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本「失われた時を求めて 5」プルースト

失われた時を求めて(5)――ゲルマントのほうI (岩波文庫)

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ここから三冊が第三篇「ゲルマントのほう」になります。

「私」たち一家がゲルマント家の敷地のアパルトメントに引っ越してきたところから始まります。

思春期真っ盛りの「私」は今度は社交界のスター、ゲルマント公爵夫人に熱を上げてしまいストーカーの如く街を散歩しては挨拶して夫人に嫌われます。www

前作で友人になったサン=ルーは夫人と親戚ということで下心だけで友情を利用しようと友人の元を訪れたりします。www

サン=ルーは軍人で仕事もあったり自分も愛人のことで頭がいっぱいだったりするためこの巻ではゲルマンと公爵夫人との仲は縮まりません。

「私」はサン=ルーの愛人と会うことになりますが実はその愛人は以前娼館で見た娼婦でした。「私」はそんな事実に恋心がいかに主観的な幻想なのかということを改めて考えます。

相変わらず大雑把に端折って書くとなにがなんだかわかりませんが。