西日本＝東日本からみると異国説（逆もまた真）

みなさま、こんにちは。北川です。

最近、名古屋出身～東京進学・就職～大阪府豊中転勤10年～現在まで東京勤務の年長者と、東西文化の違いについて実体験をまじえ会話しました。初対面のわたしに熱のこもったお話をされると、今なにかしら伝えたい渾身のメッセージを強く感じるものです。自分の中の大切なもの。ちなみにですが、、わたしは父母親族郎党に関西人しかおりません。

その御仁には、豊中の民がじつに情深い、いまもって愛すべき信用する仲間である。本音で話し合える最愛の友人たちであるようです。案外これは人生にそうはない僥倖とおもいます。赴任初日、曽根崎のお好み焼屋で頼んだ割りばしとマヨネーズを投げつけられる洗礼のはなしもしてくれました笑（☜よそものに店のルールを強制するなんぎなチャンバー。汎用ともいえる彼女ルールとはヘラでたべる、マヨ禁止。最下部画像ご参照）

ちなみに、わたしの信頼する友人に大阪で活躍する弁護士Sくんがいます。ごぞんじのとおり、我が国では司法試験に受かると司法修習生の身分となり1年間法務省から指示された地方勤務で研修をうけます。Sくんは横浜の生まれ育ちで23年間神奈川からでたことがなかったのですが、1年過ごした大阪の地を大層気に入り、イソ弁を経て自分の事務所を南森町にかまえています。大阪にすみ25年経つと、イントネーションまで流暢な大阪弁をはなし、気質もやらかい人物になります。東大法卒でこれほど腰の低い士業先生もおりますまい。

以下ご参考までに。

関東と関西の連綿とつづく大きな違いを、3つ挙げます。

１　西　自分をネタにウケをとる（あほ自慢）

　　東　人をいじくりネタにする（ばかにする）

２　西　「自分」はあなた、おのれは「ぼく」（女性は、うち）

　　東　他者が「あなた」、おのれは「自分、俺」

３　西　かっこいいよりも、おもろい人がもてます

　　東　カッコいい人は、面白く無かろうともてます

　　　　※関西では見た目だけでつまらない人を「ええかっこしぃ」とあほ呼ばわりする

無論これだけではないのですが、西日本の人物や言葉には、他者をけして突き放さないやさしさ、緩衝材/クッションが含まれています。そして西日本は関東とは違うまるで異国、言葉も文化も違う。あらためてそう思います。わたしは墓所が京都のため度々参りますがまあ楽しいです。人も風土も。

前述のかたは、いまもいつでも昨日会ったかのように連絡・会話できる大阪の仲間は大切で、毎年再会するため京都へ遊びにいかれるそうです。

わたしより年長のそのエグゼクティブは、サラリーマンが長いだけに「本心で話し合える友人・知人」の有り難みを、おはなしの内容から感じました。

信頼とは、喧嘩してもぼろくそ文句をいわれようとも、自分が信じる人物相手との対話を通じ生まれるものとつくづく思わされます。親しい人にしかそもそも否定の言葉はなげつけないもの。数多の苦労を乗り越えたパイセンから楽しかった、いまも愛すべき人達のエピソードをまじまじ聞かされると、社会における自分の存在とは周りの人に生かされ成立するものと、なお一層感じ入ります。

先日、とても優しかった兄貴のような職人さんが不意に天国へ召されました。信じられぬ思いで一杯、笑顔を見れなく二度と話せないのは悲しい限りです。せめてわたしにできる供養とは、かつての兄ぃに褒められるくらい毎日機嫌良くいられる準備や努力を怠らない、それしかありません。

Ｋさんが天国では具合が悪いこともなく、おだやかな心地でいられることをただ願うばかり。つつしんでお悔やみを申し上げます。

毎々拙文ご精読をありがとうございます。