〈力と反力の法則〉=〈作用・反作用の法則〉/両端を引っ張るか,一端を引っ張るか


全体で113ページと薄く、
難しめの漢字にはふりがなが
ふってあって、小学生でも
十分読みこなせそうです。

理科好きな子にはおすすめしたいですね。
適性検査の出題テーマにもなりそう。
巣鴨の理科の先生が推薦されていました。

一冊2,000円と価格がやや高めなので、
まずは図書館で探してみるとよいかも
しれません。