今日は月に一度の不燃ごみの日。

 

何も出すつもりはなかったけれど

いつもより早く目が覚めると

ずっと使っていなかった炊飯器を

処分する気になった。

 

夫が亡くなってから

ご飯を炊く量が少なくなり

美味しく感じなくて

炊飯器ではなく鍋で炊くように。

 

夫の食事やお弁当を作る為に

毎日使っていた炊飯器。

 

思い出が沢山あって

その思い出が一人の今は辛く

自分だけの為にご飯を炊くのが

本当に嫌だった。

 

だから鍋で炊くようになり

炊飯器を使わなくなって約2年。

 

壊れたわけではないし

もしかしたらまた使うかもと思って

置いていたけれど、

結局使う事もなく

今朝処分する気になった。

 

10年以上夫の為にご飯を炊いた炊飯器

処分することに寂しさはあるけど

洗濯機を買い替えた時より辛くないのは

夫が入院し食事を食べれなくなって

夫の為に食事を作る事が

減っていたからだと思う。

 

白血病で入院中毎日病院から

洗濯物を持ち帰って洗濯し

最期に夫が着ていたパジャマや

使ったタオルを洗濯した洗濯機とは

思い入れが違う。

 

その洗濯機も炊飯器も処分し

夫と暮らした家の中が

少しずつ変わっていく。

 

それがとても哀しい。

 

 

いつもありがとうございます


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